F1 2022のバーレーンテストが終了し。いよいよ来週開幕します。
テストでは、メルセデスW13のゼロサイドポッドが話題になりました。
そもそも論なんですが、ラジエター等の補器類が無いとすれば、サイドポッドは無い方が速いんですかね?
無くせないなら最大限活用する、という必要悪といったスタンスなのか、空力的にあった方が良いのか、どちらなんでしょう?
それくらい他のチームも研究してると思うんですが。
あのサイドポッドはイギリスのリアクション・エンジンズが開発中?開発済?の宇宙往還機用ハイブリッドエンジン「SABRE (Synergetic Air-Breathing Rocket Engine)」の技術を応用して実現出来たようです。
「SABRE」は、大気圏内ではインテークと圧縮機の間の予冷器(熱交換器)で吸入空気を予冷してマッハ5を実現する予冷ジェットエンジンとして機能するエアブリージングモードと、大気圏外ではインテークを閉じて液体酸素と液体水素を燃焼させる二段燃焼サイクルロケットエンジンとしてマッハ25まで加速するロケットモードとを備えているそうで、このエアブリージングモードの予冷器(プリクーラー、熱交換器)の技術を使っているそうです。
これで劇的に冷却系の大きさを小さく出来たり、形状を変える事が出来たようです。
もし、重量も従来より軽く出来るのであれば、サイドポッドの有無に対する哲学は抜きにして、来季ひょっとすると今季の途中から他チームもこれを使い始めるかも知れません。
個人的には、サイドポッドは合法だと思いますが、サイドインパクトストラクチャー(SIS)を内包しているミラーステーの形状は問題になりそうだと感じています。
SISはボディワークに覆われていないといけないのですが、ミラーステーをボディワークと認めたとしても、過剰な太さであるとか形状が認められない可能性があると思っています。
速さ的には最終日の午後にレッドブルのフェルスタッペンが速さを見せ付けました。
メルセデスは速さを求めるとポーパシングが出て、ポーパシングを抑えると遅くなるといった感じに見えます。
あとフェラーリが安定して速いですね。どこかの誰かが「フェラーリはテストは毎年いつも速いから」と言ってましたが、今年はどうなんでしょう。
テスト開始当初速さを見せていたマクラーレンはリカルドのコロナ陽性もあったり、尻すぼみになってしまった感じです。
個人的には、本戦ではリカルドには悪いですが、代役としてアルピーヌからリザーブとして貸し出されることになったオスカー・ピアストリに走って欲しいと思っています。
ルクレールは5勝できればタイトルを狙えると言っています。
全22戦中5勝でタイトルが獲れるという事は、残り17戦で5勝以上するドライバーは居ない、すなわち4勝以下のドライバーが4人以上出るという事ですから、ドライバー達も大混戦を予想しているのだと思います。
ところでDAZNの実況解説陣は何を見て話しているんでしょう?
知ったか小倉さんの出番が減ったのは良いのですが、DAZNの画面に出ている情報も把握出来ておらず、聞いていて物凄くフラストします。