ナビレラ〜それでも蝶は舞う@シアタークリエ

 

元々は韓国の漫画だったそうで、それがNetflixの動画になったり舞台化され、今回日本版の初演。

都民半額観劇会で7000円で鑑賞できました。

 

三浦宏規ははまり役。彼は5歳からバレエを習っていたのが足を痛めてバレリーナとしての道を諦め演劇の道に進んだそうですが、そうした経験が見事に生かされてました。先日観た「メディア/イアソン」での子供の役との振り幅がすごい。ただ、バレエのレッスンに集中できないという設定が生活苦のバイトのためかと思いきや家は裕福なようだしちとわかりにくい。

 

対してその彼の踊りを観て、残された人生、若い頃からの夢を追いかける老人役の川平慈英は、やっぱりどうしても「川平慈英」なんですよね。普通の老人に見えない。市井の老人を演じるには彼のあくの強さが邪魔しちゃう。奥さん役の「岡まゆみ」が声のトーン含めいい感じのおばあちゃんなんだけど、川平はやっぱり「楽天マン」っぽいトーンのあの川平で。イメージ的には市村さんの方が「らしい」かな。

 

今回バレエ団が舞台の作品なので、その他大勢的な仲間も皆歌って(バレエが)踊れる俳優を集めたよう。ただ髪の色や髪型に特徴ある俳優さんがいるけど、バレエ団仲間と、昔のサッカー仲間だったヤンキーの二役で違う場面に出てくると一瞬同じ役のようにお見えてしまう場合もあり、あまり個性的な見た目というのは複数の役を演じるときは注意しないとなと思ったり。

 

6月8日まで