第3回公演では、メンバーもガラっと変わり、新しく3人の方が入団した。
先に述べてしまうが、実際の公演では
団員9人、客演1人(芝居のみ)の計10名での公演となった。
新団員は、
娘役のG氏、男役の音さん、娘役のR氏。
3人とも実力のある方々だ。
特に同じ男役の音さんはしなやかななダンスと高い身長が非常に羨ましかった

台本が出来上がり、役柄にビックリした。
オカマ役…


本当になるとは思わなかった。
実は、第2回公演が終わってすぐに、代表に次はどんな役がやってみたい?と聞かれていたのだった。
私は、冗談で「オカマをしてみたいです」と答えてしまっていた。
しかし、台本を読み進めていくと、なんて切ないオカマ…。
役柄を知って、俄然やる気が出てきた。
私は決して演技は上手くはない。だからこそチャレンジしてみようと改めて思えたのだった。
それからは、オカマの研究をしまくった。
意味のわからない表現だが、女が男になりながら女をする。仕草や声の出し方など最初はどうしたらいいのかわからなかった。
そこで、参考にしたのは、当時頻繁にTVに出ていた「かばちゃん」(≧▽≦)
ニューハーフのように完璧に女にはなってはいけない。お客様がオカマだとわかる演技をしなければならなかった。
そこで、私は声を野太くするところは野太くし、女らしい仕草と男らしい仕草を要所要所に取り入れることにした。
今回は、お芝居の中でもソロの歌を頂き、練習しまくった。
さて、ショーでは前回の倍に値する香盤だった。
しかし、ソロの場面を頂くことができた。
1人の女を一途に想う男。しかし、彼が愛している女は自由をこよなく愛する人間。彼以外にも男がいた。何をしても自分だけを見てはくれない彼女。何故、自分だけを愛してくれないのか苦悩する…といった男の役だった。
しかし、まず歌が非常に難しかった。
また、場面設定の役作りもなかなか捉えることが出来ずに、毎回のお稽古では、ただただ場面をこなすだけだった。やっと掴んだのは、本番直前。
恋愛豊富な人なら苦労はしなかっただろうが、恋愛なんて全く無知の私には時間がかかってしまった。
そんなこんなで、お稽古は進んでいった。
この第3回公演のお稽古で記憶に残っているのが、娘役のT氏にふと言われたのだった。「トムくんとお稽古してるとすんごい触発される」
嬉しかった。優しいけど、結構サバサバしている方だったので、そんな温かい誉め言葉が嬉しかった。
やっぱり、真剣に頑張っている姿って人に伝わるものなんだと改めて知った瞬間だった。
そして、衣裳作り
今回も様々な方にお世話になった。
もちろんA氏には前回以上にご迷惑をおかけした

この時は大学3年生で、キャンパスも変わり、たまたまA氏の家の近くといえば近くだが、歩いて30分の距離の場所に住んでいた。
だから、A氏の家で一週間に数日、夜遅くまで衣裳を作らせてもらい、終電はとっくになくなった頃に暗い夜道を歩いて帰っていた。
帰宅途中にあるオリジンがあり、大変お世話になった(笑)

お弁当&エビブロはお馴染みの組み合わせとなった(笑)(笑)
しかし、あんな夜中によく女1人で帰ったものだ。今では考えられない(((((゜゜;)
そして、あっという間にドレリハ、舞台稽古、スタッフ打ち合わせが終わり、本番をむかえたのだった。
実はこれが、この劇団での最後の舞台となった。
Android携帯からの投稿