6月10日-11日に東京大学を会場に開催された全日本鍼灸学会の報告です。
一般口演:「小児とアトピー」セッションは、私、masato-acpistが座長を担当しました。アトピー性皮膚炎を対象にした研究報告では、アトピー患者を対象に手足に通電療法を行ない、皮膚表面の細胞面積を評価した研究結果が報告されました。アトピー性皮膚炎では皮膚の炎症により、皮膚の生え替わり:ターンオーバーが亢進しており、皮膚表面の細胞面積は小さくなっています。今回の研究では、5週間に渡る通電療法により、患者の皮膚表面の細胞面積は縮小しており、ターンオーバーの正常化、すなわち皮膚炎症の鎮静化が客観的に観察されました。
これまでの研究では、鍼治療による、痒みの軽減やアレルギー状態の緩和(IgE抗体の低下)、QOLの向上は報告されてきましたが、今回の研究では皮膚機能の正常化が免疫学的手法により明らかとなりました。
明治国際医療大学京都駅前鍼灸院では、アトピー性皮膚炎の鍼灸治療に専門的な知識と技術を身につけた鍼灸師が対応します。鍼灸治療で痒みの軽減と皮膚機能の正常化を。
明治国際医療大学 京都駅前鍼灸院
場所:JR京都駅前、ヨドバシカメラ南側
山崎メディカルビル地下1階
電話:075-371-1189
担当:江川雅人(明治国際医療大学 教授)
担当日:月、木、金、土曜日
治療費:4,000円(初診料1,000円)