20231216  at  港区産業振興センター
「  レイバーフェスタ 2023
                  〜 文化の力で跳ねかえそう!  」

ひと月半くらい前だったかな、レイバーネットに関わっているジョニーHこと疋田さんからオファーを頂きました。
結局、平野さんは都合が付かずでしたが、ふたり「いなのとひら・のとこば」でやらせて頂きました。

「レイバーフェスタ」ってもんがどんなものなのかほとんどわかってないままに迎えた当日、12月も真ん中を過ぎたというのになんだか生暖かい湿気を含んだ風の吹く俺的には暑く不快な土曜日。

「レイバー」ってのはね、ネットで調べたら、「労働」とか「労働者」とかって意味らしいです。つまりこのイベントは、レイバーネットという組織が主催する労働関係の問題点を提起した労働者の文化祭ってことだったのでしょう…  毎年、年の瀬に開催され、もう20年以上も続いているイベントだそうで今回も全国各地から140名を越える人たちがいらっしゃったようです。





午後4時開演、まずは韓国労働者を強く支援した日本人オザワさんのKBS制作のドキュメンタリーの上映にはじまり、俺たちの演奏、ジョニーHさんの難民、移民共生の歌や、ノレの会の韓国民衆歌謡の音楽コーナー、更に佐高さん選出の川柳、言いたいことを3分間ビデオにまとめた投稿動画のコーナーなどなど盛り沢山な内容でした。





俺たちの持ち時間は30分、勿論結果7分ほどのオーバーに終わりましたが、誘ってくださった疋田さんも「それは想定内」などと笑っておられましたし、2曲目以降お客さんたちも反応が目に見えてよくなり、盛り上がったので、楽しんでもらえたものと思っています…







テーマ 〜 反戦歌
お任せください
嘘つき
岸田文雄内閣総理大臣
みんなの唄 〜 テーマ



反政権な唄が果たしてその場に相応しかったのかは疑問ですが、諸々事情など知らなくてもいい、とにかく戦争は反対という反戦をテーマにした唄よりも、反政権、いやはっきり反自民党な歌の方が受けはよかったみたいです。そしてその受けのよさが最後のラブソング「みんなの唄」への集中を生み出したようでした。
場所が音楽ホールではないホール、音楽用ではない感じのPAであったせいか、客席から頂けた手拍子がステージには少し遅れて聞こえる感じでリズムをキープするのが辛かったぁ…(笑)でもね、手拍子を頂けた、掛け声も頂けた、CDも10枚ほど買って頂けたことは、俺たちの演奏が、楽曲が受け入れてもらえたということでしょう。



ホールに着いてから主催の方に「3分動画」の審査もやって欲しいということで、15本くらいの動画の中からひとつだけ選ばせて頂きました。
俺如きは別に動画の専門家では勿論全然ないわけで、選ぶ立場には疑問もありましたが、好きなものを選んでくださいということだったですからね、好みで選ばせて頂きました(笑)。
皆さんの動画のレベルは、それぞれに素晴らしくて、どの作品も短編のドキュメンタリーを見ているようでした。
「言いたいこと」を人に見てもらうために動画にまとめること、それは音楽にしても、お芝居にしても同じですが、常に見てもらう、聴いてもらう相手あってのことですからね、一方通行になってはいけないと思っています。そんな想いで選んだのは最後の作品でした。セクシャリティに関わらず誰もが安心安全に暮らせる世の中にという主張の動画で、心地よい音楽にのって自然と導いてもらえたように思います。

この日のような音楽を聴きに来る人たち以外の場所で演奏することは、とても大事なことだと思います。最近はこういった組合系のイベントにお呼ばれすることも度々あります。待ち時間が少なかったりもしますが、聴いてくださる方を広める意味でも、自分たちのやっていることを確認する意味でも大切なことだと思います。
機会をくださったジョニーさんをはじめ、レイバーネット関係者の方々に感謝です、ありがとうございました。