質問 相続税上げて贈与税下げたらいいんじゃないんですか？そしたらまだ子供が現役のうちに資産移転が進むかも。ただ相続税を上げると言っても単に富裕層の課税率を上げるのか、相続税が発生する資産額を引き下げて相続税の対象になる人を広げるのか、それらを掛け合わせるのか、やり方によって色々問題も変わってくるかも知れませんが、普通の庶民が相続税を払うために泣く泣く生まれ育った家を売らなければいけないとかは、ちょっと可哀想かなとも思うんですけどね。
解答 相続税引き上げ贈与税引き下げに関しては以前は正しいやり方だと考えていました。ここで大事なのは政府支出の財源を現役層と高齢者層に振り分けることが大事なのです。
贈与税の引き下げは所詮、金持ちが永遠とループするやり方です。これだけ言うと共産主義か！！と言われますが、大事なのは稼ぎやすい経済環境にする為に大型の財政出動を行えと提唱しています。
次世代の党の相続税引き上げと規制緩和では、質問者様の懸念通りに泣く泣く生まれ育った家を売らなければいけない不幸が起きます。
財政出動することで、現役層に所得が生まれ貯蓄を積むことが出来れば、その家が必要であれば自らの財布で買うことが出来ます。
続いて
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/gaiyou/s1_2_2.html
高齢者の貯蓄にも2分化されており、例えば相続額が５００万以下であれば無税にすれば良いと考えています。
それ以上は課税する必要があります。
このデーターを見てください。
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/property/137.htm
死亡者数と課税件数を見ますと、直近のデーター（平成23年度）では
課税件数 ÷ 死亡者数 ＝ 4.1％です。
つまり９５％以上は無税となっている訳です。
続いて相続資産額を見て見ましょう。
つまり税の取りこぼしがあるという事です。
あと
↑という記事で、内部留保の積み増しについても説明しています。
私の考えですが、財政出動し儲かる景気環境にした後、相続税と法人税増税を打ちだす必要があることを理解してくれれば幸いです。
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