20240114  at  東京亀有・KID  BOX

「今年もよろしくライブ 〜

いなのとひら・のとこば & いくた まんじ 」


千葉成田の空港反対同盟さんの「旗開き」に(いわゆる新年の決起集会といった感じ)お呼ばれしての演奏で、今年のライブが幕開けしました。そして旗開きお開き直前にこの日 1/14、2ヶ所目のライブ地・東京亀有を目指して成田を出発。


亀有に着いたのが午後5時少し過ぎ、開演が6時だったから、共演に誘った「まんちゃん=いくた まんじ さん」と相方パーカッションの清水さんは既にセッティング中。

マスター・鷲見さんとなんだかんだの世間話をしてるうちにまんちゃんたちが先攻でライブはスタート。



まんちゃんは、確か俺よりも2つか3つ歳上、詳しいことはよく知らないけれど、2022年の東京有明での「憲法大集会」で実際に知り合ったんだと思う。俺なんかよりずっとずっと世界を、日本を見つめ、深く考え、発言し、行動する男、頼りになる男。反原発や反戦の集まりに進んで参加し、唄う、熱い男。  ガザ、ウクライナ、ミャンマー、香港……無意味な争いを止められない自分を、日本政府を憂い哀しむ…

そして、この日も時代を突き刺す熱い唄を約1時間にわたって聴かせてくれました。



「うた」という意味の名前を持つ女性の唄、癌で両目を失った絵を描くのが大好きだった少年の唄、それにヨイトマケの唄……  まんちゃんの「うた世界」は素敵です。いくつも経験、そしてそれに対する熱い想いが、そのまんま「唄」となって飛び出してくる。聞けば今は、集会的な場所でしか唄ってないという…もっといろんなところで唄えばいいのになぁ…



亀有KID BOXでのライブは、このところ、単なる偶然ではあるのだけれど、成田とダブルヘッダーになることが多い気がする、そのせいか、なんだかいつもバタバタする。それに小屋の持つ独特の雰囲気も手伝ってか、妙にリラックスし過ぎてしまう。

そんなこんなで今回も選曲がはっきりとしないまま、「いなのとひら・のとこば」のライブがはじまった(笑)。


テーマ 〜 タイトル未定 〜 反戦歌

お任せください

友だち

赤坂 自民亭

A・SO

嘘つき

岸田文雄内閣総理大臣

みんなの唄 〜 テーマ



なんの唄をやったのか、はっきり覚えていない、多分こんな感じだったんじゃなかろか。ご存知の方も多いかも知れないが、もしかしてここは「日本一狭いライブハウス」なんじゃないかと思う。それでもここには中川五郎さん、よしだよしこさん、村上律さん、ながいようさん……などなどフォークソング界の大物、レジェンドたちが好んで唄いにやってくるお店。

店内はそれこそおもちゃ箱をひっくり返したように乱雑にいろいろなものが並び、天井からはマスター鷲見さんが調整した売り物の高価なギターがたくさんぶら下がる、飲み物の入れてある冷蔵庫はステージっぽい部分の真後ろと真横、おつまみは皆さんの持ち込みのみ、トイレは2階にあるのだが、そこへ辿り着くのは至難の業、俺を含め皆、近くのパチンコ屋で済ます、規定の座席は8人も座ればそれでもう超満員な感じなのだ。



PAシステムもあるにはあるけど、「生音」でやった方がマイクスタンドに場所を取られることもないからいいのかも知れない。だから俺たちもここでは平野さんの小さなベースアンプひとつ以外、ギターも、唄も、コーラスも「生音」。元々「生音」こそ最高!って考えだから「生音」で出せるなんていちばんの贅沢なのです。

そしてそして、その狭さ故、お客さんとも異常に距離が近い。最前列の人なんて、それこそ膝を突き合わせてみたいな感じなのだ。この日最前列にいらっしゃった右田さんには俺の唾がたくさん飛んだかも知れない(笑)…そして、この「異常に近い距離」がお客さんとの垣根をぶっ壊し、妙な親近感や緊張感を産み出す。演者はMCというよりもまんま普通の会話をしはじめたり、リクエストに気軽に応えたり、まるで友だちの家で演奏してるみたいなライブになる…(笑)

今回もろくに選曲を決めてはいなかったこともあって、お客さんのリクエストで久々に「自民亭」や「ASO」を演奏した。

そんなこんなでこの日も無駄話をしながらの演奏、1時間半はやってたのかな…  勝手知ったる数少ないお客さんを前にまたしてもウダウダな時間となりました(笑)。



さて1月のライブ、今週末の1/20(土)は、東京清瀬の初めてのお店「 Cafe  Westwood  」。こちらは予約必至で…「  042-449-8287  」  か、「   090-9316-3812  」に連絡してください。



そして翌日1/21(日)は、いつもの東京曙橋「コタン 」に「  齋藤洋士  さん  」をゲストにツーマン・ライブです!!



皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します。


写真は、薮下さん、鷲見さんより頂きました。