q2019年の再演の際、とったチケットの日付を間違えて上演翌日に気づき観損なった因縁の公演をやっと観ました。

女優、声優と幅広いジャンルで 活躍する実力派・戸田恵子と戸田の魅力をよく知る 演出家・三谷幸喜による強力なタッグで贈る、 知られざるジュディ・シルバーマンの物語。 


映画「オズの魔法使い」で全世界のアイドルとなった、天性のミュージカルスター、ジュディ・ガーランド。その人生は華やかさと哀しさが入り交じった数奇なものでした。しかしこれは彼女の物語ではありません。ジュディと同じ名を持ち、彼女の付き人として、専属の代役として、長年に渡って影のように寄り添った一人の女性、ジュディ・シルバーマン。彼女の生涯を知る人はほとんどいません。  ジュディを愛し続け、そして憎み続けた、もう一人のジュディの物語。

舞台上にはセットらしき物はほとんどなくて、ピアノとウッドベースとドラムのジャズトリオセット。女性3人の奏者と掛け合いながら演劇というよりはコンサートのような感じでアメリカでの体験談なども語りながらジュディガーランドのナンバーなど含め幾つかのジャズソングを歌い繋いで行きます。

5月に博品館でプレ公演をし、そのあとアメリカ公演を終えての凱旋公演ということです。


オズの魔法使いのオーディションで主役のドロシー役を争って選ばれたガーランド、落ちたシルバーマン。

ショービジネス業界の中で薬漬けになっていったジュディガーランド、それをそばで見ていたシルバーマン。彼女の残した日記が出版され、それを元にしてこの脚本が書かれた…。


という体で進めて、最後影の声で、「そんな本は存在しない」「そもそもジュディ・シルバーマンなる人物はいない」と暴露されると戸田恵子は舞台でずっこけて、大の字になったりしました。みんな三谷幸喜に騙された訳でした。


残念なことに最終日までにプログラムは完売していて入手できず。