F1 2019シーズン バルセロナテスト 3日目が終わりました。
残り5分くらいでハースのグロージャンが止まり、赤旗が出て、そのままセッション終了となりました。
今日の午後にはマシンの製作が遅れていたウィリアムズFW42も走り出す事が出来ました。
ただ、風洞では去年の失敗作より更に2秒遅いという噂を裏付けるかのように、走行初日は昨年のベストの6秒落ちでのデビューとなりました。
さて、結果は以下の通りです。
※1日目、2日目のベストタイムとの差
セクター別では、
セクター1 ラップ:クビアト、最高速:ライコネン
セクター2 ラップ:クビアト、最高速:クビアト
セクター3 ラップ:ベッテル、最高速:ライコネン
となっています。
昨日までのフェラーリ - マクラーレンの1-2体制が崩れ、今日はクビアトがトップタイムを叩き出し、トロロッソ・ホンダ - アルファロメオの1-2となりました。
この2台は3日目にして昨年チームが8日間掛けて出したタイムを抜いただけでなく、昨年の総合3位のアロンソのタイムも上回ってしまいました。
このタイムは昨年5月に開催されたバルセロナGPのQ1のトップタイムに0.07秒差まで迫るものです。(PPのタイムは1'16.173)
ルノーも昨年のタイムに肉迫しており、レッドブルやハース、マクラーレンも1秒以内に迫っています。
ちなみに、フェルスタッペンの昨年のベストは1'19.842でしたので、フェルスタッペンも既に1秒以上速いタイムを出しています。
思い起こせば昨年はヨーロッパは大寒波で気温や路面温度が低かったので、比較して良いものか微妙ですが、8日間のテストのうちに16秒台に入れてくるチームが現れるのは確実なような気がします。
あと、上記の表にPU別の周回数を入れてみました。
昨年のバルセロナテストでトロロッソはチーム別周回数では第3位と持て囃されていたのですが、PU別ではユーザーチーム数に比例して他PUの1/3の周回しか出来ませんでした。
今年は2チーム供給の成果が出て、3日間終えて、3チームを抱えるメルセデスやホンダと同じく2チーム抱えるルノーと同等の周回となっています。メルセデスはハースとレーシングポイントの周回が伸びていないのが足を引っ張っていますね。
開発速度がデータ量に比例するのであれば、ホンダの開発速度は昨年の2倍、ルノーは昨年の2/3になります。
昨年の改善度が等しく100だったとすると、ホンダは今年200、ルノーは66.6という事に・・・なるといいですね。
参考)2018 バルセロナテスト チーム別周回数