競技かるたとは、百人一首の上の句を読んで、下の句が書かれた札をとる競技です。
せをはやみ いわにせかるる たきがわの
われてもすえに あわんとぞおもう
上の句が「せ」から始まる歌は、この1首しかないので、読手が「せ」の発言をした瞬間に「われてもすゑに」の札をとることができます。このように、その字が読まれると取るべき札が確定する字を「決まり字」といいます。
これまでに紹介した7枚ある一字決まり札のことを「一字札」といい、第一句の一字目の文字をとって、「むすめふさほせ」と覚えます。これが最初に覚える札とされています。
ちなみに、六字決まりの札のことを、特に「大山札」といい、6句あります。「あさぼらけ」、「きみがため」、「わたのはら」です。
練習法
札流し
決まり字を覚えたら、取り札をめくりながら、決まり字を言う練習です。
覚えたての頃は、取り札を見ても上の句がパッと浮かんでこないことがあります。そんな時に役立つのが、下句索引です。けっこう、役に立ちますよ♪
参考文献・『ちはやふるの秘密 ルールの向こうにあるもの』