みんなの金融資産がいくらあるのかを野村総合研究所の調査にレポートを基に調べてみました、

下の図は日本の家庭を5階層に分けてお金持ちがどれくらいの割合で存在しているか推定している資料です。それぞれ超富裕層、富裕層、準富裕層、アッパーマス層、マス層、純金融資産額で階層分けされています。純金融資産とは預貯金、株式、債券、投資信託、保険等の合計額から負債を差し引いたものです。不動産は含まれていません。

 

このデータを基にしますと、1億円以上持っているリッチな人は全体の2.4%としかいません。超富裕層の平均資産額は11億円、富裕層は1.9億円でまさにお金持ちの分類で、私のような庶民には全く縁のない世界だと感じてしまいます。

 

5000万円~1億円の準富裕層は全体の6.33%、平均資産額は7400万円となっています。6.3%というと、16人に1人の割合で、学校のクラスに1人か2人くらいはそれくらいの世帯がいた感じですね。

 

3000万円~5000万円の富裕層予備軍は全体の13.18%、平均資産額は4400万円です。これぐらい持っていると老後不安はなくなってくるのでしょう。

 

3000万円以下のマス層は全体の78.04%、平均資産額は1500万円となっています。一番下なのにずいぶん持っているな、という印象ですが、意外に資産を持っている高齢者と、まだ資産が少ない若年層が混ざっていますので、世代別で見た方が今いる自分の位置が参考になるかもしれません。 

 

それにしても、給料が上がらない今の世の中でお金持ちがなぜそんなに増え続けているのか謎です。中には悪いことして儲けている人もいるかもしれませんが、簡単な理由の一つとして株式市場が好調だったのが背景にあります。ここ10年で日経平均は約2.5倍(下チャート)、アメリカのS&P500指数は3倍に成長しています。まさに寝てれば増えるという簡単な相場だったということですね。

お金持ちたちは株を持っていると、加速度的に資産が増えていくというのを知っていたのですね。経済学者トマ・ピケティさんは、

「資産運用で得られる富は労働で得られる富よりも成長が早い」

ということを証明しています。資本主義社会が続く限りはこの方式は成り立ち続けるのでしょう。投資は短期的に見れば、損することも十分に考えられますが、長期で見れば間違いなく資産を増やすことができます。原資が少ないうちは実感が湧かないかもしれませんが、こつこつ時間をかけて投資を続けていれば、十分な資産形成を築くことがでます。

しかし、他人と比較してどうだとかではなく、自分らしく幸せに生きられるようにするためにはお金はどれくらい必要なのかを考えて行動していくことが大切です。

 

 

 

 

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