全国には700万人以上のパチンカスがいますが、その中のほとんどが善玉パチンカス。一時的に感情的になり、ATMダシュをすることもありますが、借金までして打つ方はそこまで多くなく、とある調査では、18~70歳の男女のうち直近3年以内に借金をした割合は7.4%で、その中でギャンブルの元手にするための方は9.5%。パチンコ含むギャンブルが原因の方の割合は1000人に7人程度の計算になります。こう見ると少なく感じますが、約143人に1人と考えると、全国どこのホールにも数人はいると考えられます。

 

 パチンコの元手のために借りた方は、ガチの立ち回りをしない限りパチンコで返すことは不可能。パチンコを続けていくと2社目3社目と増え続ける可能性もあり、最終的にはどこからも借りれなくなり、悪玉パチンカスへと変貌することも。また、パチンコは一応娯楽ですので、仕事のストレス解消のために来たけど、負けて逆にストレスが溜まることもあり、ストレスの特化ゾーンで精神崩壊。結果、とんでもないことをしでかすパチンカスもいます。

 

 今回は最近起きたパチンカスニュースを届けしたいと思いますまず。3月21日のニュース、兵庫県のパチンコ店で17歳の少年2人が遊技客の財布を盗んで逮捕という事件。手口として、高校2年の少年が遊技中の男性に話しかけ、気をそらしている隙に、17歳解体工の少年が財布(現金約200円在中)をパクったということで、少年2人は容疑を認めているとのこと。

 

 

 この内容で気になる点が2点ほどあり、財布の中身が約200円という点。つまり被害男性は札は全てサンドに投入、最後の望みをかけた勝負中だったと考えられます。もしかしたら後でATMダッシュの予定だったかもしれませんが、札がなくなるまで打つ、パチンカスの哀愁が漂っています。

 

 そしてもう1つは犯人が17歳という点。パチンコ店は風営法で18歳未満の立ち入りは禁止されており、18歳未満の者は営業所に立ち入ってはならない旨を入口に表示するよう義務付けており(風営法18条)、客として立ち入らせることも禁じている(風営法22条1項5号)とあり、もし18歳未満の者を営業所に客として立ち入らせた場合は、刑事罰として、1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金又はこれの併科となります。ここでポイントなのが客として立ち入らせた場合。風営法的には客としてはダメで、客じゃなければ大丈夫と解釈することもできます。今回の事件に関して、ホールには「年齢確認を徹底して」ぐらいの注意で済んだ可能性もありますが、この判断は警察がすることで、所轄によっては全て禁止というところもあるようです。

 

 過去には小学生がトイレの天井手前で、パチンコ店に「トイレを貸してください」と言ったところ、18歳未満は入れないと断り、小学生は天井に到達、全放出したこともあったようです。ただ、風営法的にはトイレを使うのはパチンコを打つ目的ではない、目的外利用のため違反にはならないとも取れるわけですが、後で「警察になにか言われたら面倒だから」と、18歳未満はお断りというホールが多いと思います。三重県のオールナイトは、参拝客のトイレ利用のために営業してるわけですが、18歳未満の立ち入りが禁止されているのであれば、完全意味のないオールナイト営業とも言えます。

 

 3月26日のニュース、パチンコ店で当たりが出やすい台の情報を漏らし、元店長の男性と知人女性2人に賠償命令、というニュース。元店長の男性が2019年に、当たる確率が高いスロット台を知人女性2人に伝え、不正にメダルを入手していたということで、男女3名に対し約342万円の損害賠償を求めており、元店長らは情報漏洩はしていない、解雇されたのは不当解雇に当たるなど言っていたようですが、25日の判決で男女3名に対し約165万の損害賠償を支払うように命じた。

 

 また、記事には119台中5台以下しかない当たりが出やすいスロット台の情報とあり「119台中5台しか高設定がないのはぼったくり」などのコメントが多く「当たりが出やすい台ってことは不正している」アホなコメントは意外と少なめ。ちなみに119台中5台は4%程度、この「当たりが出やすい」の設定は分かりませんし、特定日なのか通常営業かも不明ですが、仮に通常営業で6とした場合、4%は優良店。これが特定日だけだったり、456とした場合はクソホールという感じです。

 

 

 3月30日のニュース、パチンコ店に忍び込んだ23歳の中国籍の男性が逮捕。警察によると、営業中に男が、遊戯と関係ない部屋に入ったことに気づいた店員が、警察に、配管がある部屋に入っていったと通報。警察が捜索するも見つからず、防犯カメラを見ても天外に出た姿もない。その後、6~7mの高さの天井裏まで調べると、潜んでいる男を発見し逮捕。侵入した目的などは明らかになっていませんが、従業員が全員帰った後に、遊技台に何か仕込もうとしていた、もしくは金庫などから金をパクろうとしていたなど考えられますが、もし仕込もうとしていた場合、さすがに単独ではないでしょうから、裏にはゴト集団がいることになります。今は遊戯台もホールもセキュリティが強化されている中での犯行となれば、相当の天才を抱えている可能性もあり、犯罪集団はもっと別のことに頭を使い社会貢献してほしいものです。

 

 

 いつも言ってはいますが、置き引きやICカードの窃盗は全国7000店舗近くあるパチンコ店で、毎日のように起きています。盗まれることも相当だるいですが、それ以上にだるいのがその後に店員に報告したり、警察に行ったりなどの手間を考えると、貴重品の管理はしっかりするようにしましょう。

 

 

 

 

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