スーパームーンについて調べてみまして、、 | しろグ

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白金高輪地方、曇りがちの晴れです。

今宵は天気が崩れるとのこと。
皆さま、雨降りに遭われませんよう。

昨日はスーパームーンとかいう現象でFBも賑やかでしたな。不勉強ながら、ただ月が大きく見えるということしか知りませんでしたので、なぜ大きく見えるのかなど、いろいろと調べてみました。

と思ったら、天文学系のサイトに「スーパームーン」という言葉が見つからず、「ん?」と思っていたら、スーパームーンという言葉は占星術に由来するそうな。天文学ではこういう現象には『近点惑星直列』『近点満月/新月』という言葉が使われているとか。

天文学的には『太陽-地球-月系において、月が地球に対する近点(近地点)にあると同時に、太陽と地球に対し月が衝(望)となった時の』月のこと。なるほど。近点の満月は、遠点のものよりも最大14%大きく、30%明るいとのことです。

冲天にある時に肉眼で14%の差を認識出来るかわたくしめには自信がありませんが、3割も明るくなればなかなかの光度アップですな。しかしこの数字って、遠点(406,000km)にある時と近点(357,000km)にある時との差。地球と月との平均距離は384,400kmなので、この差はもっと小さくなるんでしょう。

また、地球への影響ですが、明るさだけでなく、潮汐力が変化するとのこと。その力は平均で19%強まるそうですが、これがどのくらいの力かというと、潮汐の変化は最大でも10cm程度だそうです(※出典には「数インチ」とあり)。

スーパームーン後には大地震が訪れるということも言われているのでそれも調べてみましたが、スーパームーンと大地震との関係を示す証拠はないそうです。大地震なんて月との距離や見え方にはまったく関係なく世界中で起こってますしね、、

そうだ。月と言えば夏目漱石の「月が綺麗ですね」ですかな。「I love you」を「あなたを愛しています」と訳した学生に「日本人はそんなことは言わない。月が綺麗ですね、くらいにしときなさい」と言ったとされる逸話です。

これ、どうも出典は不明で、その出典も戦後に出てきたものばかり。よってこれは後世の創作だとされているとか。なるほど、そうでしたか! そう言えば、ニュートンがりんごから木が落ちたのをみて「万有引力の法則」を思いついたというエピソードも後世の創作でしたな……

ちなみに、そのエピソードの真偽に関わらず、ニュートンの万有引力の法則を用いて月の軌道運動はほぼ完璧に計算出来ます。三体問題を考慮しないでいいのなら、ですけど。

などと、月について調べていたらいろいろと面白いことが出てきますな、、、キリがないのでそろそろ仕事に戻ります。。

それでは皆さま、いい午後を!

※画像は平均的な月の大きさ(左:2010年12月20日)とスーパームーン(右:2011年3月19日)/Wikipediaより