明日は、「警視庁捜査一課9係」改め「特捜9」の第2話です。
「警視庁捜査一課9係」はシーズン11終了後に主人公 加納倫太郎役の渡瀬恒彦を喪い、シーズン12終了後には早乙女静香役の野際陽子を喪うという悲劇に見舞われています。
「警視庁捜査一課9係」の最終話では、9係に批判的な刑事部長(清水章吾)の「9係はあれで大丈夫でしょうか?」という問いに警視総監(里見浩太朗)も深く頷き、取り敢えずそのままという形でエンディングを迎えていました。
が、「特捜9」第1話では9係は解散させられていました。
Wikipediaには、「加納の異動により9係は一度解散し、のちに同じメンバーで特別捜査班を組んだ」という設定、とありますが、そんな真っ当な理由での解散では無く、9係の存在を疎ましく思った何者かの策謀で解散させられた事が第1話で暗示されていました。
新しく設置された特別捜査班の班長として神田川警視総監(里見浩太朗)から復職を要請されていた宗方朔太郎 (寺尾聰)が捜査中の浅輪(井ノ原快彦)を見掛け、メンバーに加えたところから、第1話はスタートしました。
色々ありながら、矢沢(田口浩正)、小宮山(羽田美智子)、村瀬(津田寛治)、青柳(吹越満)の元のメンバーが揃ったところで第1話が終わったのですが、この時、神田川警視総監(里見浩太朗)が「特捜9」と呟きます。
どう考えても6人しか居ないのですが、この「9」は何なのでしょう?
番組ホームページを見ると、宗方朔太郎 (寺尾聰)、浅輪(井ノ原快彦)、矢沢(田口浩正)、小宮山(羽田美智子)、村瀬(津田寛治)、青柳(吹越満)の6人に加え、浅輪倫子(中越典子)、監察医務院の早瀬川先生(原沙知絵)、新メンバーの新藤(山田裕貴)の9人がトップに出て来ます。
新メンバーの新藤(山田裕貴)は第1話では一瞬写った程度でまだメンバーではありませんし、早瀬川先生(原沙知絵)も捜査に関係するとは言え、警察の人間ではありません。
更に、浅輪倫子(中越典子)は加納倫太郎の実娘にして浅輪の妻ではありますが、完全な民間人です。
呟かせるのが、少し早過ぎましたね。
9係の9を使いたかったのは分かりますが、種明かしはメンバーが揃ってからの方が良かったと思います。
更に、加納倫太郎は存命中という設定のようです。
内閣テロ対策室アドバイザーの職についたという設定でしたから、アドバイザーにも関わらず単独捜査を行い、その捜査中に不慮の死を遂げたという設定の方が良かったように思います。
そして、その捜査手法が問題視され、残された組織の捜査方法も問題視され、解体させられた、と。
そもそも、9係は加納倫太郎着任の前から、浅輪以外のメンバーで存在しており、加納のマネジメント力でメンバーがその力量を発揮し始めたという感じですから。
そして、明後日は「捜査一課長」です。
第1話では、中村梅雀、高島礼子、田中美奈子といったゲストでした。
すこし気になったのが、芸人の多さです。
一課長付き運転手にナイツ塙、ゲストとしていとうあさこ、ダンディ坂野が出演していました。
コントをやる芸人の中には演技力のある芸人が居るのは分かりますが、ナイツ、特に塙はどんなネタでも話し方やキャラは不変ですから、演技力は???です。いとうあさこやダンディ坂野はピン芸人ですから、誰かとの掛け合いでの演技などしたことがないように思います。
ダンディはセリフも少なく、自分のネタのように話すだけでしたが、いとうあさこや塙はちょっと見るに堪えませんでした。ナイツは好きな芸人なんですが。
また、新任管理官役の陽月華ですが、無茶振りに喜ぶドMキャラという設定のようですが、流石に無理があるように感じました。
鑑識は武藤主任(矢野浩二)がほぼレギュラーとして出ているので、それ以外という事で、科捜研の女性研究員とかの方がキャラに合っているような気がします。
新境地という事なのかも知れませんが。
そう言えば、「土曜ワイド」の後継として始まった「日曜ワイド」枠(10:00~11:50)は終わってしまったんですね。
これから2時間ドラマは「日曜プライム」枠(21:00~)での放送になるようです。
「日曜プライム」はドラマだけでなく映画も放送するようで、4月29日(日)はミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルの放送が予定されています。