20240622  at  東京赤羽・青猫書房

「  うたにねがいを    Vol . 3  」


「川口真由美」と「佐藤GWAN博」のツーマン・ライブ………今回は「いなひば」のお話ではなくって、稲野個人活動のレポート。


思えば、2022年の確か10月、真由とGWANさんを引き合わせたのは俺だったのだ。

京都在住の真由が、俺たち「いなひば」も出ることになってた国会議事堂周辺でのロック・フェス「イットク・フェス」のため上京。んでもね、前夜、一緒にライブしてた俺や真由のもとに夜8時になって急に


「雨天予報なので、フェスは中止します…」


なんて流れた連絡……せっかく東京に来てた真由をそのまま返すのは忍びないってことで、お客さんで来てたPepitaさんの力も借りて、急拠、東京国立「かけこみ亭」でのライブを企画。

イットク出演予定者たち数組に声を掛けたけどもうひとつインパクトが…そう目玉がなぁ… ってことで思いついたのが……GWANさん……だった。

GWANさんとは大の仲良し、GWANさんもなぜか俺に興味を持ってくれてるし、好意を抱いてくれてる、それに丁度大好きな真由を、大好きなGWANさんに紹介したいって思ってたところだった……夜の10時を回ってたのにGWANさんに電話をかける…


「  ねぇ、GWANさん、明日用事ある〜⁇

空いてない〜⁇  」


「  空いてるよ  」


「  OK、んじゃさ、お昼前にギター持って、国立のかけこみ亭に来て!  んじゃね  」


言いたいことだけ言って切った俺の電話にもGWANさんは、ちゃんと応えてくれた!


んな訳でGWANさんと真由を引き合わせることに成功、2人はお互いのパフォーマンスを見て惹かれあってくれたのでした。


そして今回の青猫書房でのこの2組の組み合わせは2度目か3度目。

去年は、真由に内緒でGWANさんのサポートとして参加するつもりだったけど、俺の急用で流れた。今回は事前に真由からの連絡で、真由、GWANさん、両方のサポートで決定。



投げ銭ってこともあったせいか、予約で20名を越える勢い、当日も予約なしに来てくれた方々もいらしてお店は超満員状態。



GWANさんの弾き語りではじまったライブは、かこちゃんのサポートを交えたり、いつものGWANさんらしいマイペースでふにゃふにゃライブ。最近富に小さくなって来た歌声に誰からも文句などない、静かに耳を澄ませて聴けばいいのだ(笑)……でもしっかり俺の大好きな「マリー・ファーラー」も唄ってくれたよ。そしてGWANさんのご希望で「ハロームーン」と「私の自転車」に俺も参加。


かこちゃんも1曲、唄ってたな。


1時間くらいのGWANさんのステージの後、休憩を挟んで、「  川口真由美 with 加集 & 稲野 」。もう何回目だろか……真由とのステージ……初めては国会議事堂の前だったかな、以来、有明防災公園の憲法大集会でもやった、東京南千住・泪橋ホールでもやった、亀有でも、川崎でもやった、横浜にも行った、成田三里塚にも行った、奈良でも、京都でも……。

いつも特に深く練習も打ち合わせもせずにコード進行を教えてもらうだけ。あとはその日の3人の緊張感で作り上げる音楽……なんていうと聞こえはいいけど(笑)。でもね、稲野的には満足のいく演奏でした。歌い手の気持ちに寄り添い、盛り立てる演奏が出来たと自負してます…(笑)…自負してもしょうがないか、聴き手の、そして歌い手のとり方次第だな……んでもね、この日、打ち上げで、とある大先輩が………


「 いなちゃんのギターには " 唄 " がある 」


って、酔っ払いながら言ってくれたのはとても嬉しかった…









あ、そうそう、この日、真由の最後の歌の前に俺のいちばんの人気曲「 みんなの唄 」を5分くらいに短縮して歌わせてもらいました。これがまた、皆さんに大変評判が良かったのが嬉しかったです……(笑)

↓ は、きっと「 みんなの唄 」を唄ってる時の写真に違いない…    真由が真ん中で笑って見てる…



1時間強で真由のステージが大興奮、大盛り上がりのうちに終了。一旦、お客さんが捌けたあと、同所で真由とは旧知の間柄の「中島和也さん」という冒険家のアラスカについての講演の中で彼女が1曲唄うというので、その伴奏演奏。アラスカの雄大な自然とそこに生きる動物たちのお話は想像以上に面白くて、やっぱり何にしても現地に行き、実際にその地を、肌に感じて来た人たちの言葉は重い…



写真は、緑川さん、寛ちゃん、広田さん、よりさん、鴇田さん、KATOさん他より頂きました。どうもありがとうございました。