今年の9月に、ホール関係4団体が、業界として禁止とする広告宣伝についての通知文を出し、晒し屋終了とも言われてはいましたが、SNSを見ると、ホールからお金をもらっているかは分かりませんが今でもちらほら見かけます。昨年の頭に10年ぶりに広告規制のルール変更があり、広告規制緩和とも言われましたが、イベントを告知していいわけではなく、こういうのならOKという感じのふわっとした内容で、ホール関係者さんは「どこまでならいいのか」と思ったことでしょう。

 

 規制緩和はと言われる理由として、周年の告知や、おすすめ機種の表示、7図柄が揃っている状態の遊技機が表示可能、メーカーが出している遊技機の性能を告知すること、出玉ランキングなのが可能になったことなど、告知可能なのが増えたことで、規制緩和と言われたわけですが、もちろん射幸心を煽る行為は禁止で、例えば周年告知で特定の機種のキャラを表示させる、日替わりでおすすめ機種を変えるなどは不可能。この射幸心を煽るというのがふわっとした感じですが、パチンコホールの方々はとんでもないアイデアでなんとかおすすめを伝えようとしましたが、昨年9月にはホール関係4団体が業界として禁止とする広告宣伝についての例を発表。

 

 この時は全部で13の違反事例が出され、いくつか例をみますと

遊戯結果を該当営業所以外の単位で表示

 これはグループ店全てを合わせた出玉ランキングを作ったという感じで、そのホールで万枚が出ていなくても、どこかの店舗では出ているので、グループ店が多いほど遊技結果とんでもないことになります。

 

おすすめを日替わりで店内、SNSで表示

 例えば「毎週金曜はジャグラーコーナー装飾変更」の文言と金メダルをあしらったポスターを掲示。これは、ある意味毎週金曜はガロの日、というレベルですので当然アウト。中には「超別格」と特定の機種に書いていたというストレートな違反事例もあります。また、456の数字にはかなりうるさく、例えば「おすすめ台ゴロゴロ」などは「5・6」なのでアウトとなります。こうなれば完全に連想ゲームとなっており、今のホール関係者さんは、サメ・エビ・アンコウ以上のアイデアを出しています。

 

 

 そんな中、昨年12月12日にホール関係4団体から、広告宣伝で是正勧告を行った事例として、こんなものもあったよ的に、おかわりが発表されました。今回は23の例がありましたが全て紹介すると長くなるので、敵とにいくつか紹介したいと思います。

 

 まず、自店SNSで「毎月6の付く日のみ、殊更パチスロを強調した抽選入場を告知し、高設定遊技機の設置を示唆した」殊更という意味な内容ではありますが、特定の日だけDMや公式LINEが送られてくる、というのはよくあることですので、明日10時オープン、9時から整理券配布。ぐらいなら問題ないと思います。

 

 店長ブログで「一部の文字を大きくすることで陰語として用い、遊技機の1/3の設定が456であることと、設置機種の案内の組み合わせにより特定遊技機の設定状況を示唆する文章を表示した」これは「1/3」「指」「五」「口」の文字が大きくなっていたということで、ここだけ抜き取ると「1/3、456」となります。暗号のような感じではありますが、さすがにあからさまですので、アウトということでしょう。

 

 「店内ポスターで、キッチンカーの販売新商品を全種ゴロゴロ全部と強調した紹介を行い、設定5・6が全機種に入っていることを示した」やはり「456」関係は危険。ただ、今でもは来店系は、告知可能なところも多いので、芸能人の伊藤四郎さんや岸谷五郎さん、野口五郎さんなどを使えば解消できるかもしれません。元プロ棋士加藤一二三さんはやめておきましょう。

 

 「店内ポスターを呼び自店SNSで、国民的行事でも営業法人の記念日でもない店長の誕生日を表示した。合わせて該当日に「やらかしちゃう」や「超やらかしちゃう」という表現を隠語的に使用し、高設定遊技機の設置を示唆した」国民的行事でも営業法人の記念日でもないというところがポイント高めで、逆にやらかしちゃった例と言えるでしょう。

 

 「店内ポスターで、当該店舗ではないグループ内1店舗の記念日を、グループ全店で周年記念として告知していた」これは9月に出された遊技結果を当該営業所以外の単位で表示、に近い感じですので普通にアウトでしょうが、法人の創業は問題ありません。


 他にはおすめ機種を日替わりで掲示や、SNSなどで公約系イベントのマークを表示させ、設定状況示唆などは全てアウト。団体側も公約系イベントは認知しているので、そのうちこの辺も問題になるかもしれませんが、その辺は今回は出ていませんでした。

 

 

 閉店ラッシュで明日は我が身という業界で、少しでも集客したい、ライバル店より出すところを見せたい、と考えるのは当然と思いますが、やりすぎると自分の首を絞めることになり、そのうち何でもかんでも禁止になる可能性もあります。来店や取材が集客のツールとなっていますが、最近は特に強い日はめちゃくちゃ強く、通常は本当にクソというメリハリのあるホールが増えてきています。そのため得をするのはその日だけ来る客で、常連はぶっこ抜かれるだけ。

 

 もちろんユーザーからすれば、出す日が分かるのはプラスでもありますが、仕事終わりや休みの日にに打ちに行く方が大半で、特定日に差枚がすごいことになったと言われても「そうなんだ」程度で、逆にそれだけ出すホールだからと言って、何もない日に行ってクソ営業。ホールとしてはそれが狙いではありますが、やはり養分の方が年々減っていっているのは問題で、資金力のある法人なら問題ないでしょうが、パチンコ業界全体を見ればあまりプラスではないと思います。

 

 今回正勧告されたホールがどこか分かりませんが、限界ホールの必死な抵抗だとしたら、それはそれでかわいそうな気もします。正直、養分からすれば並びの多い特定日よりも、ボーダー±ゼロもあれば普段より遊べるから結構満足する方も多くいます。そう考えると、日替わりおすすめで毎日特定の機種はボーダーぐらいという、イベントとしてガセではありますが、常連からすれば意外とありがたいので、それぐらいはありな気もしなくもありません。それを可能にすれば業界人は何をしでかすか分からないので、いっそのこと違反店舗は数日の営業停止ぐらいにすれば、しょうもない告知もなくなるかもしれません。国民的行事でも、営業法人の記念日でもない「店長の誕生日」を表示はおもしろいので、それぐらいグレーの方が色々楽しめて良いと思いますが、、、

 

 

 

 

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