今回 の秘密兵器 公演は、陸くんと若い女性3人が客演。 
エピソード3 「まぼろし」は、珍しくく恋愛もので、脚本が五十嵐和弘さん、とあり、客演4人を意識したアテ書きの脚本かな、と思いました。
これが、4人の個性ににぴったりはまっていて、活き活きとしてました。 




ところどころにコネタが入っているのは、いかにも秘密兵器らしい演出。


面白かったのは、「まぼろし」 の場面転換で、

スマホやタブレットをスワイプすると画面が横に動くような感覚で、
居酒屋の右、左のシーンが変わります。 

これは、アクトリーグの対戦にに使えるなーとつい思ってしまいました。 

アクトリーグについては、以前、長々と評論を書いたことがあります。
これ 

アクトリーグ論を簡単にまとめると、 

● 演劇は、「筋立て」と「役者の演技」によって成り立つ 

● アクトリーグは、「ルール」と「役者の演技」によって成り立つ 

● 「ルール」の存在が、自由な発想を重んじる即興とも、演技の練習としてのエチュードとも大きくことなり、むしろ、スポーツと同じ枠組みである 

● 周到な練習とゲームプラン・戦略が必要であると同時に、どんなに事前準備してもその通りにならない制約もあり、筋書きのないドラマと感動を生む 

でした。 

アクトリーグは、もし、私が、アクトリーグの監督だったら、どういうコーチングをするか、 
という観点で観ていたところがかなりあったのですが、 

今回の場面転換(スワイプと呼ぶ)は、事前にチームが練習しておくパターンとして、かなり有効に使えるなーと。 

今回の例でいうと、中心に居酒屋のマスタを置いて、「起(第一幕)」で、左半分の場面をやり、「承(第二幕)」で右半分の場面をやって、「」転(第三幕)」で次の展開、というのを、チーム全体の共通戦術として使うことができる、 


先週、アクトリーグの監督をしていた金津さんと飲む機会がありました。 

女流落語家として、今、売り出し中の春風亭ぴっかりさんの新作落語の台本を金津さんが書いていて、 
ひっかりさんの口演を聴いたあと、飲みながら話をしました。
当然、落語の感想とかの話しになるのですが、 

アクトリーグの話しは、今でも熱く語れてしまう、 

不思議なものです。 


秘密兵器で、元アクトリーガーとして活躍していた、にいみさん岩田さんの活躍をみながら、 

こんなことをついつい考えていました。