イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督の

素敵な映画達が、TSUTAYAの発掘良品にて

レンタルされ始めましたね。

その中でも珠玉の一本、僕の大好きな

       「ともだちのうちはどこ?」

を紹介いたします。

イラン北部のコケールという村でのお話。

そこにある小さな小学校で、

少年モハマッドが先生から「宿題をノートに書いてこないなら次回は退学にする」と叱責される。

学校が終わり、モハマッド・ネマツァデの隣に座っていたアハマッドが家に帰って宿題をやろうとすると、

何を誤ってかモハマッドのノートを持って帰ってきたことに気付く。  

「ノートをモハマッドに返さないと、彼は退学になっちゃう!!」

居ても立っても居られないアハマッドは

彼のノートを携え、全く聞く耳持たない母親の隙をみて家を飛び出す。

「確か隣村のポシュテにモハマッドは住んでいたはず…。」

山あり谷ありの道を越え、初めてたどり着いたポシュテの街。

モハマッドの家が何処にあるかなんて

地図もコンパスも持たないアハマッドに知る術などあろうはずもない。

途方にくれるアハマッド

焦るアハマッドをまるで嘲笑うかのように

陽はあっという間にどっぷりと暮れていく……

果たしてアハマッドはモハマッドの家に無事に

辿りつけるのだろうか

個人的にこの映画の凄いところは、

子供の目線に立って見事に描かれているという…

そこではないと思ってます。

アハマッドが地図もコンパスも持たず、

右も左もわしゃわからんという状態で

家を思い切り飛び出した、その「行動力」が

導いたモノだと思います。

それは……

行き当たりばったりに辿り着いたポシュテの街で

彼が最後の最後に出逢ったお爺さん。

それはおうちの扉を作る職人さんでした。


現在のポシュテの街のおうちの扉は、

殆どの家が鉄の扉に建て替えられていました。

どこと無く冷たく、薄ら寒い…凍える吹雪の音が良く似合う…黒い鉄の扉。

しかし、偶然ハマッドがポシュテの街で

最後に辿り当てたそのお爺さんは…

なんと冷たい風を遮断する

まるで人と人との抱擁の温もりを彷彿させるかのよな、暖か〜い「木の扉🚪」

を作る希少な職人のお爺さんだったのですね…。


友達のことを思うがあまり居ても立っても居られず必死になった無垢なアハマッドと、

今は売れないながらも人のために暖かい木の扉を

作り続ける一途な職人。

この出逢い……偶然なんですかね…。


あ、

クライマックスは是非ご覧くださいませ。☺️
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みずかわまさしHP