はじめて政治ボランティアに行ってみた。郡山市の選挙で考えたこと

郡山市の選挙の話を耳にする機会が増えて、「自分も少し関わってみようかな」と思ったのがきっかけでした。実際にボランティアに参加してみて、どんなふうに感じたのかを、簡単に書いてみます。

郡山市でのボランティア活動の様子

参加してみて思ったこと

やってみて思ったのは、ボランティア活動の意義って、大きな成果を出すことだけじゃないんだなということ。自分の時間を少し使って、郡山市の身近なところに意識を向ける。それ自体が、自分にとっては意味のあることだった。

初日は事務所で作業を手伝った。自分がやったのはチラシのシール貼りで、休みの体調管理も兼ねて、午後の少しの時間を良い行いに使ってみた。自分の知らない世界だったけど、先輩たちの指導ですぐに動けるようになった。

帰り道に感じたこと

帰り道にふと思った。
政治って結局、遠いところの話じゃない。郡山市の道路とか、子どもの通学路とか、近所の空き家とか、災害のときの備えみたいな、身近なところから繋がっている。

やってる最中は「自分は何を貢献できてるんだろう」と考える時間もあった。でも終わったあとに残ったのは、「少しだけ郡山市のことがわかった気がする」という感覚だった。それが、ボランティア活動の意義のひとつなのかもしれない。

振り返って

今回はとりあえず「体験してみた」というところまでで、これから深く関わるかどうかはまだ決めてない。ただ、郡山市の選挙に関わる活動を通じて、街を歩きながら「この地域の課題って何だろう」と考えるきっかけにはなった。

遠くから眺めてるより、自分の足で少し触れてみる方が、少なくとも自分にとっては意味があったなと思った。

ThinkPad Yoga 260. kvm-ok / KVM acceleration / VT-x vmx EPT
検証メモ / ThinkPad + Ubuntu

ThinkPad Yoga 260、元からある仮想化を検証して取り戻す

新品サーバではない2016年機のVT-xは生きていた。消えていたのはBIOSではなく、カーネル7.0とUbuntu 26.04側の地図だった。

 ユーザー yoga260 / kernel 7.0.0-31-generic / i5-6200U / TDP 15W

Yoga 260 は新品のサーバではない。2016年前後の12.5インチ、CPUは Intel Core i5-6200U(物理2コア / Hyper-Threadingで論理4本、TDP 15W)だ。この世代のThinkPadには、最初から Intel VT-x が載っている。今日の作業は新機能の追加ではなく、ハードが持っていた機能が今も生きているかを確かめ、Ubuntu 26.04 側の地図が変わって見えなくなっていた道を繋ぎ直すことだった。

検証の方針は最小権限。BIOSを触らず、まず CPU フラグと KVM 入口だけを読む。ゲスト作成は別工程。秘密情報やクラウド鍵は扱わない。

ハードのいま: システムモニタから

朝、GNOMEのシステムモニタを開いた。

項目値
CPUi5-6200U @ 2.30GHz
論理CPU4本、使用率 53-63%
周波数約 1.00 GHz
温度49度C(最高 53度C)

定格は 2.3GHz、Turbo は最大 2.8GHz なのに、全スレッドが 1GHz 付近で平坦に乗っていた。熱で叩かれた形跡はない。49度は、この U シリーズとしては低い。省電力側の P-state に落ちているだけで、ハードの故障ではない。右側では Firefox が YouTube を再生していた。この世代のソフトデコードだと、この帯の負荷はよく出る。

ここで見たかったのは「忙しいかどうか」より、4論理CPUが揃って応答しているかだった。物理2コアに HT が乗った、工場出荷時の姿のまま動いている。

元の機能は VT-x。失われていたのは BIOS ではなかった

i5-6200U は ARK 上、次を持つ。

  • VT-x(CPU 仮想化、フラグ名 vmx)
  • EPT(メモリ変換のハードウェア化)
  • VT-d(I/O 側。ボードと BIOS 次第)
  • VPID

ThinkPad 系の BIOS では Security タブに Intel Virtualization Technology がある。Yoga 260 もその系統だ。ただし「項目がある」と「今オンか」は別だ。ハード検証は MSR と KVM の入口で行う。

出力 kvm-ok
kvm-okINFO: /dev/kvm existsKVM acceleration can be used
出力 IA32_FEATURE_CONTROL (MSR 0x3A)
sudo rdmsr 0x3A5

0x3A は IA32_FEATURE_CONTROL。5 は二進数 101 で、Lock 済み+通常の VMX オン。BIOS が起動時に書いて鍵を掛けた状態で、OS から後付けしたものではない。dmesg に kvm: disabled by bios も出ない。

つまり仮想化は死んでいなかった。ThinkPad の元のスイッチは最初から入っていた。今日 F1 で BIOS を開く作業はしていない。

lsmod には kvm_intel kvm irqbypass が載り、使用中ゲストは 0 台。モジュールはある。使う側の道が、まだホストに通っていなかった。

カーネル 7.0 で「昔の地図」が消えた

6.x までの手順は、いまの値をここに見に行く。

パス 6.x までの sysfs(7.0 では無い)
/sys/module/kvm_intel/parameters/nested/sys/module/kvm_intel/parameters/ept

7.0.0-31-generic では、ディレクトリごと無い。lsmod に kvm_intel が出ても、sysfs の古いつまみは置かれない。ハードが VT-x を失ったのではなく、Linux 側が「切るスイッチ」をやめた。EPT は常時オンに近く、パラメータはモジュールファイルのカタログ側に残る。

モジュール情報 kvm-intel.ko.zst
filename: .../kvm-intel.ko.zstparm: ept / vpid / nested / unrestricted_guest / enable_apicv ...

いまの値は親モジュール側で読めた。

現在値 /sys/module/kvm/parameters/
enable_virt_at_load : Ytdp_mmu             : Yallow_unsafe_mappings: Nenable_vmware_backdoor: Nnx_huge_pages       : Y

enable_virt_at_load=Y が、6.12 以降の「モジュールを載せた時点で VT-x を確保する」動きだ。kvm-ok が通る理由と一致する。数値も工場既定(halt_poll_ns=200000 など)で、緩めてもいない。

検証の結論は短い。CPU の元機能は生きている。壊れていたのは自分の頭の中のパスだけだ。

ソフトの名前が変わっていた。機能をホストから取り戻す

地図を直したあと、ホストに QEMU/KVM を入れる。ここで Ubuntu 26.04 特有の段差が二つ出た。

ひとつめ。昔のメタパッケージ名 qemu-kvm は実体を持たない仮想パッケージになった。

パッケージ名
qemu-system-x86      基本スタック  <- こちらqemu-system-x86-hwe  仮想化 HWE(TDX / SEV-SNP 向け)

Yoga 260 の Skylake に TDX は無い。HWE を混ぜると壊れる。実体は qemu-system-x86 を明示する。

ふたつめ。virt-manager は universe。最初の取得が resolute/main だけだと見つからない。ubuntu.sources を見ると、最終的には両スタンザとも:

ubuntu.sources
Components: main restricted universe

universe を有効にして入れ直した結果、dpkg 上はこうなった。

パッケージ役割この機での位置づけ
qemu-system-x86 1:10.2.1+ds-1ubuntu3.2KVM 付き QEMU取り戻した本体
virt-manager 1:5.1.0-1仮想マシンマネージャー操作面
ovmf 2025.11-3ubuntu7ゲスト UEFI必要
ovmf-inteltdx / ovmf-amdsevTDX / SEV 用ファーム付属だけ。6200U では使わない
libvirtdゲストの仲介active
コマンド グループ追加
sudo usermod -aG libvirt,kvm yoga260

グループはログイン時に決まる。ログアウトして入り直すと:

確認
groups  ... libvirt kvmsystemctl is-active libvirtd  ... active

仮想マシンマネージャーが開き、接続名は QEMU/KVM。一覧は空。ハードの VT-x が、再びユーザー空間から見えるところまで戻った。

ゲスト 0 台なのは未作成であって、失敗ではない。

ハードの上限。取り戻しても 2016 年の 15W のまま

機能が戻っても、シリコンは増えない。

項目Yoga 260 での目安
ゲスト vCPU2(4 はホストが飢える)
メモリ2048-3072 MB
ディスク20 GB qcow2(本体は /var/lib/libvirt/images/)
ゲスト OSUbuntu Server(Desktop を重ねない)
ネット最初は NAT(別マシンとして 192.168.122.x)

ThinkPad の「もう1台」は、同じ机の上に Server を載せるイメージになる。インストール中はホストの YouTube を閉じる。止めるときはゲスト内 sudo poweroff。

ホームをディスク使用量アナライザーで見ると 1.7 GB で、うち 1.3 GB が Firefox の .cache だった。virt-manager の設定は 32 kB。仮想ディスクはホームには無い。キャッシュの赤と KVM の容量は別指標だ。

今日の検証で分かったこと

  1. 1. VT-x は元からオンMSR 0x3A=5。BIOS 作業なし。
  2. 2. 1GHz / 49度C は省電力仮想化の死ではない。
  3. 3. カーネル 7.0 は古い sysfs つまみを置かない現在値は /sys/module/kvm/parameters/。
  4. 4. Ubuntu 26.04 は qemu-kvm という名前を捨てた実体は qemu-system-x86。universe が必要。
  5. 5. HWE 仮想化スタックはこの機に不要Skylake に TDX は無い。
  6. 6. 機能はホストから見えるところまで戻した中に載せる OS はこれから。

次は Server の ISO を置いて、ファイル - 新しい仮想マシン、だけだ。ハードの検証は今日で一段落した。元々あったスイッチを、新しい OS の言葉で呼び直せばよかった。

セキュリティの強化
ゲストは NAT から始める。ISO は公式チェックサム確認後。qcow2 はホーム直下に置かない(既定は /var/lib/libvirt/images/)。HWE / TDX / SEV 用ファームは 6200U では使わない。画像は Ameba 公式ホストのみ。

食と代謝メモ

同じ梯子を登る
ビタミンAと水銀

食物連鎖の梯子を登るビタミンA(金)と水銀(銀)

今日は日記というより、調べメモです。魚を食べる話から始まって、レバーのビタミンA、水銀の入り方と出方まで。医療の助言ではなく、公的機関の数字を自分用に並べた記録です。

きっかけは単純です。肉食動物のレバーにビタミンAが溜まる話と、魚の水銀が溜まる話が、同じ梯子を登っているように見えたからです。栄養と毒。性質は違うのに、貯蔵庫はどちらも「頂点の内臓」になりやすい。

同じ梯子、違う荷物

海や北極の短い食物網は、こう繋がります。

植物プランクトン → 小魚 → アザラシや大型魚 → 頂点

植物側のカロテノイドは、上へ行くほどビタミンA(レチノール)として肝臓に貯まります。環境中の無機水銀は微生物でメチル水銀になり、同じ梯子を登って筋肉や肝臓・腎臓に貯まります。

ビタミンA / 第4層のレバー

ホッキョクグマの肝臓が人間に危ないのは、昔から探検記に出る話です。中身は「毒」というより、脂溶性ビタミンの過剰です。報告値は肝臓1グラムあたり数千〜1万マイクログラムを超えることもあり、人間が数十グラム食べると急性の過剰症になり得ます。日本ではイシナギの肝臓が同じ理由で食用禁止です。

一方、肉食動物自身は耐えています。尿へレチニルエステルを出せること、肝臓の星細胞(Ito細胞)に巨大な脂質滴として貯められることが、適応として報告されています。動物園の個体は野生よりビタミンAがかなり低い、という比較もあり、蓄積は「北極の食事」そのものに依存しています。

水銀 / 同じ梯子

水銀も同じ梯子です。ホッキョクグマの肝臓水銀は報告で1グラムあたり数マイクログラムから30を超える例もあります。セレンと組んで毒性を抑える面はあるものの、一部の地域個体群では懸念が残るとされています。

人間の代謝は通過点

人間が日常で摂る水銀の大半は、魚介類のメチル水銀です。腸からほぼ全部吸収され、アミノ酸に似た形で運ばれ、肝臓を経由して全身へ行きます。脳と胎盤も通ります。ここがビタミンAの「レバーを避ければ足りる」話より厄介な点です。筋肉側にも乗るからです。

排出の主経路は便

1. 肝臓でグルタチオンと結び、胆汁へ出る

2. 腸で一部が再吸収される(腸肝循環)

3. 腸内細菌などがメチル基を外し、無機水銀にする

4. 無機水銀は腸からほとんど戻らず、便として出る

尿、毛髪、爪、母乳からも少量出ます。メチル水銀の生物学的半減期はおよそ70日。70日ごとに半分なら、1年後に残るのは約3パーセント。モデルでよく使う消失は、体内量のおよそ1.4パーセント/日です。

排出量は「1日何グラム」と決まっていない。そのときの体内量に比例する。同じ量を長く摂ると、入る量と出る量が釣り合う。平均的な食生活では、毎日数マイクログラム入り、同じくらい出ている。

公式の量と、実際の平均

食品安全委員会(2005年)は、胎児を守る観点からメチル水銀の耐容週間摂取量を次のように評価しました。対象は妊娠している人、またはその可能性がある人です。国際機関JECFAは1.6 μg/kg体重/週です。

2.0 μg/kg体重/週
水銀として / 日本の耐容量

体重55キロなら週あたり約110マイクログラム、1日あたり約16マイクログラム。60キロなら週120マイクログラム。

日本人の平均摂取は総水銀でおよそ8.2マイクログラム/人/日。約88パーセントが魚介類。体重50キロ換算だと週1.15 μg/kg前後で、妊婦向け耐容量の6割弱。平均的な食生活なら、公式は「健康影響が懸念される水準ではない」としています。

偏るのは大型の肉食魚と一部の鯨類。1回約80グラムの目安。

週1回まで
キンメダイ メカジキ クロマグロ メバチ

週2回まで
キダイ マカジキ ミナミマグロ

通常量で可
キハダ ビンナガ メジマグロ ツナ缶 サバ アジ イワシ サンマ

魚の暫定規制値は総水銀 0.4 ppm、メチル水銀 0.3 ppm。マグロ類や一部の深海魚などは適用外で、摂食の目安で管理しています。

手元のルール

・野生の大型肉食動物のレバーは食べない。イシナギ肝も禁止どおり。

・市販レバーも頻度を抑える。ビタミンAは脂溶性で、サプリと重なりやすい。

・魚は種を散らす。同じ大型魚ばかりにしない。

・「デトックス」や自己キレートは使わない。半減期は月単位。中毒が疑われるときだけ医療機関。

・数字は公的機関を優先する。

セレンは水銀と強く結び、毒性の出方を変える、という研究は多いです。ただし「サプリを足せば排出が速くなる」まで公式化されてはいません。魚にはもともと両方含まれることが多く、偏った補給より種類を分ける方が先です。

北極の頂点は、栄養も汚染も濃縮して見せてくれます。人間の体は、ビタミンAもメチル水銀も「貯める名人」というより、「ゆっくり通す装置」です。通す速度は変えにくい。変えられるのは、何を、どの部位を、どの頻度で口に入れるか、の方です。

2026.09.05 郡山散歩

水天宮から知の森へ
麓山と開成山を歩いた一日

水を守る社から、本と紙と写真の森へ。安積開拓の水路が、知の道になっていた。

コース 久留米・水天宮 → 麓山公園/麓山の杜 → アサカ理研 郡山中央図書館 → 郡山市歴史情報博物館(ペーパーアート) → こおりやま文学の森資料館(土門拳の風貌)

今日は、水のほとりから知の森まで歩いた一日だった。久留米の水天宮を起点に、麓山の図書館と歴史情報博物館へ。そこから開成山の地にあるこおりやま文学の森資料館まで。安積開拓の水と、本と紙と写真が、同じ一本の道でつながっているのを実感した散歩になった。

水天宮から歩き出す

郡山市久留米三丁目の水天宮

久留米三丁目の水天宮

スタートは郡山市久留米三丁目の水天宮。久留米藩からの入植者のために、故郷の水天宮の御分霊を奉遷した社だ。建築費の寄附名簿には、三条実美、伊藤博文、大隈重信、松方正義、岩倉具視といった明治の名が並ぶ。日本遺産「一本の水路」の物語を歩く入口としてもぴったりだった。

水を守る社から、疏水が拓いたまちへ。今日のテーマは最初から決まっていた。

麓山へ 滝と杜のあいだ

麓山公園の緑と水辺

麓山公園

久留米から麓山へ足を進めると、空気が少し変わる。文政七年に宿場町昇格を記念して造られ、明治のはじめにほぼ今の形になった麓山公園。安積疏水の完成を記念した「麓山の飛瀑」と、心字形の弁天池。水の記憶が、街なかの緑に残っている。

すぐそばには21世紀記念公園・麓山の杜。花と緑と水の公園を抜けて、知の施設が並ぶ一角へ。

アサカ理研 郡山中央図書館

知の拠点 麓山一丁目5-25

愛称:アサカ理研 郡山中央図書館(2025年4月〜)

令和7年4月から愛称がついた中央図書館。市民の知の拠点として約47万冊を所蔵する。玄関付近にはネーミングライツに伴う常設展示コーナーもあり、有価金属の回収・再生と循環型社会の話が並ぶ。

水が土地を拓き、本が人を拓く。麓山は、そういう場所なのだと思いながら館内を歩いた。

図書館公式

となりの歴史情報博物館

ペーパーアートの世界

企画展「懐かしい風景の記憶―太田隆司ペーパーアートの世界in郡山」/2026年7月18日〜10月12日

郡山市歴史情報博物館のペーパーアート展

歴史情報博物館 ペーパーアートの世界

図書館の隣、麓山一丁目5-30が郡山市歴史情報博物館。2025年3月開館の、博物館機能と公文書館機能を合わせ持つ「知の結節点」。

紙を何層にも重ね、わずか17センチの奥行きに風景を立ち上げる「紙の魔術師」太田隆司さんの作品展。福島県初開催で、郡山駅前をテーマにした新作『郡山駅TAXI POOL〜時を待つ場〜』もある。

鉄道、結婚、昭和、四季。動き出しそうな車や電車、何か話しているような人たち。紙なのに、時間が止まっていない。駅前の記憶が層になって残っている感じが、疏水の水の層と重なって見えた。

展示室内は撮影ルールを守ること。作品の無断転載はしない。

博物館公式

開成山の文学の森

特別企画展「土門拳の風貌」

2026年8月8日〜10月12日/会場:こおりやま文学の森資料館(豊田町3-5)

こおりやま文学の森資料館 土門拳の風貌

こおりやま文学の森 土門拳の風貌

麓山から開成山のほうへ。資料館は安積開拓の中心だった開成山の地にある。「文学の森」の名は、開成山の古い呼び名「放れ森」から来ている。

人物写真の名手と呼ばれた土門拳が、明治・大正・昭和の文化人を正面から捉えた肖像。呼吸が聞こえてきそうなクローズアップは、紙の層とは別の意味で「奥行き」があった。

同じ敷地の久米正雄記念館では連携企画「久米家のアルバム」も開催中。鎌倉から移築された和洋折衷の邸宅と庭をゆっくり見て、旧豊田貯水池へ続く散策路にも足を伸ばした。ここにもまた、水がある。

文学の森公式

水から知へ

水天宮の水、疏水の滝、図書館の本、紙の風景、写真の風貌。今日歩いた麓山と開成山は、開拓の水がまちを潤した先に、知が森になった場所だった。

二つの企画展はどちらも10月12日まで。涼しくなってきたこの季節、同じ道を歩く人が増えてもいいと思う。

セキュリティの強化 / 最小権限

Ubuntu上のFirefoxで、タブ用プロセスがユーザー名前空間に入り権限ドロップが通った確認画面
イメージ画像

Ubuntu上のFirefoxで、タブは分かれていても「権限を落とす箱」が閉じていなかった問題を直した記録です。Firefoxに元からある機能を復活させてみました。表示が速くなった話ではありません。

Firefox本来の機能(Unprivileged User Namespaces + chroot を使った特権ドロップ)を復活させて、その範囲を狭くした記録です。

確認済み: firefox --version から EPERM が消えた(2026-09-05)。OS全体の名前空間制限は緩めていません。

何が良くなったか

変更前は「タブは分かれているが、箱の蓋が閉まっていない」状態でした。変更後はFirefoxがタブ用プロセスをユーザー名前空間に入れ、権限を落とせます。

項目前今
版表示EPERM が出る版番号だけ
名前空間作れない作れる
AppArmorラベル汎用 unconfinedfirefox 系の名前付き
作成時の行き先制限用へ送られて拒否許可プロファイルとして作成
隔離一段弱いFirefox本来の強度
OS全体の制限有効有効のまま

体感の速さ・広告量・見た目は変わりません。追跡防止の「厳格」やHTTPS-Onlyは未設定です。

依存関係

効果はFirefox単体では出ません。下の層が揃ったときだけ蓋が閉まります。

カーネル制限
AppArmor(定義を読み込む)
プロファイルファイル
起動ファイル3本
タブ用プロセス
ユーザー名前空間(箱)
層欠けると
カーネル制限が有効なのに定義なしFirefoxだけ弱い(初期状態)
プロファイルのパス誤字結合せず同じ弱点
parser未実行ファイルはあるがカーネルは知らない
再起動していない古いプロセスが残る
配布がSnapに戻るパスも閉じ込め方も別物
制限を全体オフ改善ではなく防御の破棄

方針

  • 採用: Firefoxの実行ファイルだけに名前空間作成を許可する
  • 不採用: システム全体で制限をオフにする

今回の定義はファイルを細かく閉じる檻ではありません。名前を付けて箱だけ通す最小変更です。

再適用(自分のPCで検証してから)

sudo apparmor_parser -r /etc/apparmor.d/firefoxsudo systemctl reload apparmorpkill -u "$USER" -f /usr/lib/firefox || truefirefox --version

成功の目安は、版番号だけが出て EPERM が無いことです。

過大評価しないこと

  • フィッシングや弱い拡張、盗まれたパスワードは別問題
  • VPNの外側の追跡も別問題
  • 次の層は追跡防止の厳格、HTTPS-Only、拡張の最小化