え~…何回目、とか…毎日更新しないと全く意味がないのでやめました…。
まぁ、通算ですと
きく=5.25回(途中入場でラスト30分だけって回があったので。カーテンコールを観た回数なら6回だ!!)
ひまわり=2回
隙間をぬって、お隣のくろいぬパレードさんを観たり、東松原で梅津さんを観たり、まぁ怒涛の演劇週間でした。
公演終了しましたので、ネタバレ全開で個人的覚書を綴ろうかと思います。
ひとつの事件を、検察側(きく)、弁護側(ひまわり)の両方の視点から描いた今公演。
あやせは、きく側から観たんですけども。きくの後にひまわりを観ると、テイストの違いにびっくりしました。
ひまわりの方がドタバタコメディ色が強い感じ。きくは、そんなに突飛なキャラは出てないんだけど、ひまわりは個性の強いキャラが多かったですね。
正しい悪役(?)もいましたし、少年漫画っぽいテイストなように思いました。
でも、両サイドを観て、すごく感じたのは「法律は人を守るためにある」んだってことでした。
検事も弁護士も、立場は真逆でも「人を守るために戦ってる」ってとこは一緒で。その生き様がすごくかっこいいなぁ…と。
検察側の高松部長の言葉で、好きな台詞がたくさんあります。
「悪いことをするとな。お天道様が白日の下にさらけ出してくれるんだ」
「どこかで断ち切ってやらなきゃならないんだよ」
弁護士は、人の権利を守る側ですから、もともとそういうイメージなんですけど、検事である高松部長のこの台詞。
罪を罪として償わせる中でも、人に対する温かさがあるように感じました。
福島検事の決め台詞、「そこに犯罪の意思があるからよ」も好きな台詞です。
犯罪の意思がある限り、どんな些細な事件でもほっとかない、みたいなね。
それこそ、かおりさんみたいな人を守るために。
かおりさんのように、小さな幸せを大事にして、地に足つけて、日々明るく頑張って働いてるような人が一番尊敬に値すると思います。そんな人達の幸せを守るために。
かたや、断ち切ってやんなきゃって、花咲さんに言ったように。罪を犯した人も犯してない人も被害者も平凡に生きてる人々も………全部ひっくるめて「人を守るために」って意思を感じてかっこよかったです。
ひまわりサイドのカーテンコールで、長島弁護士と福島検事が同じステージ上に立ってるだけでも感動しちゃいました(笑)
福島検事と長島弁護士と事務官の北見さんは、特にかっこよくて大好きなんですよ。(なんで女性ばっかり?)
北見さんは、一瞬花咲俊介に惑わされるけど、ちゃんと自分のすべきことを見定めましたもんね。かっこいい女性だと思います。
こう書くと、えらい真面目な作品かと思われそうですがコメディですから(笑)
難しくなく、笑えるところもたくさんありますから(笑)
あと、2作品で視点が逆になることで、語られる人物の印象ってえらく変わるんだなーと思いました。
ひまわりだと、どーしょーもないダメ亭主みたいな感じで語られる代田さん(笑)
(まぁ実際ダメなのかもしれないけど…)きくサイドを見る限り、そんなにひどい人じゃないよ~って思ってしまいました(笑)
視点が変わることの妙、といいますか。面白いな~と思いました。
そして互いにリンクしている2作品。時間軸を追ったり、人物関係を追ったりするのも秘かな楽しみでした(笑)
何回か観ないと把握しきれないところもありましたが(^^;)
少なくとも、ひまわりサイド主役・柏木弁護士は、代田さんの刑事事件では福島検事と戦って、離婚調停では小幡弁護士とやりあわなきゃいけないんですよね。
わ~………たいへんだなぁ………(他人事)
そして青葉検事は、花咲さんの事件では小幡弁護士と戦って、新蔵ミホコの事件では長島弁護士と戦うわけですよね。
わ~………勝てる気がしない………(遠い目)
北見さん、がんばってーーーーー!!!!!(え?そっち?)
北見さん対小幡弁護士の女の戦いになるのかな♪(ひどい)
氷のような悪役・小幡弁護士も怖かった!!!!でも素敵でした!!!!!
なんだか女性のことしか書いてない気がしますが(苦笑)
ともかく。魅力的なキャラクターが多くて楽しめる作品でした♪
肝心の花咲俊介について、全く語ってないぞー。(苦笑)