本日紹介する映画は『ゴールデンカムイ』明治末期の北海道が舞台で、アイヌの埋蔵金を巡る争奪戦がメインの大ヒット漫画。主人公は「不死身の杉本」と呼ばれる、日露戦争での活躍が伝説になった杉元佐一。彼が一攫千金を狙って北海道で砂金取りをしてるが、ふとしたことからアイヌ民族から奪われた大量の金塊の話を耳にする。その金塊「のっぺら坊」という奴が盗んで、捕まる寸前に隠してしまったが、、、その場所を暗号化し、24人の囚人の体に刺青として掘り込んだ。杉本はその金塊を探し出そうと動き出す。最初はそんな話信じてなかったが、野生のヒグマに襲わたところをアヌの少女アシリパに救われたことから、杉本の運命は大きく動き出す。

 

 アシリパからしたら大量の金塊奪われており、彼女の父親がその金塊を奪った男に殺されてるので、物語には個人的な側面もある。そして、物語には他にも興味深いキャラクターが出てくる。大日本帝国陸軍の鶴見篤四郎中尉、戊辰戦争で死んだはずの新撰組副長・土方俊三も金塊の行方を追っている。この作品はただのアクション冒険ものじゃなく、歴史と伝説が交錯する中で、それぞれのキャラクターが持つ目的や信念が深いドラマを生むヒューマンドラマでもある。

 

 キャスティングもめちゃくちゃ豪華で、山崎賢人が杉元佐一、山田杏奈がアシリパ、そんな2人の脇を固める眞栄田郷敦、工藤阿須加、玉木宏、舘ひろしなど、個性豊かなキャラクターたちを演じるキャストが揃ってる。監督が『HiGH&LOW』シリーズの久保茂昭、アクションシーンがどんな風に描かれるのか、我々の想像を超えて欲しい。

 

 キャストも監督も実力揃いで、映画の完成度が本当に高そうなこの作品の感想は「これから漫画を原作にした映画制作は、この作品を参考にしなさい」と、それぐらい素晴らしい出来栄えでした。

 

 この映画はアニメで言ったら5話の途中ぐらいで終ってるが、140分の上映時間ではある程度端折って10話ぐらいやりそうだけどだ、だからこそ実写化映画市場トップレベルの完成度を誇る。冒頭、ロシア兵に突撃するシーン、飛び込んでロシア兵に突撃する山崎賢人を見て、あこの映画は神作だと確信した。冒頭で心を鷲掴みされた分、どうせ後半は手を抜いた演出なるんだろうと思ってたが、そんなこと全くない。細かいところまで本当に作り込まれていて、原作知ってる人はもちろん、原作知らない人でも絶対食いつく素晴らしい出来栄え。

 

 それに俳優人の原作再現度と、動物のCGクオリティも最高レベル。個人的に鶴見篤四郎を演じた玉木宏と熊のCGは見応えがあった。そんな絶賛作品でも酷評点は、しいて言うならアシリパ役の山田杏奈にもっと顔芸を見せてもらいたかったことと、白石がもうちょっとおちゃらけた感じだったらより良かった。この作品見に行こうか迷っているなら絶対に行った方がいいです。

 

 

 

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