20230716  at  東京新宿・曙橋ライブハウス  コタン
「とっておきの夜〜斉藤哲夫 の巻」

眩しいくらいの青空と照りつける陽射し…
梅雨が明けたのだかどうだか、今年もやっぱり結果論なんだろが、とにかく朝から暑い、熱い、ア・ツ・イ……主催ライブといえば大抵、雨が降るのだけれど、今回は天晴れ日本晴れ…

「斉藤哲夫さん」とは、確か去年2022年、東京新小岩・應無寺で開かれた反戦チャリティーイベントでご一緒させて頂いた。その時、哲夫さんをご自宅までお迎えに行って以来の知り合い。よしこさんからよく哲夫さんのおもしろ話は聞かせてもらってたから、勝手に割と身近に感じさせてもらってる(笑)。

「4時には入るよ」

と言ってた哲夫さん。いやいや、早々と2時半過ぎにはいらした。予約の件で何度も電話で話してたけど、この日も実にフレンドリーで素敵な人。テキパキとリハーサルも終わったものの、今回のライブ、予約はとらないというコタンの体制ではあったけれど、遠方から出掛けるのでどうしても哲夫さんを見たいという方もいらして、哲夫さんの元に入った友人11名のみの予約可という不透明なスタイルをとらざるを得なかったので、予約を諦めた方々の公平性を保つために暑い中大変申し訳なかったけれど、予定の午後5時半の開店時間まで待っていただくことになりました…

2011年に小脳梗塞以来、極端にライブの回数を減らした哲夫さんの人気は、やっぱり凄まじかった。コタンにも予約を希望する方々の電話が頻繁に入っていたそうで、蓋を開ければ補助席も埋まる満員「  37名  」の皆様にご来店頂けました。



おそらくは哲夫さんお目当てのお客様が多いだろうなぁと思ってたら案の定…… 今回は、哲夫さんからの要望で、配信もなし、一緒の演奏もなしということだったので、前節からかましました(笑)



テーマ 〜 内閣総理大臣
嘘つき

半分くらいが俺たちのことを知らない人たち、でも、拍手の感触とかで掴みとしては結構イケたんじゃないかと……そして俺たちの後には哲夫さんの演奏。「セレナーデ」にはじまり、「されど私の人生は」、「グッドタイム・ミュージック」……最後は「吉祥寺」。アンコールなしの約50分。







「40〜50分かな…  50分は出来ないかも…」

なんて言っておられたけど、しっかり演奏なさっておられました。しかし、よかったなぁ〜、哲夫さん。五郎さんあたりと近い年齢でほぼ同じような時期から活躍しているけれど、哲夫さんの音楽はどこか洗練されてる、フォークソングとしてはちょっとポップな感覚。改めて、いや初めて最前列で弾き語りのライブに触れることが出来て、感激もひと潮。

その日の体調によっては、ご自分の出番が終わったら早々と引き上げてしまわれることもしばしば。実際、去年の反戦チャリティーの時は、10組ほどの出演者の中、トップバッターで演奏なさったあと、2番手のよしこさんをご覧になられてすぐお帰りになった。だから、この日もスムーズにテンポよく、なるべく早く終わられるように心掛けた。

哲夫さんの後は、俺たちの本編。哲夫さんが終わると、何人かのお客様はお帰りになられたけれど、それでも店内はまだ満員な風情。
比較的短めに作った献立はこれ…








「いなのとひら・のとこば」を暑い(笑)視線で見つめる哲夫氏。



テーマ 〜 お願い、神様
お任せください
蔓延防止等重点措置
ガンバレ!ニッポン!!
岸田文雄内閣総理大臣
ほんとに大事なこと
みんなの唄 〜 テーマ

初めてのお客様の反応も上々、それに哲夫さんは俺たちの前説も、本編も、最前列で聴いていてくださった。
例によって「お任せください」、「まんぼう」ではお客さんを煽り、「岸田大臣」はいつもとは違うアレンジ、そして三里塚の話をした後「ほんとに〜」、最後はしっとりと終了。アンコールも頂いたけれど、哲夫さんの体調、密なコタンの環境も考えて今回は遠慮させて頂いた。
お越しいただいたたくさんのお客様、気にかけてくださった方々、スタッフのワクちゃん、りゅうちゃん、エリカちゃん、もちろん哲夫さんとマネージャーさん……皆様、どうもありがとうございました。









ライブ終了後は、珍しく最後まで残ってくださった哲夫さんをご自宅まで送り届けておしまいでした。



これで7月のライブも全部おしまい。三里塚へ行ったり、名古屋や、犬山にも出掛けた暑い夏でした。更に暑くなりそうな8月は、浦和、北千住にも行きます。皆様暑さにはやられることなくご無事にお過ごしください。

写真は、前里さん、薮下さん、Rose、福田さん、広田さん…等から頂きました。どうもありがとうございました。