ファイナルデータは使い物にならなかったので、数千円をドブに捨ててEaseUs Data Recovery Wizard Proで復元しました。
【スキャン】
ファイナルデータ
クラスタスキャン推定所要70時間(25時間で止まり完走せず)
フォーマットしたディスクの復元(60%程度で止まり完走せず)
EaseUs Data Recovery Wizard Pro(試行版も同じ)
ディープスキャン約7時間で完了
凡そ以下の3種類のデータを見つけて来ます。
1. 「ディレクトリの維持」
ディレクトリが維持され、全てではないがその下にファイルもある
2. どのディレクトリに属していたか不明だが、ファイル名は残っている
3. どのディレクトリに属していたかもファイル名も不明
2.や3.のファイルは殆ど1.のものと重複しているようです。
データ容量は3.5TBくらいだと思うので、容量(TB)×2時間といった感じだと思います。
4TBのディスクですが、発見したデータの容量は、削除したデータや移動したデータも含んでいるため7TBくらいでした。
それらを除くと80~90%は発見出来ている感じです。
どうしても復元したかったデータも無事発見してくれました。
【復元】
EaseUs Data Recovery Wizard Pro
ファイナルデータは製品版を再導入する必要があったのですが、こちらは試行版と製品版でプログラム自体は同じで、ライセンスキーを入れると復元機能が有効化されます。
上記の7TB位から1.の「ディレクトリの維持」配下のフォルダー/データを復元しました。
所要時間は約4日。
1TB復元するのに約1日掛かるという事ですね。
10TBのHDDを復元しようと思ったら、スキャンに20時間、復元に10日、計11日くらい掛かる事になります。
復元対象HDDには戻せないので、復元先として10TBの空き容量が別途必要です。
それはさて置き、結論として、ファイナルデータは
遅い、(EaseUsより)高い、不味い(動かないのですから)
という製品だったという事でした。
ネット上のデータ復元関係のサイトでフリーのツールでどうしてもダメな時は有料の「ファイナルデータ」があります、と紹介されていることが多いのですが、それに釣られて購入する人が多いから、売り上げNo.1なのでしょう。
そういう釣りには騙されないようにしたいですね。