少し訪問記の間隔があいてしまっていて申し訳ないです(汗)
前回までは福岡での楽しい時間の回想だったんだけど、今回は長崎訪問です。
そもそも、今回の九州訪問は長崎に訪問することが一番の理由でした。
その理由はある先生のお墓参り。
長崎には僕が研究を始めた初期に凄くお世話になった先生がいらっしゃいました。
当時の僕はオーストラリアで日本人とオーストラリア人の体格の違いについて調査を進めていて、海外に住んでいる日本人が日本に住んでいる日本人とどう違うのかについても凄く知りたかがってました。
その時に日本人の身体特性について報告をされている論文を見つけて、その先生が長崎にいらっしゃることが判りました(論文には研究代表者の名前や連絡先が記載されています)。
当時はメールアドレスが必ず記載されているわけではなく、その先生の場合もメールアドレスはありませんでした。でも、所属先の連絡先はありました。
当時の僕は怖い物知らずと言うか、失礼と言うか、どうしても日本に住んでいる僕の研究対象者と同世代のデータが欲しくて、その先生に国際電話をかけて、
「先生のデータを下さい!!」
とお願いをしてしまいました。
そんな唐突な見ず知らずの学生のお願いに先生はとても丁寧に答えてくださって、僕が希望した年齢層のデータ(当時はフロッピーディスクでした)をオーストラリアにまで送ってくださいました。
それ以降、その先生とは節目にご報告をしていたんだけど、博士号を無事取得してポスドクに進む直前の2006年にやっと長崎に伺うことができて、お互いの顔を見ながらお話しすることができました。その時にこれまで先生が集められたデータを僕なりの観点から再解析をして論文にまとめさせていただく許可を頂いて、これからは共同研究者として一緒に研究ができると楽しみにしていました。
ところが翌年に先生はお亡くなりになり、僕もその後九州に行くことができずにいたんだけど、今回、先生を通じてお知り合いになり、色々と気をかけてくださっている先生から先生のお墓参りに、亡くなられた先生の奥様とご一緒に行きましょうと機会を作って頂けました。
たった一度しかお会いできなかったけど、僕にとても大きな影響を与えてくださった先生なので、今回先生にご報告をさせて頂く機会を作っていただけたことは、本当にありがたかったです。しかも、奥様ともお会いすることができ、生前の先生のお話を伺うこともできました。
そしてその一大イベントの前に、企画してくださった先生と、もう一人その先生とのご縁で論文を一緒に書かせて頂いていて、これまでメールでのみやり取りをさせて頂いていた先生のご配慮で長崎の2つの大学で講義と招聘講演をさせて頂きました。
その講義や講演で、また新しい先生方や学生さん達との出会いがあり、同時に先生方が現在行っている研究プロジェクトのお話や、共同研究の可能性について意見を交わすことができて、とても刺激のある2日間の滞在でした。さらにプロジェクトチームの数名の先生はお墓がある近くの温泉宿に一緒に宿泊して、温泉に入りながら、お酒を飲みながら凄くきさくに話をさせてもらうことができました。長崎で進んでいる研究プロジェクトは疫学的・公衆衛生学的なものだけど、僕が持っている身体測定という技術は、臨床から疫学まで活用できるので、ぜひ参加の機会を持てたらと思っています☆
突然国際電話をかけて12年が経つけど、その1本の電話からこうして数十人の人の輪が広がって、今の僕の研究の幅をとてつもなく広くしてくださった先生には、本当に感謝以外のなにも無いです。将来僕が死んだ時に先生に恥ずかしくない報告ができるように、今後もしっかりと良い研究を続けていきたいと思います。















