前回は都立高の良い所を書きました。
世の常で問題点もあります。
先ずは過去に何度か書いた「先生の質」です。
都立の先生は、わりと頻繁に異動します。
娘の入学した学年のクラス担任は、全員今は他校にいます。(3年の間にいなくなったわけです)
これでは教員の質が担保できませんよね。
同様に「生徒の質」も担保されません。
確かに厳しい試験を通過してきている子供たちなので皆優秀でいじめなどもありませんが、授業態度に問題があっても厳しく指導されていません。
私立なら退学にすることで規律も保てそうなのですが、公立はそこが難しいところです。
さらに都立中高一貫校では、中学の間は給食がありますが、高校になるとお弁当持参になります。
私立だとカフェテリアがあったりして、お弁当が作れない日はそこで食べることもできますが、私の知る限り都立高にカフェテリアはありません。
それも含めて私立と大きく違うのが「設備」です。
多くの都立が歴史があるので設備・備品の数は整っていますが、いかんせん維持費が貧弱なので質が保てていません。
校舎がボロいとはよく言われます。
東京都の予算を見ると、ちまちまとした修繕費しか計上されていません。
何となくあちこちがボロいのも、都立高の特徴です。