良い声
いきます。
よく
「良い声だね。」
というセリフを傍から耳にします。
対して「悪い声」とは。?
一概に、良い声とはこういうものだ!と定義することはできません。
落語家の方や地歌、ポピュラー歌手の方やバナナの叩き売りの方。
シーンによって良い声といわれる所以は違います。
さてベルカントではどのような声が良い声と言われるのでしょうか?
まず一つの円を想像してみてください。
手で書いた円ではなくコンパスで書いたようなより完璧な円です。
この円は限りなく丸い、楕円ではない円。
次に雪の結晶を想像してみてください。
まだ溶けていない均整の取れた結晶です。自然が作り出す完璧な結晶。
次に水を想像してみてください。
混ざり気のない純水です。濁っていない水です。
次は声です。
声帯から発せられた音が声となって発声されていきます。その声は澄んでいて、どこにも無駄がありません。
まるで完璧な円のようです。均整の取れた結晶、純水のようです。
自然が作り出す様々な現象や物象にならった音(声)です。
これがベルカントでいうところの「良い声」。
理にかなった発声法で森羅万象に則した完璧な音です。
水面に水滴が一滴落ちます。水滴は着水と同時にしぶきをあげます。そのしぶきは王冠のようです。自然が作り出す王冠です。ベルカントにおいて声はこのようでありたいのです。
ビールの空き瓶の口に唇から空気をいれて音を鳴らしたことはありますか?
またはペットボトルの口に唇をつけ空気をいれて「ボーっ♪」と音を鳴らしたことはありますか?
綺麗に音を鳴らすために、唇の角度を変えたり空気の量を調節したり。感覚を使って感じて調節します。
そのペットボトルに見合ったより完璧な「ボーッ♪」を追求します。
それが終わったら今度は自分の発声器官で同じことをするのです。
これがベルカントです。
では。
