トゥーランドット終演 | バリトン 井上雅人

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町田イタリア歌劇団 第40回公演の《トゥーランドット》が終了いたしました。

 2日間とも完売。成功おめでとうございました。

 

先日二期会の本公演でも務めたMandarino役。

二期会ではコメディアンでクイズショーの名物司会者という設定でしたが、今回は皇帝の右腕という位置付け。

大臣たちより少し立場が上な感じの設定でした。

 

この団体では、活躍されている方々も出演されるのですが、若手でこれから頑張ってほしい、という期待の新人も数多く出演しています。

そういう若手にも頑張ってほしい、という思いもあり、オペラ公演に関しては、経験値が多少ないと難しい役などに限りお引き受けしています。今回は直前に二期会でも歌った、ということもあって、Mandarinoを2日間での出演でお引き受けしました。

今回で町田でManarinoで出ることは最後かなと思っています。

初日のトゥーランドット役の刈田さん。

品格を備え持った姫、素晴らしかったです。

初日ティムールの大澤さん。

流石の存在感で、舞台に深みをもたらしてくれました。

初日カラフの安保さん。

厚みのある声で、絶好調でした!

ピンの戸村さん。

大変な役柄ですがしっかりこなしていました。

初日、リュウ役を初めて務めたという大坂さん。

努力がしっかりと活き、素晴らしい演奏でした。

二日目の松岡さん。

高音もバッチリ決まり熱唱!素晴らしかったです。

 

稽古場では、歌や演技以外にも、どれだけ意欲、意志を持って取り組んでいるかが至る所から伝わってくるものです。

スタッフや共演者に対する敬意、作品に対する追求、お客さまに対する感謝、などなど。

そういう意志を持った人が多いことはとても素晴らしいことだと思っています。

そうでない人ももちろんいます。そういう人はどうか、しっかり自分を見つめ直し、頑張ってほしいです。自戒も込めて。