赤姫姿の老醜の女形が車椅子に腰掛けている。
ここは彼岸か?此岸か?
「赤」を身にまとった「男」が紡ぎ出す、
いにしえの物語。
白粉で塗り固められた虚構の世界を支える「男」たちの、涙、怒り、そして嫉妬……。
「女形」が孕むその内実を、文壇の愛憎劇に仮託して描く哀しきコメディ。

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花組芝居はたまに観ることもある。今回は取ってみたけど、自分的には「うーん、どうしても観るべき芝居」という感じでもなかったかな、とい印象(あくまで好みの問題)


ちなみに

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歌舞伎に登場するお姫様役を、その衣裳の色から「赤姫」と呼びます。鮮やかな赤の地色に花柄などをあしらった衣裳は、美しく華やかなお姫様の姿を象徴し、さらに激しい恋に燃える一途な情熱も表現しています。

 赤姫といっても衣裳が必ず赤と限定されているわけではなく、藤色や淡紅色が用いられることもありますが、その役柄を「赤姫」と総称しています。

 お姫様役をきちんと演じるには、演技力はもちろんのこと、永年にわたって培われた気品が備わっていることも大切な要素といわれています。

 赤姫の中でも特に代表的で難しいとされる役に、『本朝廿四孝』の八重垣姫、『金閣寺』の雪姫、『鎌倉三代記』の時姫があり、「三姫」と呼ばれています。

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ということなので、僕自身にもう少し歌舞伎の知識があればもっと楽しめたのでしょうが。