超低コストで日本の高配当利回りの銘柄に分散投資がしたいというニーズに答えた「SBI日本高配当株式」について紹介しようと思います。SBI日本高配当株式分配ファンド(年4回決済型)は信託報酬が年0.09%と国内株式ファンドとして信託報酬単独最安というのが大きなポイントとなります。


 現時点におけるモデルポートフォリオとしてはこちらが公開されています。産業用のベルトを作っている三星ベルト、建設関連の安藤・間、配電盤、制御版を作っている日東工業、日本タバコ産業、ソフトバンク、商船三井、サンゲツなどが入っています。個人的に高配当で良い銘柄だなと思う反面、ちょっとリスクも高く個別1銘柄で買うのはどうかなという銘柄もある印象を受けたので、このようにポートフォリオを組んでくれてるETFで分散投資ができるのはメリットを感じやすいと感じます。

 

 

 ファンド設定当初は30銘柄を選別する予定ですが、モデルポートフォリオでは予想配当利回りが4.57%と市場平均を大きく上回っている他、予想PERは10.1倍と市場平均よりも3割以上割安と言える水準、市場対比での割安さなど、シミュレーションにおいて過去10年の運用パフォーマンスは年率14.4%の上昇でTOPIXを年率5.4%上回る資産結果となっているとのことです。銘柄の選定方法は東証に上場する銘柄の中で時価総額1000億円程度以上の銘柄の中で、流動性や収益性、ROEなどの定量指標でスクリーニングを行っているということが書いてあります。コーポレートガバナンスや企業としての将来性なの定性分析も加味して銘柄を絞り込んでいるということで、しっかり銘柄選定ができている印象を受けます。

 

 さらに、市場動向を見ながらポートフォリオ全体の管理を行うということで、4半期に1回以上の頻度でポートフォリオの継続的な見直しを実施するということで、今回が納得いかなかったとしても、またリバランスされた時にどういう銘柄が入っているのか、自分で納得いくタイミングで買うのも1つの戦略かもしれません。また、このETFを買った後も、そのポートフォリオがどう風に変化しているのかはチェックした方がいいと思います。

 

 より安定感を求めるのであれば「年0.09%のSBI日本高配当株式ファンド」に加えて、連続増配を続けている銘柄、アメリカ株の配当銘柄でも良いですし、日本の増配銘柄や財務がしっかりした高配当を組み合わせていくっていうのも1つの戦略になるかもしれません。また、この「SBI日本高配当株式ファンド」は楽天証券では買えないようです。

 

↓参考資料

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/fund/231130fund_01.pdf