シカゴ・カブスの上原投手があと2年は現役を続けたいとコメントしたとのニュースがありました。
日本で10年、MLBでここまで8年なので、あと2年でMLBでも10年になるというのが理由のようです。
そう言えば、10年メジャーでやると年金が、といった話を聞いたことがあるような気がしたので、ちょっと調べてみました。
どうやら、
選手登録5年以上が有資格者となり、10年の選手登録があれば満額となる。満額の場合、日本円でおよそ2000万円(スライド変動あり)が60歳以降、死ぬまで支給される。
という事のようです。
100歳まで生きたとすると総額約8億円という事になります。
ここで言う1年とは172日の事で、要するにメジャー選手登録が860日で資格獲得、1720日で満額、その日数に満たない場合は按分で減額されるようです。
メジャーリーガーの平均年俸は約5億円のようですが、10年選手登録を続けられる選手はもっと貰っているでしょうから、現役時代の収入から考えると少な過ぎる印象を受けます。
上原も年金狙いで10年を目指しているという事は全く無さそうですね。
さて、メジャーの年金と言うと、必ず、ゴルフのPGAツアーはもっと凄いと出て来ます。
丸山茂樹のWikipediaには、下記のように書かれています。
「PGAには莫大な運用資金による年金ファンドがある。PGAツアーの年間賞金ランキングで5年間30位以内をキープし続けると、60歳以降に総額約20億円、10年間(丸山の場合、2000年から2009年まで)70位以内をキープし続けると、同総額30億円から40億円もの年金を受け取れ、しかも、この年金は本人が亡くなった後、子供の世代に受け継がせられる手厚いものである。」
こちらも100歳まで生きたとすると年間約5000万~1億円という事になります。
PGAツアーの70位の選手の獲得賞金を調べてみると、2015年や2016年で150万ドル前後(1.7億前後)でした。
という事は、年間2億位の賞金を10年貰い続けれる事が出来れば、年間5000万を40年間貰えるという事になります。
丸山がPGAのツアーメンバーだった頃は賞金がもっと少なかったと思うので、10年で10~15億稼げれば、20億貰えるという話になります。
これって、かなり違和感がありますよね。
幾ら10年間シード選手の上位50%程度に入る必要があり、全体に対する有資格者比率が大きくないとは言え、PGAツアーが賞金総額と同等~2倍位を年金として積み立てていないと不可能なように思います。
該当する日本人は丸山しか居ないので、確認のしようがありませんが、どうも、相当話を盛っているような気がします。
さて、間も無く有資格者になりそうな日本人が居ます。
そう、松山英樹です。
2013-14シーズン 27位、2014-15シーズン 15位、2015-16シーズン 9位、2016-17シーズンも既に2015-16シーズンの獲得賞金を超えているので30位以内は間違いないところです。
2017-18シーズンも30位以内であれば、下記に該当し、資格を得ます。
PGAツアーの年間賞金ランキングで5年間30位以内をキープし続けると、60歳以降に総額約20億円
金額は眉唾のような気もしますが、頑張って欲しいですね。
その前に、今シーズンのメジャー制覇に期待しましょう。