2019 F1 ベルギーGPの決勝が終了しました。
フェルスタッペンがまたまたスタートで蹴り出しが悪く、ライコネンに幅寄せされ事もあって1周目でクラッシュしてしまいましたが、フェラーリとメルセデスの上位4台は無事スタート。
ルクレールが見事ポール・トゥ・ウインを飾りました。
ベッテルは序盤タイヤをロックさせてしまった事もあり、早めのタイヤ交換を行った結果、4位。
最終周に5番手を走っていたノリスがストップ、その隙に乗じて?6番手のペレスを抜いて、7番手を走っていたアルボンが5位に入りました。
ガスリーもこういう走りをしていれば・・・
クビアトは7位、そのガスリーは最終周にヒュルケンベルグに抜かれ11位になってしまいましたが、その後、先のノリスのストップ、そしてジョビナッツィがクラッシュした事で2つ順位を上げ、9位入賞となりました。
ホンダPU勢ですが、一時、9~11位をガスリー、クビアト、アルボンという順位で走っていたのですが、ガスリーが一番先にタイヤ交換、即ち一番古いタイヤだったという事とPUが旧スペックという事で、クビアト、アルボンに抜かれてしまいました。
ガスリーが13番グリッド、アルボンは17番、クビアトに至っては19番グリッドだった事を考えると大満足とはいかない結果でした。
ノリスとジョビナッツィのトラブルが無ければ実質11位ですから。
タイヤとPUの違いがあるにせよ同じチームのマシンに成す術なく抜かれるのは印象が良くないですよね。(これはチームオーダーだったみたいです。)
対して、アルボンは評価を上げましたね。
最初のレースで順位を11上げて、トップ3の一角を守りましたから。(実質6位ですが)
アルボンですが、決勝はスペック3に戻したという説もあるようです。
ガスリーのレッドブル最初のレースは今回のアルボンと同じく17番スタートで、結果1ラップダウンの11位でしたから。
これまで、ホンダPUを手放しで褒めていたフェルスタッペンに突然、
フェルスタッペン 「ホンダのF1エンジンではモンツァはさらに厳しい」
と言われて、この先心配されるホンダPUですが、レース結果を見ると、スペック4はやはりスペック3より戦闘力が高そうですね。
そして、ノリスのストップがPU絡みとすると、この週末を通してPU絡みの致命的なトラブルが無かった唯一のPUメーカーと信頼性も問題無さそうです。
フェルスタッペンのPU系の問題はPUのライフが終わり掛けていた事によるもののような気がするので、7レース持つという訳ではありませんが。
PUの順位で言うと、こんな感じだと思います。
1位 フェラーリ(旧スペック)
2位 メルセデス(フェーズ3)
3位 フェラーリ(旧スペック)
4位 メルセデス(フェーズ3)
5位 ホンダ(スペック4?スペック3?)
6位 メルセデス(フェーズ2)
7位 ホンダ(スペック4)
8位 ルノー(スペックB)
9位 ホンダ(スペック3)
10位 メルセデス(フェーズ3)
PUとしては、スペック4でもフェラーリには遠く及ばないという感じでしょうか。ただ、ホンダのスペック4も土曜より日曜と最適化が進んでいる印象なので、モンツァではフェルスタッペンのネガティブな予想を覆してもらいたいところです。