どうもお久しぶりです。μです。

最近はμという名義もあまり使わなくなりました。ミューです。

μを正しく読めない人が多すぎてカタカナ表記になりました。

ADON名義はもう全く使ってないです。名前変えちゃっていいかなこれ

覚えてる人はいるかな?というよりは当時仲良くしてくださった方々で今もアメブロやってる人なんているんだろうか

 

なんかなんとなく急に思い立って7年ぶりに記事を書きます。

特別理由があるわけでもなく、そういえば昔ブログやってたなーくらいの気持ちでなんとなく書いてます。

復帰って訳ではないので次書くときはまた数年経ってるとは思います。

 

 

さて近況。というか空白の7年間のざっくりした話。

とはいえ多すぎてここには書ききれないんですけどね。引っ越ししたりとか、絵描きの真似事始めてたりとか、個人サークル立ち上げたりとか(なお活動回数は1回)。

ぶっちゃけ俺の近況が知りたいっていう奇特な方は俺のTwitter、もといXを見るのがいいと思います。@adon193で検索だ!ただしR指定のRTとかやたら多いから注意だ!

7年の間にTwitterもXになってしまいましたね

 

 

あと、この記事を書くタイミングでPC版のブログのデザインを新しくしました。

当時の俺は旧デザインがスタイリッシュでカッコいいとか思ってたみたいなんですが、今見たらバカみたいに目に悪いだけだったので目に優しそうな配布デザインを使うことにしました。こういう所に気付けるようになったのは少しは大人になった証拠。27歳です。

当時の記事とか見返してみたら余裕の黒歴史で正直今すぐにでも全非公開ないしは全削除でもしてやりたいところですが、まあ思い出&戒めとして残しておくことにします 不格好でも歴史は歴史よ

 

 

前回までの記事で幻想人形演舞のプレイ日記じみたものを描いてましたが、とりあえずデータは残ってますが今さら続きをやる事はないような気がします 他にやりたいゲームが多すぎる

もし万が一続きが気になる方がいたらメロブとかで売ってると思うから買ってみてね 楽しいから

 

 

ちなみにROはだいぶ昔に引退しました。ω。

記事見返した感じだと2016年にリベリオンちょっと触ってますが、その頃からもう全然触ってないです 極まれにRAGホーダイで繋いでみることはありますが結局すぐに閉じてますね

スパノビも上位職実装されてますがまあ触ることはないでしょう なれたとして強くなれた姿を見せたい相手はもうどこにもいないしね

 

 

代わりに最近はFF14を始めました 赤魔楽しいです

もともとフリトラでちまちま進めてたんですが、レベルキャップとか厳しくなってきたので製品版導入しました

そんでつい先日とりあえずの蒼天ストーリー(3.0)までは終わらせました 先は長いですね

 

 

とりあえず思い付きで書きたかった事はこんなとこですかね?

次に記事を書くのが何年後になるかはわかりませんが、もしかしたらこんな感じで気まぐれに記事を書くこともあるかもしれません アメブロがサ終するまでには一回くらい帰ってくるでしょう(無責任)

 

 

たまたま偶然この記事が目に留まってここまで読んでくれた方には感謝

 

 

「――次の参加者は、なんと地底に珍しい人間!

 さぁ、我々にどんな戦いを見せてくれるのかっ!?」

 

司会の声が響き渡り、それと同時に周囲から歓声が沸き立つ。

 

 

 

壇上に登ると、観客の視線の全てが自分に向けられているのを強く感じた。

珍しいモノを見る目、所詮は人間だと侮蔑する目、未知数の実力に期待する目…

視線から感じる感情は様々であった。

 

正直、やっぱりやめておけば良かったかな、という気持ちもあった。

 

外の世界に居た頃は、人前に立って何かをする事は無く、一斉にここまで多くの視線を浴びる事など到底無かったのだ。

ましてや、今は一人だ。それこそ小学生とかの時に演奏会とか言って大勢の観客の前で見世物をした事はありはしたが、しかしそれは多数対多数であったからこそ乗り越えられたのであり、俺が一体多数で見世物をする事なんてなかった。

 

予想を遥かに超える緊張に、脚が震えているのが分かる。おまけに眩暈もしてきた。

本番やプレッシャーにここまで弱かったのかと、自嘲気味に鼻で笑ってみるが、それで気分が紛れる訳でもない。

最低なコンディションのまま、試合開始の時間が迫ってきていた。極度の緊張に、今度は焦りの感情が芽生え始めた。

このままだとちょっと色々マズい、しかしもう試合が…

 

 

 

 

…その時、ふと右足に違和感を感じた。

何事かと視線を落とすと、そこには札越しにもよく分かる、心配そうな瞳でこちらを見つめ、ズボンの裾を引っ張るよしかの姿があった。

 

緊張が伝わってしまったのだろう。

そう考えると、凄く申し訳ない、そして情けない気分になった。

 

――また、心配掛けちまったな。

精一杯の優しい笑みを作りよしかの頭を撫でてやると、それに応じるように、曲げにくい腕で俺の右脚に抱き付いてきた。

 

そうだ、何を言っているんだ。

俺はもう一人じゃない。俺にはよしか達、人形達がいる。

そう考えると、途端に気が楽になってきた。

 

 

 

初戦の相手である怨霊が、壇上に上がってきた。

俺を見るなり、「俺に当たるたぁ運が無かったなァ!覚悟しやがれ!!」と啖呵を切ってきた怨霊に対し、挑発の意味合いも兼ねフンと鼻で笑う事で返した。

 

――さあ、演舞の始まりだ。

 

 

 

 

<1戦目>

Dよしか62 vs Sとじこ35

 

怨霊が最初に出したのはとじこの人形。

よしかが飛び掛かろうとするも、それに素早く反応したとじこはプラズマボールで応戦。よしかは回避できず直撃し、感電してしまったようだが大したダメージにはならなかった。

反撃の汚濁の牙で、とじこを一撃で撃破。

 

 

<2戦目>

Dよしか62 vs Dパルスィ35

 

こちらが苦手とする冥属性の"怨霊注意"で露骨にダメージを稼いでくるパルスィ。

よしかは(俺の指示ミスで)トライエフェクトを使用したが、結界を貫通できずカスダメ。

次に汚濁の牙でパルスィを撃破。

 

 

<3戦目>

Dよしか62 vs Aルナサ35

 

ルナサが"幽霊アンサンブル"で攻撃…したものの、結界で防御しほぼカスダメ。

対するこちらの汚濁の牙も結界で防がれ、お互い中途半端なダメージしか与えられず。

続けてゴーストウェーブでルナサを撃破。

 

試合終了。

 

 

 

 

――死んでも尚、運が無かったみたいだな?

笑ってそう挑発すると、明らかに悔しそうな顔で「優勝までいかねェと許さねェからな!!」と吐き捨て、怨霊は去って行った。

あれは優勝しないと憑りついてくるかもしれない。下手な挑発はするんじゃなかったかな。

 

 

 

 

 

 

ともあれ、気を取り直して次の試合。

妖怪の少女が壇上に登ってくる。

 

「あれまぁ、可愛い人形遣いさんだこと。

 …でも、優勝は譲りませんわよ?」

 

外見的には俺と大して年も離れてなさそうな子にそんな事を言われても。

勿論妖怪なのだから俺よりも遥かに年上なのだろうが、しかし折角言われるならもう少し大人っぽい人に言われたかったな。

 

 

<1戦目>

Dよしか62 vs Pはたて35

 

よしかが苦手としているもう一つの属性、風属性持ちのはたてが登場。

早速春一番を使用してきて、ちょっとマズイかなとも思ったが、しかしよしかのHPなら大した傷にはならず、汚濁の牙で撃破。

 

<2戦目>

Dよしか62  vs Aうどんげ35

Eドレミー50

 

そろそろ他の子たちにも出番やりたいな、と言う事でドレミーに変更。

ドレミーにした理由としては、なんかイメージ的に属性相性がよさそうだったから。

でも後から考えるとドレミーは夢属性であり、あらゆる属性と干渉しない為あんまり関係なかった。

交代時にバッドムーンを食らったものの小ダメージ、反撃で奈落の花を使用し撃破。

 

<3戦目>

Eドレミー50 vsPさなえ35

 

さなえが登場したことで場の天候が「凪」に変更。

ぶっちゃけこの辺のシステムをよく理解していないため、それによって何が起るか分からず。

とりあえずゴルゴンの瞳→奈落の花で嵌めて撃破。

 

試合終了。

 

 

少し残念そうにしながらも「次の試合も頑張ってくださいね」と激励の言葉を残し、妖怪少女は壇上を降りていった。

 

 

さて、話によると次が最終試合らしい。

最後の相手は誰かと、階段の方へと視線をやると…

 

 

…?

あの姿、何処かで見た事があるような?

 

「あら、最後は人間と戦うのかい?

 こういうのは久し振りだから、なんだか滾るわねぇ。」

 

人間と戦うのが久し振り?

失礼だけど、あんたは一体…?

 

「私?私ゃ魅魔だよ。亡霊みたいなモンさ。」

 

名前を聞き、やっと思い出した。そうだ、魅魔だ!

旧作キャラで、確か魔理沙の師匠?だかなんだかで、噂だと博麗神社付近にいるって事だったけど…どうしてその人がこんな所に?

 

「ま、色々あってね。ちょっと立ち寄ってみただけさ。」

 

 

 

巷でそんな話題になっていると言う事に、当事者である俺が一番驚いている。

確かに霊夢と2回程戦い、共に勝利しているが…しかしそれだけで霊夢と並べられるほどの評価を得られるものなのだろうか。

 

「あんた、人形の異変について嗅ぎまわってるんだって?

 そんな事するくらいなんだし、ちょっくらその実力見せておくれよ。」

 

そう言って、魅魔は人形の欠片を取り出した。

連戦となってしまうが、再びよしかに戦いの指示を出した。

 

 

 

 

 

 

【1戦目】

Dよしか63 VS Pまりさ43

 

まりさのパニックコールでやや大きいダメージを受けつつ、汚濁の牙で撃破。

特になんでもない1ターンキル。

 

 

【2戦目】

Dよしか63 VS Sみま45

 

オーバーレイを使われたものの大したダメージにならず、ゴーストウェーブで反撃。

1ターン目で仕留めきれなかったが、2ターン目に同じやり取りをしてこれを撃破。

 

 

【3戦目】

Dよしか63 VS Pれいむ43

 

珍しくよしかが先手を取り、汚濁の牙でれいむを攻撃。

結界に阻まれた訳ではないにも関わらず、大きなダメージを与える事が出来なかった上に、れいむが応急手当を使用しその分のダメージを回復。

なにくそと再び汚濁の牙を使用すると、今度は破魔の弓撃による反撃を貰う。が、よしかの前には大したダメージではなかった。

先手が取れる事は分かっていたので、3ターン目にもう一度汚濁の牙でれいむを撃破。

3ターンに渡り、れいむに取りつき牙でガブガブ噛み付くだけという、キョンシーらしいが人形らしくない戦いで幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

「ありゃ、ちょっと油断しすぎちゃったかな。勝てると思ったんだけどねぇ…」

 

そう言ってはいるが、彼女の表情はとても楽しげだった。

かなり手加減をされていたのかもしれない。無論、そんな事をして負けているようでは技量不足というものだが。

 

「…で、あんたは人形異変を解決したいのかい?」

 

闘いに勝ち、嬉しそうに俺の元に戻ってきたよしかの頭を撫でている最中に突然そんな話題を振られ、俺は顔を強張らせた。

 

「こんなに楽しいのに、終わらせちゃうのは凄く勿体ないと思うんだけどねぇ」

 

楽しい…まあ楽しいっちゃ楽しいけど、俺としても正直解決すべき異変なのかどうか、ずっと迷ってるんだよな。

 

糸で契約していようが、野良でその辺りをうろついていようが、人形達は確かに自分で意思を持って行動している。

野良の人形の悪戯を根絶するために異変を解決する、と言う事は…人形達の"意思"を奪い取り、消し去る事になる。

それは、糸で契約を交わした…この相棒達だって例外ではない。

 

ここに来るまでにも、何度もこいつらには助けられている。

妖怪達との戦いだけでなく、俺が道に迷い孤独に怯えている時でも、こいつらは俺と一緒にいてくれた。

こいつらのお蔭で、心も体も満足な状態で幻想郷を歩けているのだ。

 

それを終わらせてしまうというのは…正直、俺としてもどうなんだろうと悩んでいるところだ。

 

「…なんだか大変そうだねぇ。

 まぁ、もし解決するってなった時の為に、私に勝てたご褒美にヒントをあげようじゃないか。」

 

俺の様子を見かねてか、魅魔はそう言ってくれた。

ヒントとはなんだ?

 

「"一つの事に執着しないこと"さ。

 人形から感じられるのも、一つの力じゃないみたいだからさ。」

 

"一つの力"?

魔力で動いてるって話だけど、それだけじゃないってことか?

 

 

 

「ふふふ…気になるかい?気になるだろうねぇ?」

 

 

ズコー。

…まあ、ヒントを貰えただけでもありがたいものとしよう。ありがとう。

 

「さ、この祭りもこれでオシマイ。

 私はまた私の在るべき所へ戻ろう。」

 

在るべき所、ねぇ。

噂の神社付近か?

 

「うんにゃ、違うよ。"霊魔殿"って知ってるかい?

 そこが私の家…みたいなモノさ。」

 

霊魔殿?聞いたことがない。神社付近じゃないのか。

まあ旧作の知識が殆ど無いだけであり、旧作に詳しい人だったらどういう場所なのか分かるだろうが…俺にはさっぱりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「時が来れば、また会う事もあるだろうね。」

 

そう言い残し、魅魔は去って行った。

その背中を見送り、先程の言葉を思い返してみる。

 

"一つの事に執着しないこと"

 

視野を広げろ、という事だろうか。

二頭追う者は一頭も得ず、といった諺もあるが、それとは真逆の意味である。

それともこの場合、"二頭を追う"という事だけに執着するなという事だろうか。

二頭を追う以外に、三頭目も見つけておくといった…

 

んー、なんか違う気がしてきたぞ。

 

 

 

考えを巡らせている時、不意に幽霊に声を掛けられた。

目の前に立たれて(?)いる事にすら気付かない辺り、先程の言葉は余程俺の事を困惑させているのだろう。

 

ここまで来て初めて気付いたのだが、そういえば魅魔との闘いに勝ったことで…どうやら、この舞闘会を征した事になったらしい。

辺りには歓声が沸き、俺に向けられた視線も"勝者"を讃えるものになっているのを感じた。

 

今までこういう事は遠慮してきていたが…しかし、注目を集めるというのもまた少しはいいものだ。

今なら、そう思える気がした。

 

 

 

「いやぁ、熱い戦いだったよ!

 優勝したキミには、景品としてこの妖魔本をプレゼントだ!」

 

 

どこからともなく取り出した本を俺に押し付けてくる。

なんで本なんか、と一瞬思ったが、しかし表紙の感じからして、どうやら俺が探している妖魔本のシリーズで間違いはないようだ。

 

いやまぁ、こんなものを景品にした所で、俺以外の奴が優勝した時にどうすんだって話なんだが。

知る限りではこの本は1冊以上印刷されている訳でもなさそうだし、ましてやこれ伍巻だし。

 

ありがたくもらうが。

 

 

 

最後にパフォーマンスとして妖魔本を掲げる形でガッツポーズをとり、俺は壇上を降り舞闘会の会場を後にした。

 

 

――次に目指すは、地下間欠センターだ。

前回ちらっとだけ引っ越すよー的な話してましたが、そこからちょっと派生した話。

 

 

 

 

 

引っ越すって事はまあ当然ですが、今までの家にあったモノを新しい家に運ばなきゃならないんですよね。

家具もそうだし、家電とかもそうだし。

 

同人誌とか音楽CDとかもそうだし。

 

 

 

 

 

 

ただまあ、今の家から新しい家まではぶっちゃけ歩いて五分程度の場所にあるんで、ちょっとした物は歩いて往復してでも運べるんですよね。

って事で、所持しているほぼ全ての同人誌は既に現地に運び込んであります。午後八時頃に大量の紙袋を提げでかいリュックを背負い、家と家を往復するその姿はさぞかし不審な物だったでしょう。

 

 

そういえば去年、同人誌の数がちょっとすごい事になってたという話をしましたが、

その時にも話してますがCD類は数えてませんでした。

 

という事実を、コンテナの中にCDを詰め込もうと思った時に思い出しまして。

この際なんでちょっと数えてみましょうと。

 

 

その為にとりあえず全CDを引っ張りだし、サークルごとに分けたものがこちら。

 

 

 

どん。

 

 

うわあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

斜めから見てみるとサンホリ山の存在感やばい。

 

 

 

めっちゃざっくりと数えた内訳は

①通常の音楽CD:約245枚

②とらのあな様から出てるUROBOROSシリーズ:4つ

③Windows用ゲーム:6つくらい

④Vita用ゲーム:2つ(ふし幻拡張ディスクとダブルフォーカスの限定版のみ)

 

 

うわあ。

 

 

かなり値段にバラつきがあるんで何とも言えませんが、ここでざっくりと値段の計算。

①を1,000円、②を5,000円、③を3,000円、④を5,000円として数えます。

 

245*1,000+4*5,000+6*3,000+2*5,000

大体293,000円

 

うわあ。

 

 

 

 

 

折角なんでここで更に、去年数えた同人誌の推定総額を足してみます。

 

293,000+160,500=推定453,500円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも同人誌の総額って去年のデータだから

今ってもうちょっと増えてるんですよね

 

 

 

 

こういうの買ってなければ約45万は手元にあった訳なんですが

しかしそういうの買ってなければ約45万も稼ぐようなモチベーションはきっとなかった訳で。

 

これでよかったような何か道を間違えたような゚ж゚

 

ファッキン今更ですが秋例大祭お疲れ様でした。

 

 

今回の例大祭は俺にとって初体験のイベントだらけでした

 

元々、某所にて午前七時前に相方と合流し、そこから小田急線で新宿を目指し、そこから埼京線に乗り換えビッグサイトへ…というのが最初の予定だった。

しかし、まさかの相方が寝坊。もはや午前七時を過ぎても相方から連絡が無い為、止むなく一人で出発。

その5分後くらいに相方から連絡、電車乗り換え等の影響で一時間近く遅れるとの事。

仕方が無いので現地でお互い買い物を済ませてから合流する事に。

 

 

小田急線に乗りしばらくしたところで、俺はある事を閃いた。

というのも、実は今俺が通っている学校が横浜にあり、横浜までなら定期で行ける。そして、横浜からビッグサイトへ向かえば電車賃を浮かせられるのではないか…と言う事だった。

 

 

 

 

 

 

しかしその場合、普段は利用しない京浜東北線だとか、りんかい線だとかを利用する事になる。

このルートを使えば、確かに300円前後運賃は浮くようが、しかしそれで道に迷ったりしたらとても困る。

 

悩んだ末、俺は海老名をスルーし、本来の新宿ルートを使う事にした。

約300円で安定したルートを買う事にしたのだ。

 

 

 

 

 

 

そして数十分後、町田にて。

その時俺はアプリ版グルコスで遊んでいた為しばらく気付かなかったのだが、ふと辺りを見渡してみるとどうにも景色が何も変わっていない。

どうしたものかと思っていると、車内放送が掛かっている事に気が付き、イヤホンを外して放送を聞いてみた。

 

その放送によると、どうやら小田急線の某所(場所は忘れた)にて人身事故が発生し、小田急線全体で運転を見合わせている、との事。

しかも数十分後に新宿周辺と小田原周辺は運転を再開するらしいが、町田からの運転を再開するのには一時間近くかかるらしい。

 

 

さあどうしたものかと相方と連絡していると、相方曰く別の路線なら移動可能である、との事で。

 

 

調べて書いてみたが、いまだに駅名も路線名もよく分からないルートを使い、俺は本来より30分近く遅れて何とかビッグサイトに到着した。

 

結局、最初のルート並、もしくはそれ以上に運賃が掛かった。横浜経由ルートを使わなかったことをひどく後悔した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんやかんやあったりましたが、無事に買い物も出来たので以下戦利品。

長くなるし数が多くなるので一部以外サークル名・作品名省略。

 

 

 

書籍類。

ここに移せないのが5冊くらい。(このブログは全年齢対象です)

今までの俺の傾向からしても、今回は割と少なかった気がする。

 

 

 

 

 

 

CD類。

左上二つが催眠音声・映像DVDと音楽ではないがとりあえず一緒に。入眠抄はいいぞ

右上にあるグルコス・SDVXのCDは相方に頼んで代わりに買ってきてもらいました(俺と比べ、相方は見たいサークルが少なく買い物がすぐに終わる為)

COOL&CREATE様の新譜レータイレータイ東が買えなくて悔しかったので地味に持ってなかった参だけ買ったりしました

 

 

 

 

グッズいっぱい。

・羊毛フェルトよしか

・秋姉妹時計

・アクリルストラップあれこれ

・ミスティアモチーフの懐中時計

・キョンシーの札

など。

 

影狼のストラップ系が5個とかありますが今のとこ使う予定はないです

グッズは出来るだけ使っていきたい系人間ですが今のとストラップを付ける場所が無い…

 

 

 

 

 

 

 

タペストリー3種。

そういえば少しだけ話逸れますが、今度引っ越すことになりました。

何でいきなりそんな話したかというと、今まで兄と共同の部屋を使っていたのですが、今回の引っ越しで自分専用の部屋が与えられる事になり、要はタペストリーとかを今までより自由に飾れるようになったから、ということ。

 

自由に飾れると分かった途端に調子乗って3つとか買いましたが 実際どう飾るかは今のとこ未定

 

 

 

 

 

 

影狼モチーフのマフラー。

でかい。凄くでかい。でもデザインが割とシンプルなので日常生活で何の違和感も無しに使えそう。

ただ俺自身マフラーをほぼ使わないネックウォーマー派の人間なのでちょっと厳しいか。これから使っていくか。

 

 

 

 

 

↑のマフラー他のおまけでもらった影狼クッキー。

絶対砕けるだろこんなんwwwwwwwwwと思っていましたが帰ってみたら案外普通に生き残ってました。

その後スタッフが美味しくいただきました。普通のクッキーでした。美味しかったです(意味深)

 

 

 

最後にドレミーのクッションカバーと穣子ポスター。

ドレミーのクッションカバーはいろいろと実用性が高そうですね。ドリームキャッチャー的な。

ポスターの方は丸まってて撮りにくかったのでPSPと携帯を重りにして撮影しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず戦利品としてはこんなもんでした

いつもより書籍類・CD類が少ない分出費が抑えられたかと思いきや

いつも以上にグッズ類を購入したため結局6万くらいは飛んでいきました

 

 

いつもどおりイベント後の資金不足感に悩まされつつ日々を過ごしておりますヽ゚ж゚ノ

 

 

 

 

 

―――――――――――――

以下書き忘れてた分の追記。

 

 

昔、某所…というかこのブログを通じて知り合った人がいました。

どうやらその人はどうも同い年の方だったようなんですが

今回の例大祭でその人がサークル参加してる事を例大祭前日辺りに知りました。

 

 

なんというかアレだよね

同い年の人がサークル参加してる、なんて話を聞くと

俺ももうちょっと頑張らなきゃなーって思うよね

 

俺は絵を描いたり曲を作ったりすることはまともに出来ませんが

ゲームを作る事なら何となくできるので

その内そういう方面でサークル参加してみたいなとか思いました

 

 

その「知り合った人」が今もこのブログ読んでたら色々爆死する゚ж゚

 

 

 

前回から随分と間が空いて(なんと5ヶ月ちょっと)しまったので、ここで前回までのあらすじ。

①地下間欠泉センターに人形解放戦線の本拠地があるっぽい事が分かった
②マヨヒガが占領されてたので助けたらスキマップとかいう神アイテム貰った
③地底へのりこめー^^






* * *







 
前回、”パラレルワールド”という言葉を使ったが、その事について改めて考えてみた。

こことは違う、どこかの次元。
俺であって、俺でない存在。
決して交わる事の無い世界に住む俺は、果たして幸せなのだろうか。
こうやって、俺ではない俺に想いを馳せているが、
その間にも、俺ではない俺は、俺の事を想っていたりするのだろうか。


幾ら考えたって答えの出ない事象であるが、一度可能性を肯定してしまうと――どうにも気になって仕方が無くなる。


この件の真相も、きっとあの妖魔本に隠されているのだろう。
もしそうなら…早く本の続きを探さなくては。




その前に、解放戦線がどうのとか…その辺の問題を解決するのが先だけどな。





* * *



 

里の人々から得た情報とスキマップの情報を整理すると、地底への入り口は「一の道」から続いているらしい。
一の道というのは博麗神社から人里へと続く道のことだが、果たして地底へと続く道なんてあっただろうか。

 

真相を確かめるべく、俺は自転車を用い、一の道へと向かった。

この道を来るのも久し振りだ。
身体に受ける風は暑くもなく冷たくもない、適度な湿気を帯びたもので非常に心地が良いものだった。
こう考えると、幻想郷は霧で視界が悪かったり、非常に湿度が高かったり、極端に気温が高かったりと、"丁度良い""快適である"環境が意外と少ない事に改めて気付かされた。
妖怪達から襲われないという絶対的な安全地帯である人里がこんな所に作られたのも、ここに理由があるのかもしれない。



あれこれ考えつつ、しばらく自転車を飛ばしていると…

 

あった。すごいそれっぽい道が。
例の壊せそうな岩が道を塞いでいるが、冷静になって考えると、この程度の岩なら頑張ればよじ登ったり横を通るなりして無視できる気もするんだよな。
何で今までスルーしてたんだろうか。

とりあえず怪力グローブを手に嵌め、ストレートパンチで岩を破壊した。
背後から人の驚くような視線を感じたが、説明も面倒臭いので放置しておこう。



 

先へと進むと、如何にもといった洞窟の入り口を発見した。
ここが地底への入り口だろうか。


 
 
洞窟に足を踏み入れた途端、外の澄んだ空気から一転して湿った空気に包まれるのを感じた。
玄武の沢とは違い、風通しは決して良いとは言えないようだ。


ところでそういえば、地底って確か地上の妖怪は入っちゃいけないとかいう掟があったんだっけか。
そこら辺の詳しい情勢は把握していないのだが、なんでわざわざ交流を絶ったのだろうか。
人間にとっちゃ妖怪なんて存在自体危ないものだから、地底に封印されてようがされていまいが関係ないのだろうが、となるとやっぱり妖怪同士でいざこざがあったのか…


なんでいきなりこんな話になったのかというと、要は地上で捕まえた人形を地底に連れていってもいいのだろうか、というのを少し心配していたのだ。
しかしそういう話を冷静になって考えてみれば…まあ人形は妖怪とは別物みたいだし、多分大丈夫…なのだろう。

勝手に心配しだして勝手に自己解決しだす。
この記録を読んでいる人は「なんだそりゃ」って思うだろうが、
恐らく後で俺自身がこの記録を読み返しても「なんだこりゃ」って思うのだろう。
むしろ現時点で「なんだこりゃ」って思ってる。じゃあ消せよ





 
 
茶番は終わりだ。先へ進もう。

少しずつ先へ進み、地底へと近づくにつれて、肌に感じる湿度も少しずつ上昇していっている気がする。
まだ不快なものではないが、ところどころの整備されている訳ではない岩の通路が湿っていて、少し滑るのが気になる。
すっ転んでも嫌なので、今回は自転車は使わないものとする。人形遣いが動けなくなったら意味ないしな。



* * *

 
  
 




 
 
 
 

道中、地底に棲む妖怪であるキスメ、ヤマメと邂逅。
よく分からん理由で勝負を挑んでくるのは地上も地底も変わらないようだ。
まあそれに関しては妖怪どころか人間も同じだしな…

ところで、何も対策をせず直接ヤマメと対面してしまったが、彼女の能力的に病がどうのとかは大丈夫なのだろうか。
この記事を書いている今現在は特に体調に違和感はないが…無闇やたらと病原菌を振りまいている訳ではないのかもしれない。



 

さて、随分と省略してしまったがなんのかんので結構奥地の方まで歩いてきた気がする。
先程までと比べると随分と周囲が暗くなってきた。

旧地獄街道とやらが近いのか、今までと違って明らかに丁寧に整備された橋が架けられている。
何の気なしに橋を渡り始めると…


 

正直予想していたというか、そこではパルスィが待ち構えていた。
いや、彼女としてはただいつも通りそこにいただけなのだろう。たまたま俺が通りがかっただけで、別に待ち構えられていた訳ではない。

だったらスルーしてくれてもよさそうなものだが…しかしそうもいかないのが彼女、もとい人形遣い、そして幻想郷である。




 

初っ端から見当違いもいいところな予想をされている。

「…他の人形遣いが羨ましい?
 勝負に勝ちたい?…ふふ、あながち間違いでもなさそうね。
 嫉妬は人の原動力…貴方は、素直にその感情に従い動けるらしいわね。…とても妬ましいわ。」


なんというか、素人占い師の占いを受けている気分だ。
こちらの話を微塵も聞こうとせず、勝手な言葉を並べ立てて適当な事実を作り上げる。
ひどいもんだ。とりあえず彼女を黙らせるために、人形バトルの用意をする。


* * *


ここ最近、本当にこいつらは本気で戦っているのだろうか、と疑問に思う事がある。
実は俺は舐めプされていただけなのではないのか。
もうちょっとこう、なんというか、手に汗握る展開というか。そんな類のものが欲しい。

そう思う程度には力を持っていると信じているからこそ、別に他の人形遣いを羨ましく思ったりはしない。
少なくともこの幻想郷に来てからは、特別嫉妬の念を抱いたことは無い。

「…そうやって、ムキになれるのも…また妬ましい。」
 
そうパルスィが呟き、ふっと小さく鼻で笑った。

しまった、もしかして嵌められたか。
さっきの台詞は、あくまで俺をムキにさせるための挑発だったのか。
もしそうだとしたら、まんまと嵌められた事になる。

「人間は、斯くも貪欲で魅力的で愚か…実に妬ましいわ。」 

そう言って、パルスィはその場から去っていき、俺は言葉を返せないままその背中を見送った。

つい先程、"幻想郷に来てから嫉妬した事は無い"と言ったばかりだが…早速撤回しよう。
こいつらの強引さが正直妬ましく思う。俺にもあれくらいの積極性が欲しい。
いつも周りに流されてばっかりだからな…





* * *


 

釈然としない気持ちを抱きながら橋を抜けると、建物の明かりが見えてきた。
それも一つや二つではなく、もっと沢山。
ここが旧地獄街とやらだろうか。



 
近くにいた方に尋ねてみると、やはりここが旧地獄街…長いし微妙に違うっぽいから以後旧都、のようだ。

この方が言っている事は、文面だけでみると明らかに矛盾の塊だが、しかし実際にその場に立ってみると、その言葉通りなのだとよく分かる。

陽の光は届かなくても、建物の明かりは何処までも明るく。
常に何処かから誰かの楽しそうな話し声が聞こえ、静寂とは全くの無縁、それでいて決して耳障りでない。

眠らぬ街ザナルカンドみたいなものだ。伝われ。


* * *







とりあえず旧都をあちこち歩き回り、しばらく情報収集をしたところ




 
 

  
 
  
 

どうやら現在旧都では、「舞闘会」という催し物で話題が持ちきりのようだ。
武闘会でも、舞踏会でもなく、「舞闘会」らしい。両方を掛け合わせたものなのだろうか。



思っていた以上に、人形解放戦線の情報は得られなかった。
解放戦線の情報は地底にまでは浸透していないのか…或いは、みんな知っているが気にしていない、もしくは楽しんでいるのか。

さてどうするか。
こうなったらもう直接間欠泉センターに向かって調査した方がいい気もするが…しかし。
 



…舞闘会、ねぇ。











* * *





 

…旧都の方々から道を教えてもらい、舞闘会の受付会場へと到着した。

旧都の賑やかで楽しそうな雰囲気に流されたのか、
はたまた、多くの酒場からほんのり匂う酒の香りに当てられたのか。
どちらにせよ、普段の俺だったら見学者に回っていそうなこのイベントが、妙に今の俺の興味をそそった。


エントリーシートに名前を記入すると、もう間もなく試合が始まるとの事で、すぐに会場へと案内された。


たまには、こんな寄り道も悪くないだろう。
自分に自分で言い訳しつつ、案内人の男に連れられ――

祭会場の明かりが見えてきた。




そんなこんなで動画上げてみました。
この前の無料開放デーの時にちゃっかり撮影しました。

レベル上限が解放された事でAspdの上限も193に引き伸ばされ、今までより遥かに濃い弾幕を張る事が出来るようになってます。
もう弓の方が早いなんて言わせない。でも同じスピード。

ついでにリベリオンになってから自己バフが増え、かつガンスリンガーのスキルツリーが見直されたお蔭で自己バフが全体的に取りやすくなりました。

ところでマジカルバレットの仕様も大きく変わってましたね。自己バフになってた。
(旧:コイン1枚を消費し敵単体にMatk依存の念属性ダメージ
 今:コイン1枚を消費し60秒間?の間自身のAtkにMatkを加算する)
しかしガンスリのMatkとは一体。製錬分…?














こっから動画の内容自体は全然関係ない余談。

今学校の授業の一環で、グループで何か動画を撮るって話になってたんですよね。
で、俺は友達とPSO2のゆっくり実況動画を撮ろうとしてたんですが、動画提出日の今日になってもまだ動画製作が進んでないどころか、ゆっくりの音声素材すら作ってませんでした。(動画自体は撮ってた)
友人に音声素材を作ってもらっている間、俺が動画を編集しようとしたのですが色々と問題発生。


まずWindowsムービーメーカー。
俺がBandiCamで撮影したavi動画は読み込めたのですが、友人がPS4で撮影したmp4の動画は読み込めない事が判明。(友人はPS4勢)
何とかmp4をaviに変換したものの、なぜか読み込めず。

続いてadobeのpremio。
こっちはmp4対応していたのですが、俺のaviを読み込もうとするとゲーム音声がバグる事が判明。
こっちは対処法も分からず。

最後にゆっくりムービーメーカー。
やっとaviもmp4も対応してるムービーメーカーが来たぞ!やったね!
と思ったら出力する際に色々と不都合が発生。色々ありすぎてもはや記述するのは放棄。



そんなこんなで提出日に動画を作れない事が判明し、締め切り時間まで残り1時間。
と言った所で急ピッチで作成したのが↑のRO動画となります。






もうちょっとムービーメーカーのこと勉強しなきゃね☆






一にも二にも、とりあえず山を下りる事から始めなければならない。
正直地底へはどうやって行けばいいのか把握してなかったので、人里辺りならそれっぽい情報も入手できるかもしれないからだ。



 

パフェのお蔭でいつも以上に上機嫌なよしか達を引き連れ、川に沿って歩き出す。

この道は天狗や河童といった妖怪も少ないようだ。それどころか、俺みたいに観光として登っているヒトも急に見られなくなった。
妙な静けさに違和感を感じつつ歩く事数分。


 

少し先の方に、古びた建物を見つけた。
遠くの方までよく見てみると、似たような建物がいくつか集まっているのが見える。

こんな所に村があるのだろうか。
しかし、建物の状態を見るに…"ある"というより"あった"という表現の方が正しいかもしれない。
そう思わせられる程、壁や屋根は古くなっていた。


 

建物に気を取られていると、またしても妖精たちの話し声が聞こえてきた。
近くに身を潜め、会話を盗み聞きする。



 


「ほらほら、この場所を私達解放戦線に渡しなさい!」

「何を言ってるかよく分からないわ。
 そもそも、ここは私の場所じゃないもの!」




…よく観察すると、話しているのは妖精と、化け猫の橙のようだ。
会話の内容を聞いた感じだと、解放戦線の奴らはここも占領しようとしているらしい。

だが、占領される前に奪還してしまえばこっちのものだ。
可能な限り奴らの戦力を奪いたい今、この場所は死守すべきだろう。




――この場所が欲しければ、俺を倒してからにしな!


 

声を投げかけながら、二匹の前に躍り出た。
二匹ともこちらに気付き、視線が集まる。

「む、侵入者ね!」

「いいタイミング!
 この隙に逃げちゃお!」



 

橙はそう宣言すると、一目散に逃げ去って行った。
流石猫。めっちゃ早い。

「あぁー!アンタのせいで逃げちゃったじゃない!」

ざまあ無いな妖精さんよ。
お前は此処で一回休みだ!

背後で待機しているよしかを前に出し、半ば強引に人形バトルを開始した。



* * *




一戦を終えたと思ったのも束の間。

 

 

 

先程逃げていった橙を捕まえようと、仲間の妖精達が俺の行く手を阻んできた。
が、所詮は妖精。出してくる人形は大したことも無く、連戦を終えてもよしかはほぼ無傷のままだった。

「駄目だ、この人間強い!退却よー!」

一匹の妖精がそう声を上げると、周囲の妖精達が一目散に飛び去って行った。



 

何とか解放戦線は撃退できたようだ。
奥まで進んでいくと、小屋の前で佇む橙を発見したので、とりあえず話を聞いてみる。

 
「あ、さっきの人間!
 …あれ?紫様が言ってた人間じゃない。」



 

礼には及ばないさ。俺だって俺自身の為にやってたようなもんだし。

「そうそう、これ、紫様から預かってたの!」

橙はそういうと、ポケットからクシャクシャになった、折りたたまれた一枚の紙切れを俺に渡して来た。
何かのメモだろうかと開いてみると、どうやら地図であるという事はすぐに分かり…そして、その地図が幻想郷の地理を表している事にも、わずかに時間を掛けて気付くことが出来た。


「それはスキマップって言って、
 一度行ったことのある場所なら一瞬で行くことが出来るんだって!」


へぇ。一度行ったことのある場所なら…か。
ポケ○ンの"そらをとぶ"みたいなもんだな。便利なモノだ。

しかしスキマップってネーミングセンスは…いや、言う必要はないか。

「いい?ちゃーんと紫様に感謝するのよ!」

わざわざこんなモノを用意してくれるなんて、確かにちゃんと感謝しなけりゃいけないな。
と、笑いながらそこまで言ったのだが…

…色々話したい事もあるし、紫さんが直接渡してくれりゃよかったのにな。

「じゃ用事も済んだし、私は中に入るわねー。」

 

素直になれない年頃の少年のような複雑な気持ちを抱えながら、小屋へと入っていく橙を見送った。







さて、せっかくこんな便利なものを貰ったんだし、これを使って人里まで戻ろう。
地図を開いてみる。


  
 

…ところで、このスキマップはどう使えばいいのだろう。
そこまでは教えてもらえなかったが…

試しに、"人間の里"と記されたポイントに人差し指を当て、人里の情景を思い浮かべてみる。

すると…




 

突然、目の前に奇妙な空間が広がり――
















 

























* * *



 


・・・・・・。

あれ?

人里?


つい先程思い浮かべた景色が目の前に広がっており、これが現実なのか空想なのか分からなくなる。
しかし、遠くでご老人がきょとんとこちらを見つめている辺り…きっと現実なのだろう。

すげーな。本当に移動できた。
苦笑いしながら老人に会釈しつつ、足を踏み出した。

そういえば、と。
久し振りに人里に帰ってきたことで、大事な用事を一つ思い出したのだ。
情報収集もそうだが――小鈴の所に、例の妖魔本を持っていかなければ。

その為にはまず、以前忘れてしまっていた妖魔本の参巻を、回収しに行かなければ。
スキマップの使い方は何となくわかった。行先の景色を思い浮かべれば何とかなるらしい。

先程と同じようにスキマップを開き、"紅魔館"と記されている位置に人差し指を当て、景色を思い浮かべる。






* * *


 

気が付けば紅魔館前。
なんだかんだでここに来るのも久し振りだ。
そういえばここでレミリアに「山へ向かうのが運命」とかなんとかって言われて、実際行ってみたら色んな騒動に巻き込まれて。
色々言われているが、なんだかんだでレミリアの能力は本物のようだ。






 

それはともかく本題に戻ろう。
小悪魔よ。レミリアと会って来たぞ。結構前の話だが。

「あら!帰ってこないからもう死んじゃったのかと思ったわ!
 ちゃんと吸血鬼に会えたみたいね!」


悪いな、報告が遅れた。
素で忘れてたわ。

「それじゃ、約束通りこれはあげるわ。」

そう言って、本棚から妖魔本を取り出して、俺に手渡してきた。
これにて4冊目である参巻を入手成功。矛盾しているように見えるが実は矛盾していない。

ところでパチュリーは何にも言ってなかったんだが、お前の判断で勝手に渡しちゃって大丈夫なのか?

「勝手にしていいのかって?
 いいのよ。どーせバレないし!」

…その時だった。
ケタケタと笑いながら話す小悪魔の、遥か後ろの方で、本棚の陰からパチュリーがこちらの様子を伺っているのが見えた。
今の会話を聞かれていたのだろう。明らかに良くないオーラを放っている。あれはヤバい奴だ。

それじゃあな!と早口で告げ、すかさずポーチの中からスキマップを取り出した。

「どうしたのかしら?急に焦り出して」
「…小悪魔…!」

決して大きな声では無かったが、パチュリーが小悪魔を呼ぶ声が聞こえた。
それと同時に、小悪魔の身体が硬直したように見え――








 

――その後の彼女の行方は知らない。
その前にスキマップを使って逃げたので、行方を知りようが無い。

悪いな、小悪魔…お前の事は忘れないぞ。

そう小さく呟き、
きょとんとしながらこちらを見つめるご老人に軽く会釈をしつつ、鈴奈庵へと歩き出した。






* * *




 

そんな訳で、しばらくご無沙汰だった鈴奈庵へと到着。
おじゃまします。

「いらっしゃいませ!
 あ、ミューさん!お久しぶりです!」


小鈴の元気な声に出迎えられつつ、ポーチから二冊の妖魔本を取り出し、手渡す。

悪いな。随分遅れたが、ちゃんと持ってきたぜ。

「わあ、ありがとうございます!
 早速ですが、読んでみますか?」


ああ、参巻の方から頼む。

小鈴は目を輝かせながら妖魔本を開き、内容を朗読し始めた。


* * *





本家人形遣いであるアリス・マーガトロイド曰く、人形はすべて魔力で動いているらしい。
そこで魔力を扱う魔法使いが怪しいと踏み、その魔法使いであるパチュリー・ノーレッジに会いに行くことに。
パチュリーがいる紅魔館に向かう間に様々なたらい回しをされつつ、霧の湖へ。


 
余談だが、わかさぎ姫かわいい。




 

自転車を飛ばして霧の湖を走り抜け、目標地点である紅魔館に到着。
SSが中途半端なところのものしかない。


 
内部へ侵入すると早速館の主であるレミリア・スカーレットと対面。
ここでは勝負にはならなかったが、あの口ぶりからすると間違いなく近いうちに戦う事になるだろう。

紅魔館内にある大図書館に到着し、早速パチュリーと話をしてみる。
 

 
が、どうやら今回の件にパチュリーは関わっていないらしい。
もう何回当てが外れたのか考えるのは面倒くさいのでやめておく。

パチュリーも違うとすると、では何処へ行けばいいのか。
今のところ行っていない大きな所で言えば【白玉楼】【守矢神社】【地霊殿】【命蓮寺】
あとは神霊廟と輝針城の…なんつったっけ。まあいいや、その辺だ。


 
色々考えを巡らせてみたが、それ以前にどうもパチュリーがハズレだったからすぐ次の場所へ、とはいかないらしい。
案の定、レミリアが俺と戦いたがっていたそうなので仕方なくレミリアの所へ向かう事に。
今回は無視すると逆に面倒な事になりかねない為挑戦は受けて立つ。
骨は幻想郷に埋めたいものだが、それはやりたい事をやってからにしたいしな。








* * *


「ふむ、今回は写真付きですね。
 それも色つきですし、天狗の写真のものよりずっと鮮明です。どうやって撮ったのでしょう。
 …ところで、ここに写っている方…ミューさんに似ているような…」


小鈴の言うとおりだった。
写真に写っている男性の容姿と、今の俺の容姿は、あまりにも酷似していた。

もしかしたら、この妖魔本は俺以外の誰かが、俺の活動を勝手に記録したものなのではないか…とも思った。
だが、酷似しているだけで、細かい所が事実と異なっている。
写真にはよしかが映っていなかったし、霧の湖において、俺は自転車は降りて歩いていた筈だ。

読めば読むほど、謎が深まっていく。
とりあえず小鈴に頼み、四巻を読んでもらう事に。



* * *





とりあえずその場にいた三匹を倒して話を聞いてみたのだが、ここは人形解放戦線のアジトのマヨヒガ支店らしい。
なんで三匹しかいないのかは気にしちゃいけないと言われたので気にしない事にする。
しかしここマヨヒガだったんだな。


 
ボロボロの畳に、割れた壺、放置された段ボール……何で段ボール?気にしちゃいけないか。
箪笥や壺を漁らせてもらったところ様々な道具が入っていたので、なんというか昔はここにも人がいたんだなーと思わされた。

ちなみに実は俺、マヨヒガってのがどういうものなのかあんまり理解してない。
中学生の頃に友達が遠野物語を読んでいたが、俺も読んどきゃよかったな。





* * *



…小鈴さんよ。
人形解放戦線ってのは、そう昔からあるんじゃなくて、ここ最近で現れ始めた集団…なんだよな?

「はい…私の知る限りでは、その筈です。
 人形達が現れて、そこからしばらくして…そうですね、ミューさんが幻想郷に来る直前くらいでしょうか。
 本当につい最近書かれた本の様ですが…でも、どうしてわざわざ製本したんだろう…?」


あらゆる面で、矛盾が生じる。
まず、小鈴の言葉の通り、解放戦線は俺が幻想郷入りする直前辺りから現れ始めた集団である。
そして、この四巻目の冒頭に書いてある"ここは人形解放戦線のアジトのマヨヒガ支店らしい。"という部分。

 

ついさっき、殆ど同じ言葉を聞いたばかりなのである。
となると、ここに記載されている解放戦線というのは、俺が先程対峙した奴等であるとみて間違いないだろう。

そして、最後に書かれている"中学生の頃に友達が遠野物語を読んでいた"という部分。
ここが俺と完全に一致している。
中学校の頃、完全に俺のせいで東方厨になった友人が一人いた。
ある日、共に図書室へ向かった際、たまたま"遠野物語"を見つけ、その友人はそれを読んでいた。

多少の差異があるとはいえ、ここまで状況が一致している、となると…





ふと、俺の脳裏に一つの単語がよぎった。
その単語とは…

『パラレルワールド』

いわゆる、並行世界とか、別次元とか、反対の選択肢とか…そう呼ばれるモノの事である。

要するに…別の次元のどこかにいる「別の俺」が、「今の俺」と同じように幻想入りし、人形の異変に立ち向かい、「別の俺」が書いた日記が、何かの手違いでこちらの世界にきてしまった――ということだ。

パラレルワールドという存在自体、本当に存在するかどうかなんてわからない。
しかし…今の俺は、こうして幻想郷にいる。
現実で「あり得ない」とされていた世界に、今もなお立っているのだ。

幻想郷があり得て、パラレルワールドがあり得ない?
その考えこそ、あり得ないだろう。




今はそう考えるのが、妥当な気がする。









頑張って、次の妖魔本も探してみるよ。
そう小鈴に告げ、俺は鈴奈庵を後にした。





そういえば、外の世界で――件の友人は、元気にやっているだろうか。
友へと思いを馳せつつ、俺は地底について情報を集める事にした。

「次に行くところがないんですか?…うーん、私も心当たりはないですね。
 そうだ!ミューさんもこちらに慣れてきた頃ですし、自分で探してみてはいかがでしょう?
 色んな発見が出来るかもしれませんよ。」


                                 ――東風谷 早苗


* * *


来た時と同じルートを通ったって、流石に新しい発見は望めないだろう。
もしかしたら何かしら見落としがあったかもしれないが、それを探すくらいなら新しいものを探した方が合理的だし、何より楽しそうだ。

そんな訳で、先程とは違うルートを通って下山開始。





 
 

少ししてから、小さな岩が道を塞いでいるのが見えた。
見た感じだと、岩にしては少し脆そうで、強い衝撃を加えれば簡単に砕けてしまいそうだった。



 

なるほど、こういう時にこいつの出番って訳か。
早苗さんからもらったグローブオブパワー、もとい怪力グローブを手に嵌めてみる。

着け心地は悪くなく、心なしか力が溢れてくる。気がする。
プラシーボ効果ってやつだろうか。

確かに、今ならこの程度の岩であれば簡単に壊せそうな気がする。
もしこのグローブが大した事の無い、普通のグローブだったら大惨事は不可避だが…
しかしやってみる価値はあるだろう。やってみたい。


ところで、普通に殴って壊すのでは少々味気ない。
折角だから何かしら掛け声というか、技名でも叫びながら壊してみたいものだ。
例えば、と…かつて自分がプレイしていたとあるゲームに登場した、格闘武器の技名と技のフォームを思い浮かべながら、構えを取り…拳を突き出した。

 
ハートレスインパクトッ!!



 
バックハンドスマッシュッ!!



力がある訳でもなく、格闘術を習っていた訳でもないというのに、見よう見まねの技で二つの岩は簡単に砕け散った。

気持ちいいなこれは。
これがあればリアルファイトでも勝てる気がする。気分はファイターだ。
でもやっぱり妖怪と直接やりあう気にはなれないな。俺はチキンだ。



* * *



 

 

 

 

道中で洞窟もあったが、大したハプニングもなく。
椛の人形とか、サラ(確か旧作キャラ)の人形とかが妙に固くて厄介だったくらいだ。




 

洞窟を出てからしばらくした辺りで、一つの看板を発見した。
人間が本来入ってはいけない山中に、人間向けの看板があるというのは少し妙な気もしたが…それだけ、割と人間が入ってきているという事だろう。
俺もそうだったし、割と黙認されてるのかもな。


 

さて肝心な看板の内容だが、どうやらこの先は「大蝦蟇の池」に続いているらしい。
蝦蟇って初見で読める人どれくらいいるんだろうか。俺は最初読めなかった。
ちなみに一応言っておくが「がま」な。
知らなかったって人はここで一つ賢くなったよ、やったね☆

ともあれ、割と迷うらしいがそれもまた旅の醍醐味の一つだ。
行けそうな所まで、行ってみようじゃないか。





 

と意気込んだはいいものの、意外と霧が濃くて視界が悪い。
これは確かに迷いそうだ。




 

こうして文字に書き起こせばあまり伝わらないが、体感では先程から割といい距離を歩いている。
にも関わらず景色は一向に変化を見せない。
厄介な事に、迷いの竹林と違って右に曲がる、左に曲がるといった選択肢が無い為、真っ直ぐ進むしかないのだが…


 

流石の俺でも無限ループしてる事に位気付いてる。
この件何回目だ?



* * *

 

気を取り直し、下山は続くよ、どこまでも。
いや山から下りたらそこまでだけども。


と。

 

ふと、遠くの方から妖精たちの話し声が聞こえた。
何となくそちらの方に目をやると――


 

あれは…メディスンと…幽香?
なんであの二人がここに?
しかもあの妖精、多分解放戦線の奴等だよな…?

壁際に隠れ、こっそりと話を盗み聞きしてみる。





「いい?ちゃんと監視してるのよ?
 地下間欠泉センターが近いんだから、気を緩めないこと!」


「わかってるわ!通せんぼすればいいのよね!」

「ふふ、リーダーらしくなったわね。
 そろそろ私の出番はおしまいかしら?」


「だからー、"らしい"じゃなくて、ちゃんとしたリーダーよ!
 ほら、またすることが沢山残ってるのよ!こんなところでグズグズしてられないわ!」






…聞き取れた会話の内容は、以上の通りだ。

 

あと最後に、メディスンが去って行ったあと、幽香がそう呟いていたのも聞こえた。
 




ちょっとずつ話が見えてきたな。
もしあいつらが解放戦線の連中なら、の話だが

①どうやらメディスンがリーダーらしい
②この先に行くと地下間欠泉センターに辿り着く
③地下間欠泉センターの付近では気を緩めてはいけない理由があるらしい
④幽香も何かしら関連している

というのが分かった。
解放戦線の連中なら、の話だがな。



しかしどうしようか。
あそこの警備(と思われる)妖精2匹くらいなら強行突破も出来そうだが、そうしてあのメディスンと幽香を追いかけたところで…そこから?
何分情報が少なすぎるし、今俺が一人で行った所で正直勝てるかどうかは分からない。
メディスンだけならまだしも、幽香も相手にいるとなると、どう考えても分が悪いだろう。
あの幽香だぜ?







 

とりあえず、今突入するのはやめておこう。
休憩所も近くに見つけた事だし、一旦ここで状況の整理だ。






 

妖怪の山に設営された休憩所は、正直思っていたよりも(相変わらず失礼)繁盛していた。
というのも、流石に俺みたいな人間の客は少ないものの、天狗や河童が仕事の休憩中に立ち寄る事が多く、かなり儲かるとの事。
そんな休憩所の店員は、皆人間である。やはり黙認されている線が大きいようだ。

 

 
ちなみに、ここの休憩所のお勧めは白玉団子を使ったパフェだそうだ。
パフェといえば洋風な味付けがイメージしやすいが、団子って言うくらいだし和風な味付けなのだろうか。

…隣にいるよしかから、強烈な視線を感じる。
ついでに、ポーチにしまったままの人形の欠片達からも、似たような視線を感じる。

…ええい、くそ。



* * *



 

白玉団子は、小さな団子が数個セットで包まれた物が、一つ500円で売られている。
その白玉団子をふんだんに使い、かつ他の餡子などで味付けされたパフェは、一つ1300円という中々財布に優しくない値段が付けられていた。

そんなパフェを、一度に七個も注文した。
人形六体の分と、俺の分だ。人形だけ食うなんてちょっとズルいだろ。
財布の中身は吹っ飛んだけどな。








さて、これからの行動をまとめよう。

あの発言から考えるに、地下間欠泉センターって場所は、解放戦線にとって重要なものなのだろう。
つまり、そこが本拠地である、と考える事ができる。

本拠地って言うくらいだから、全体的な戦力もそこに固まっているのだろう。
逆に言えば、そこを制圧することが出来れば、解放戦線の活動を大きく阻害することが出来る。

しかし、わざわざああやって見張りを置くくらいだし、正面突破は恐らく数的に難しいだろう。
となると、別ルートを探して回り込んで奇襲、というのが考えられるが…



・・・。


別ルートっつーかさ。
「地下」間欠泉って言う位だし、あそこって地底と繋がってんだよな?
じゃあ遠回りになるけど、地底から入っていくのがいいんじゃね?

わざわざ地底に行ってまで、あいつらを潰す必要はあるのか、という疑問も少々残るが…
しかしまあ、せっかくだから地底も見てみたいし、あいつらだって放っておいたら何をし出すか分からんし。
河童のアジトの時みたいに、もし人里が占領された…なんてなったら一大事だ。
下手したら幻想郷の人間が滅びかねない。そういう可能性だって否定はし切れない。

ならば、やるしかなかろう。
正義感とかそういうんじゃない。俺が平和に過ごすためだ。

                                                         
ある日の俺と兄の会話。

俺「俺さ」
兄「うn」
俺「ちょっとウォークマンの容量なくなってきたからさ」
兄「うn」
俺「音楽CDとか買うのちょっと自重するわ」





















































 

_人人人人人人人人人人人人_
> それがこのざまである <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
 


※計18枚





* * *


例大祭13一般参加してきましたヽ・ω・ノ

春の例大祭に参加するのはかれこれ3回目?になりますが、今回は今までと同じく天候に恵まれました。
むしろ屋外で待機するの暑くて仕方なかったレベル゚ж゚何で黒い服着てっちゃったんだろ







本当は買った同人誌とか音楽CDとか色々晒していきたい所なんですが
ぶっちゃけ面倒臭くなった晒したところでどうなるよって感じなのでこまごまと写真乗っけるのは控え、主要な物だけ乗っけるようにします
割といかがわしい本とかグッズとか多くて映せないのも多いしね☆
※このブログは全年齢対象です 小さなお子様でも閲覧頂けます



とりあえず入手できたぜやったぜっていう戦利品の一つが

 

FocasLens様の紺珠伝+菫子缶バッヂセット。
ちなみにこのうちの数個が友人に引き取られていく予定です。ドナドナ







あともう一つがこちらの

 

HiNo-神-Project様の小傘Tシャツ。
2,500円でTシャツが一着買えるからお得だね☆

ぶっちゃけサイズとかどうかなーって心配してたんですが
実際着てみたら凄く丁度いいサイズで動きやすかったです
何かの時に着てくのもありかもしれないね




ところでこのTシャツ 洗う時どうしようか(実家暮らし)















(審議中)





































【結論】
☆Tシャツは観賞用になりました☆






















今回適当に走り書きしてるだけなので例年と比べてクソみたいな仕上がりの記事ですが
買ったCDを取り込んでウォークマンに転送する作業とかで割と忙しいので仕方ないよね☆

 

いつかの事故親子もいつの間にかいなくなっていたので、登山再開。

あんまり深く考えてなかったが、そういえばあの親子は何処へ向かおうとしているのだろうか?
最初は人間の里、次は魔法の森手前、今度は妖怪の山…幻想郷中を回って行商でもしているのだろうか。
それにしては随分と間抜けだが…

まあ、この分だとどうせまたその内、会う事になるだろう。
その時に詳しい話を聞けばいいか。聞いてどうすんだって感じだけど。新聞書いてる訳でもないし。
記事はこうして書いてるか。







 

話は変わるが、なんだかんだで結構長い事山登ってるな。
実家近くの山を何回か登ってるお蔭で、ペースに気をつけさえすれば登山はそう苦でない事は分かっている…が、アレはあくまでも「どこにゴールがあるか」が分かっているからである。
今回みたいに、道を知らない山を登るというのは、要するに見えないゴールに向かっているようなものなので、そう考えると少しメンタルに来るものがある。





 

そんな心配をしている中、石造りの階段を発見。
階段の続く先を見てみると、遠くに鳥居のようなものが見える。

どうやらゴールを見つけたようだ。
心配する必要もなかったか。


 
 

鳥居をくぐる時、真ん中を通っちゃいけないっていうのは、鳥居の真ん中は神様の通り道だからだそうだ。
ついでに、右側を通るときは右足を、左側を通るときは左足を先に前に出して歩かないといけないらしい。これは神様に尻を向けないようにするってことらしいが…何とも神経質な話だな。





 

鳥居を越えると、随分前に聞いたきりの、少し懐かしい声が奥から聞こえてきた。


 

俺の名を呼びながら奥から駆けてきたのは、ここ守矢神社の巫女である、東風谷早苗だった。
焦って駆けてきたのか、少しこけそうになったようにも見えた。

「お久しぶりです!
 私の事、覚えてましたか?」


幻想郷の住民に関しては、知らない事以外は覚えているつもりだ。
勿論早苗さんの事も覚えてたさ。


「各地を旅しているのだとは聞いてましたが、こちらにいらしてたんですね。
 ここ、私のおうちなんですよ!良い所でしょう!」


そういえば考えた事も無かったが、神社が自宅ってどういう生活送ってるんだろうか。
「お前ん家お化け屋敷」とディスってるとかそういう変な意味ではなく、普通の家と比べて、やっぱり細かい作法とか厳しいんだろうか…と。

守矢神社に関しては特に関係なさそうなイメージもあるけどな。
巫女さんも神様も仲良さそうだし(見た感じ)。



 

早苗と会話をしていると、今度は聞き慣れない、少し大人びた声が奥から聞こえた。
そちらに目をやると、社の方から大きな注連縄を背負った神奈子が歩いてくるのが見える。
 

 

あの注連縄って取り外し可能じゃなかったっけか。重くないのかな。

「そうですよ、神奈子様。
 こちらはミューさんという方で、元は外の世界の方なんです。
 今は帰る為に異変を解決しようと、幻想郷を旅されているのです。」


「へぇ…
 我ら以外にも、外からやって来た者がいるのね。
興味深いわ。
 色々と話を交わしてみたいモノね。」


「だ、駄目ですよ、神奈子さま。
 今日は私がミューさんと遊ぶ日なんですから。ね、ミューさん。
 私と人形で勝負しましょう!」


…ん?え、俺?

二人で会話している様子を眺めている最中に突然話を振られ、妙な返答をしてしまう。

ちょっと落ち着こう。えーと、早苗さんは俺と人形バトルがしたい、と。
よし、受けて立とう。


 

観客として神様を迎えつつの人形バトルという、字面だけ見ると聖戦のようなバトルが始まった。
余りにも小規模なものだが。





* * *




相も変わらず、殆ど余裕の勝利。

「…負けてしまいましたね。
 前よりも人形の使い方がうまくなってますし、やはり才能をお持ちなのでしょう。」






 

そう言って、一礼する早苗さん。
俺もそれに合わせ、感謝の言葉を述べつつ頭を下げた。


「あ、そうだ。勝負のお礼に、これを受け取ってください。」

 

不意に懐から一組のグローブを取り出し、俺に渡して来た。
何だこれ?

「これは怪力グローブといって、道を塞いでいる岩を破壊することが出来るものです。
 今まで通れなかった道でも、通れるようになる優れものなんですよ。」


ふーん。怪力ねぇ。
力が上がるグローブって事はマンティスカードでも刺さってるのだろうか。
伝わる人に伝わればいいネタだから気にしなくてもいい。

「マンティスカードって事は…グローブオブパワー[1]で、STR+3とDEX+1ですね!」

なんでネタ通じてんだよ。つーか詳しいな。








しょうもないやり取りを続けているうちに、話題がよしかの衣装についての話に変わって行った。

「可愛い衣装ですね。
 芳香さんというより、キョンシーそのものみたいです。」


それをイメージしてデザインしたんだろうしな。
初めて会った時からこの服だったから、最初は芳香の人形だって気付かなかったくらいだ。

そういえば、と。
忘れかけていた話だが、よしかが首から下げている石…これは、外来人である早苗さんが触ると何か起こるのだろうか。

その検証の為、早苗さんと、ついでに神奈子さんにもそれぞれ触ってもらった。
…が。

「…うーん。特に何にも感じませんね。」
「うむ、神である私でも、特に変わった力は感じられなかったな。」

駄目だったようだ。

試しに、俺が触ってみると――









 
 
 





 
 





 









――やはり、何処かで見たような景色が、次々とフラッシュバックしていった。
この現象も三回目だし、流石に気のせいだという可能性は捨てるべきだろう。

外来人であり、人間である早苗さん。
同じく元・外の世界の住民であり、神様である神奈子さん。

この二人(柱?)が触っても何も起こらなかった、となると…
そろそろ、「俺に限って発生する」という可能性を十分に疑うべきだろう。



何故、俺だけ?
この現象は一体?
この石を持っている、よしかは一体何なんだ?


謎は尽きず、むしろ増えていく一方だった。











* * *




  
 

折角ここまで来たんだし、と言う事で、湖を観光していくことに。


聞いた話をつなぎ合わせていくと、この湖って要するに諏訪湖…の事、だよな?
俺が外の世界で聖地巡礼をしていた頃は、少なくとも諏訪湖が消滅したなんて話は無かった筈だ。
だとすると、湖ごと引っ越して来たっていうのは…うーん?

それとももしかして…諏訪湖ではない、俺の知らない…誰も知らない湖なのだろうか。
諏訪湖の陰に隠れ、誰にも覚えてもらえなかった、今はもう埋め立てられてしまった、名も無き小さな湖――それなら確かに、"幻想入り"してもおかしくはないのかもしれない。

分からんけどな。









 

結局正体不明の湖だが、とりあえずゴムボートを浮かべて遊覧してみる。
先程は"小さな湖"と言ったが、流石に湖という名を冠しているだけあって、それなりに大きい。
霧の湖と比べれば、一回り二回りは小さいのだろうが…しかし晴れている分、あちらよりも船に乗ってゆったりするには向いているかもしれない。




 

――この巨大な御柱を気にしなければ、の話だが。














 

しばらくボートに揺られていると、何やら奥に通路を発見。
草の生え方を見るに整備された道ではないようだが、しかし俺の第六感が、この奥に何かがある事を告げている。







 

野良の人形を蹴散らしつつ進んでいくと、如何にも、といった雰囲気で道が続いている。
湖の奥に何かがあるなんて話は今まで聞いたことは無かったが…しかしこうなったら、俺の好奇心は止まらない。
ひたすら突き進むのみだ。




* * *



狭い木々の間を抜けていくと――



 


…なんだ?
不自然に整備されている空間に出た。
誰かがこんな所に住んでいたのだろうか。

と…


「おや、地上人がこんな所にまで」


 

頭に、一対の白く長い耳を着けた少女が、こちらに歩み寄ってきた。
妖怪の兎だろうか。

…あれ?あいつ、何処かで見覚えが…?


 

"地上"…?
お前は一体?

「私?私は清蘭。月の兎なの。
 暇つぶしに一戦どう?」


そういう彼女――清蘭は、後ろで組んだ腕を崩し、人形の欠片を取り出した。
よく見るともう片方の手には、彼女の体格には似合わない杵を握っている。

青い髪、妖怪兎、大きな杵…




 



…まさか、あの時鈴仙が使っていた人形の…?




あの時…永遠亭の件の時にも考えたが、やはり俺の知らない所で、外の世界の"東方project"の世界は広がっていたようだ。
そう考えないと、この清蘭も、人里にいた菫子も、夢で会ったドレミーも…辻褄が合わない。

しかし、東方は何処へ向かって行ってるんだろうな。
清蘭は月の兎と言っているし、菫子は外の世界の人間、ドレミーは夢の世界の住民…獏?だし。
どういう構成なんだ、一体。


* * *


「月の兎を相手に、なかなかやるわね…なーんてね。」

よく分からん事は分からないまま。
しかし清蘭に勝つことが出来た、という事実は確かなものである。
微塵も強いと感じなかった辺り、多分原作で言うと1~3面くらいのものだろう。体験版で会えるレベルのやつ。

「残念でした、私はただの下っ端兎よ。
 月にいる兎は、もっと強いわ。」


どこかの元・月の兎も正直そんな強くなかったけどな。
地上に降りた兎は穢れとやらで弱体化掛かるのかね。
そんなに強いってんなら、人形バトル限定で、月にいる兎とも戦ってみたいもんだ。

「でも、月に行くのは難しいわよ?
 槐安通路っていう、月とこちらの世界を繋ぐ通路を通れば別な話だけど。」

がいあん…つうろ?
月とこちら、即ち地上を繋ぐ通路…




 



…もしかして、あの時見た夢の世界って…





* * *


周囲を捜索していると、もう一匹の兎を発見。
 

見慣れない姿をしているし、
さっきの清蘭の事も考えると、あれも月の兎なのだろう。
なんでこんな所に月の兎が二匹も…

 

ほー、前線基地ねぇ…前線基地?
まさかお前ら、解放戦線の連中か?

「解放戦線?
 何のことだか知らないけど、大人しく私に成敗されなさい!」


そう言いながら、黄色い兎は人形の欠片を取り出した。
こういうやつはとりあえず倒してからゆっくり話を聞くべきだ。そんな経験に乗っ取り、俺はよしかを出して対抗した。




* * *


問い詰めたが、どうやら本当に解放戦線とは無関係だったようだ。
となると、月の兎がわざわざ前線基地を作ってまで地上に降りるって事は…地上の侵略でもしようとしてるのか?
ただでさえ地上は人形の異変でてんやわんやだってのに、もしそんな事になったら目も当てられない。

お前らの目的は結局一体何なんだ?
それを聞き出そうとしたが

 

とりあえずデコピンを一発かまし、「もし何かやらかしたら、もう一発入れる」と、額を押さえる彼女に向かって吐き捨て、その場を離れた。


よく分からんが、現状何かが起こっている訳ではない。
他に奴等の仲間が居たら話は別だが、月の民とはいえ兎がたった二匹揃った所で何かが出来るとは思えない。

なら、今はこれ以上ちょっかいを出す必要もないだろう。
そう判断し、俺は月の兎の前線基地を離れた。