新宿の夕焼け | しろグ

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昨日、久し振りに新宿に出かけた。

伊勢丹新宿店の2階にある『Luxeslux』というファッションブランドのキャンペーンに友達に来てもらい、ちょいと協力をしていただいた、、、という次第なのだが、伊勢丹は休日に行くといつも混んでいる(そうでない百貨店もある。。。)。それに新宿界隈は祭だったようで、西口辺りには熊野神社の臨時社殿が出来ていた。その時に撮ったのがこの夕焼け。日暮れで黒々としてきたビル群の向こう側に見える夕焼けはなかなかのものである。

昼日中は太陽からの光の長い波長(約700nm)の赤色光などは大気中を直線的に通過し、太陽を見ている人の視野には光源である太陽の見た目の大きさの範囲に収まってしまうが、短い波長(約470nm)の青色光は大気の熱的ゆらぎにより散乱するため、晴れた日の空は青く見える。

それが夕方になると光線の入射角が浅くなり、大気層を通過する距離が伸びため、青色光は障害物に衝突する頻度が増し、かえって吸収されるなどの要因から地表に到達しにくくなる。代わって黄(約580nm)、橙(約610nm)、赤などの長波長光線が散乱され、太陽が沈む方向の空が赤く見えることになる……のが夕焼けの原理である。

$Landscape and portrait ver. 2
 ※地球・新宿の夕暮れ

ちなみに、火星では大気による短波長の散乱よりちりによる長波長の散乱のほうがすごいため、ピンクの空と青い夕焼けが見られるとのこと。

$Landscape and portrait ver. 2
 ※火星の夕暮れ(無人火星探査機スピリットより撮影)