隔離されているホテルの窓からは、

星空が、ネオンの向こうに見える。

飛行機が音もなく、黄昏の空に消えていく。

俺は一人で、夜を相手に、様々なことに思案を巡らす。

あの微分のこと、病気のこと、Mのこと。

俺はいつだって叫びだしたいのだが、叫ぶ勇気もなく、

こうして苦い顔で思案している。

星々は!

世界は!

人類は!

憤りはしかし、分厚いホテルの窓に当たって跳ね返されるようだ。

俺は俺の肉体にいったい何を所有しているというのだろう。

真実は遠くにあるか?

いまは渇き!