今回は「株で負けてしまう人の特徴3つ」について紹介します。あくまで個人的なイメージではありますが、特に最後は重要なポイントだと思っています。

 

①判断がとにかく遅い 「判断がとにかく遅い」という特徴。例えば、昨今のように株価がどんどん上がっていってしまう状況で、いつまでも買うかどうか悩むのはNGだと思います。また、こういった状況で「下がったら買います」という考え。決して悪いというわけではないんですが、相場の状況を考えて、すぐ判断して行動する、こういったことも必要だと思います。


 強い株に対して「下がったら買います」のは良し悪しで、例えば、じわじわずっと上がってる株に対して「今は上がってるから買えない」と考えてしまうと、本当の買い時を逃してしまうかもしれません。最初に買っていれば利回り5%以上が、どんどん株価は上昇、高値更新も続き、高値圏で下がっても利回りは3%、仕方がなく買う時は旨味が減っているそんなケースも散見されます。特に強い相場では「良いと思ったらすぐに買っていく」このくらいの方が上手くいくと考えています。

 

 

 ビギナーさんがよく言うのは「自分が買ったら下がる」ですが、その原因は「自分の判断速度」にあるかもしれません。強い株であっても、株価が上がって魅力が薄れてくれば売られてしまう可能性はあります。そういう意味では、確かにいつかは下がりますが、大事なことは「現時点の株価から上がるかどうか」であってチャートが上昇トレンド、下落トレンドかではありません。「株価が下がったところを買う」のが目的ではなく「旨味がある株を旨味があるうちに買うこと」これが目的だと思います。

 

 今までの経験振り返っても、判断の遅さは良い結果を得づらいと思っています。「買いでは高みの可能性」「売りでは塩漬けの可能性」につながります。これを未然に防いでいくためにも、自分のシナリオ大事ではないでしょうか。例えば、買いであれば

 

「ここまで下がるかどうか様子見したい」

 

が、逆に

 

「ここまで上がっていってしまったら想定以上に強いのですぐに買ってしまおう」

 

こんな感じです。それが分かれば苦労しない、と仰る方は必ずいますが、あまり難しく考えず「直近の安値・高値」そこを見て考えると良いと思います。例えば、こういったチャートで「どこで買っていいか分からない」と思いますが、月足上1000円若しくは1000円割れで拾われ、安値をつけ、長い下ひげを引く傾向が分かります。流れ的にもボックスと考えれば、上がっていけばすぐ買って良いと思いますし、1番高い1400円の節目を抜けるようであれば、強いと考えて、ブレイクも狙っていけると思います。

 

 実際にこの銘柄は、ボックス高値を抜けて一気に上がっていきました。この銘柄は都合のいいチャートを見つけてきたのではなく、このような銘柄はゴロゴロあります。仮に自分がこの銘柄を良いと思い、1400円の節目を抜けた瞬間は迷わず買うと思います。こういった長期の節目を超えていく流れは強い材料がないと起こりづらく、安値・高値の位置に加え、過去の傾向から節目を考えることも大事ではないでしょうか。

 

 

 このように述べましたが、毎回正しい判断ができているとは思っていなく、値動きの動きを分かってるわけではありませんが「分からない・不安な状況でも買いを入れていく」そういった違いはあると思います。ある程度、自分で見切りをつけて何かしらアクションを起こしていかないと、いつまで経っても何にも進まず、好地合いで損をしてしまうことになりますから、最終的に遅い段階で乗ってしまうのであれば、その銘柄を見つけた瞬間に乗っていく考えも良いと思います。不安があれば、買う量を調整したり工夫していけばいいだけなので、好地合いに上手く乗れない方は意識してみてください。

 

②強い相場なのに逆張りをする 「強い相場なのに逆張りする」これは特に小型株に言えることですが、負ける人に多い特徴だと思います。シンプルに下がる株は個人的にお勧めできません。例えばこういったチャートで、連日安値更新をしてる期間があります。ビギナーさんに多いのは「かつてのスター銘柄」を拾うパターンだと思います。

 

 

 確かに、株価が何倍にもなってる銘柄が下がった時は「お買い得」と思ってしまいがちですが、その時点で上がる理由もなければ、資金が抜けてきているケースでは負けやすいと思いますし、含み損で捕まった投資家さんも溢れかえる状況になりがちです。加えて、信用買い残も溜まり、信用取引で含み損を抱えてる投資家が増えていることにもなりますので、まずい状況です。やはり強い相場のセオリーは順張りだと考えています。

 

 「相場が強いから下がってきていた銘柄にも資金が入る」という考えもありますが、これはあくまで上昇相場の中盤線、終盤線というイメージがあります。最初は上昇の先導株が上がってる時期を狙って買っていいくのが重要です。

 

 逆に弱い相場であれば、「弱い相場であっても上がっていく強い株に乗る」もしくは「弱い相場で下がっているけど、割安・好業績で今後上がりそうなバリュー株を仕込んでいく」が成り立ちます。例えは、チャートのこの部分、今まで順調に上がり、かつ割安・好業績・利回りが高い銘柄がドカッと落ちた時に買ってあげる。

 

 

 個人的には、逆張りするのであれば、中大型で業績や配当が伸びている銘柄がおすすめです。1番ダメなのは得体の知れない小型株で、認知度もなければ、材料もない、おまけに業績も悪い、そういった不人気の小型株は損をしやすいと思います。

 

また明日も紹介しますので、良かったらチェックしてみて下さい。