先日、リオ五輪のサッカーについて得るものの無い大会、低い経験値が最大の課題という主旨のことを書いた。
さて、東京五輪は開催国の為、恐らく予選免除で出場出来るはず。
という事は、代表に最も不足している国際経験をアジア内ですら積めずに本大会に臨まなくてはならないということになる。
(ちなみに現在のU-18世代もアジア予選で敗退し、世界大会には出場出来ていない)
考えられる対策は、今後4年間、U-23カテゴリーの国際大会に、東京五輪時にU-23となる選手達、現時点でU-19のチームで参戦し続ける事である。
高校生の年代では世界の強豪国と互角に戦える日本のチームが、その後の4,5年で急激に競争力を無くす事を考えると、U-18のチームでも良いかもしれない。
問題は、谷間の世代である1994年から1996年生まれの選手の強化育成がおろそかになる事だろう。
日本で、強化のために特定の年代を切り捨てることを社会が許容するか、甚だ疑問である。
また、この年代は2022 W杯時に26-28歳とサッカー選手としてピークの年齢となるため、A代表の主力となって欲しい年代である。
妥協案として考えられるのは、その時点でU-23の選手2,3名をOA的に招集する事くらいだろうか。
といった事を考えると、手倉森の後任(U-23の監督)は誰?、とか騒いでいる時点で、どういう風に強化していくのか、協会(マスコミも)が何も考えていない事が透けて見えてくる。
東京五輪のU-23チームは下のメンバーが中心になるのだから、本来は、U-19とかU-18の監督を誰にするのか?という議論になるはずなのである。
http://www.jfa.jp/national_team/u19_2016/member/
http://www.jfa.jp/national_team/u18_2016/member/
http://www.jfa.jp/national_team/u17_2016/member/
http://www.jfa.jp/national_team/u16_2016/member/
注) U-16を入れたのは、久保君が居るから。
まぁ、結局はグズグズになって、ミゼラブルな結果に終わりそうだけど。