アストンマーチン・ホンダ誕生で角田裕毅や岩佐歩夢はどうなる? | masashik0305のブログ

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とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

2026年のPUレギュレーション改定に向けて、供給チーム未定のまま研究目的と称して登録だけ?していたホンダですが、数日前からアストンマーチンと組むとの報道があり、昨日正式に発表されました。

 

アストンマーチンの要求に応えて外形etcを設計するワークス契約との事です。

 

この契約で立場的に一番悩ましいのは現在アルファタウリに乗る角田選手のように思います。

 

ホンダ側は2026年以降アストンマーチンのドライバー候補にしてくれれば有難いと語り、マーティン・ウィットマーシュも「真剣に検討したい」と言っています。

 

ですが、タイトルを獲る為に、メルセデスを凌駕する為にホンダと組んだと公言しているストロールですから、勝てるドライバーしか乗せないのではないでしょうか。

 

現状、レッドブル、メルセデス、フェラーリのドライバー+アロンソがトップ7でしょう。

それに続くのは、ノリス、ガスリー、ストロール、オコンと言ったところでしょうか。

 

今年の活躍で評価が高まっている角田選手ですが、上の11人の次といった評価のように思います。

 

アストンマーチンに獲得を検討して貰うには、少なくともトップ7に肉迫するドライバーと誰もが認める存在にならないといけないでしょう。

 

そんな存在になると、今度はレッドブルがすんなり手放してくれるのか、という問題が出て来ます。

 

すると、シャシーは恐らく最高、PUは全くの未知数のレッドブルに残るのか、シャシーはレッドブルの次くらい、PUはある程度計算出来るアストンマーチンに移籍するのか、という悩ましい選択が待っていますが。

 

岩佐選手はより厳しい状況で、来年F1に昇格し、印象的な活躍をしないとF1に残るチャンスは無いように思います。

2026年にはレッドブルの元を離れるかも知れないドライバーを2025年1年だけ乗せる事は無いでしょう。

 

これを逃すと2026年ですが、先に言った通りアストンマーチンにルーキーを乗せるシートはありません

 

つまり、角田選手にしろ、岩佐選手にしろ、ホンダのスポンサードを受けている事が足かせになってくる訳です。

 

これをクリアする方法は、ホンダとの契約を解除するか、アストンマーチンがどこかのチームをBチーム化する事くらいでしょう。

新規参入のハードルが異常に高い現状、既存のチームにPUを供給する事で取り込むしか無い訳ですが、ここで問題になって来るのが「ワークス契約」です。


アストンマーチンに合わせて作ったPUを他チームが載せると言ってくれるのか。

 


等々考えると、今更ではありますが、レッドブルとワークス契約を結び直してPUを無償提供し、更にスポンサー料を払い、RBPTを丸ごとホンダPU開発の欧州拠点として引き受ける、がホンダとしてはベストな案だったような気がします。

 

レッドブルとしても、RBPT設立コストは無償提供+スポンサーフィーでかなりリカバリーされるでしょうし、RBPT社員の雇用も数年は確保されます。ホンダとしても、持ち出しは今回と大差無いでしょうし、欧州で拠点を作り直す必要も有りません。

 

ですが、ホンダという会社は、第二期F1参戦のためにスピリットというチームを作らせ、ウイリアムズと契約出来た途端にそこを切り捨てたり、参入と撤退を繰り返したり、ことF1に関しては、周囲の事を考えず自己都合のみで動いて来た印象が強い会社です。

 

レッドブルとしては、いつまたホンダが撤退と言い出すか分からず、そうなった時にまたRBPT設立みたいな事をしないとPUが無いなんて事になる訳で、それを考えるとYESとは言えない話だったのかも知れません。

 

アストンマーチンにしても、来年再来年メルセデスPUで常に本家を上回る成績を残し続けると、ホンダ撤退時にメルセデスやフェラーリが供給を拒否し、競争力の無いPUしか載せられない、なんて事も有り得る訳ですが。

 

 

いずれにしても、日本人ドライバーにとっては、F1への道どころかF2への道すら遠のいたような思います。

F1に参戦していないホンダが、育成ドライバーをレッドブルジュニアに送り込む、といったケースの方が遥かに可能性はあったような。

 

ホンダとしては、そんな事まで考えていられるか、という感じでしょうけど。