東京医科大 入試不正問題 | masashik0305のブログ

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とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

私立東京医科大学が不正入試問題で揺れています。

 

問題の1つ目は、文部科学省科学技術・学術政策局 佐野局長が、東京医科大学を私立大学支援事業の対象校に選定することへの見返りとして、自分の子供を東京医科大学の入学試験で不正に合格させたとされている点、2つ目は、女子受験者や三浪以上の得点を一律に減点することで合格者数を抑えていたとされる点です。

 

最初の問題は、イメージ的には、裏金代わりに支援事業の対象校に選定し、見返りとして息子を合格させた、裏口入学の亜種のように思いますが、実際の罪状は、息子を合格させるという賄賂を送り、支援事業の選定を得た、贈収賄事件となっています。

 

長Jr(名前は伏せられていますが、苗字は佐野ですから、同期にはバレバレです。)は1次試験で10点加算、2次試験でも10点加算した結果、74位に浮上し、75名の合格者枠に滑り込んだとの事です。

正確には、75位内になるよう調整したところ、1次, 2次合わせて20点必要だった、という事でしょうから、もっと成績が悪かった場合は加算が増えていただけだと思います。

 

その他、入試成績の調整は、生の点数に男女一律0.8を掛け、更に、現役~2浪までの男子受験生は20点加算3浪は10点加算4浪以降と女子受験生は加算無しという方式だったようです。

 

局長Jrの点数は、4浪以降や女子受験生より40点下駄を履いたものという事になります。(何点満点かは知りませんが)

 

それで75人中74位というのはカッコ悪いですね。

それだけ下駄を履かせてようやく医科大学に入学出来たとして国家試験に合格出来るのでしょうか?

 

医学系や歯学系の裏口入学話は昔からあります。

高校時代の友人に歯科医の息子がいました。

彼は、父親の母校である私立歯科大を受験したのですが、受験日に高校のある先生が「あいつ、休みか?」、「ああ、受験か?もう決まってんだから、受けなくてもいいのにな。」と口走っていました。

 

真偽の程は分かりませんが、学年でも優秀とは言えない歯科医の息子が全員私学に合格しているところを見ると私立の歯科大学は金次第という気がします。

 

歯医者も医者も大学に合格すれば良いというものではなく、国家試験に合格しなくてはいけませんから、ある程度実力裏口入学させる意味が良く分かりません。

 

尤も、上述の歯科医の息子達も皆国家試験も通っているので、歯科医の国家試験は医師の国家試験と比べてかなり容易なのかも知れません。

 

また、女性差別は結婚や出産で現場を離れるからという理由であろうことは容易に推測できますが、多浪の受験生を差別している理由は何なのでしょう?

 

近所にあった総合病院の男性医師は患者の話をろくに聞かず、病気についてきちんと説明もしないという医者が多かったように思います。

それに引き換えハンディを乗り越えて来た女性医師は苦労しただけのことはあり、少なくとも男性医師よりも遥かに信頼できそうな感じでした。

 

医大入試に女性差別が蔓延しているならば、明らかに女性医師の方が優秀である確率が高い訳ですから、皆、女性医師を希望すれば良いかと。そうすれば、女性医師を増やさざるを得ず、差別も無くなるような。。。

 

現役優先策は、下駄を履かせて貰って現役で合格し、大して優秀でも無いのに優秀だと勘違いしてしまう出来損ないの医者を増やしているだけのような気がします。

多浪して医大に入った人は苦労しただけに患者に寄り添う良い医師になってくれるのでは無いでしょうか。