22日の日曜日、いわき市に両親の墓参に行った。

 5月3日以来、ほぼ2ヶ月ぶりのいわき。

 墓参のあと、母親の晩年によく一緒に行った薄磯海岸へ。

 墓参をさぼっていた間にも、ずっと海を見に行きたいと思っていた。


 車の気温計は28度だったが、体感は25度くらいか。

 水辺で遊ぶ子どもたち、カイトを飛ばす若者、それを見つめるお年寄りたち。

 私は海岸には降りず、防波堤の上で自分の真上の空を仰ぎ潮風を全身に浴びた。


 「やっぱりオレには海が不可欠だな」

 東日本大震災の津波によって海辺の街は消滅してしまい、防波堤も巨大になってしまった。

 子どものころから馴染んでいた風景は一変してしまった。

 でも、この空気がいまだに自分には生命維持装置の役を果たしていると実感する。


 

 墓地の駐車場の北斜面にはホタルブクロが群生していた。

 郡山の街中のホタルブクロよりは、やはり元気がよさそうだった。

 明日からも仕事、頑張るぞ。