おはようございます、こんにちは、こんばんは。
タイトルの通り、とある地方銀行で働いている現役地方銀行員が書くブログになります。
就職・転職活動で地銀を検討している方、地銀の若手で将来のキャリアに悩んでいる方、地銀てどんな事をしているんだろうと興味のある方
などなど、少しでも興味がある方は見ていただけると幸いです。
このブログを始めた理由から言ってしまいますと、「転職を検討中で、今までのキャリアを振り返るため」です。
それが誰かにとって少しでも何かの参考になればと考えた結果、ブログに書こうと思ったわけです。
では早速、第一弾のテーマ
< 銀行員の仕事ってどんな内容? >
私自身、銀行に入る前は、企業研究等をしたにせよ銀行員はどこか準公務員のようなイメージでした。
「お客さんからお金に関する事を色々と相談されて、それに応えて喜んでもらう」
ざっくり言ってしまいますと「受動的な仕事が多い」イメージでした。
しかし、いざ入行してみると…
結論としては 「THE 営利企業」 でした。
私は、入行して約13年になりますが、ほぼほぼ営業に従事しています。
銀行の営業は大きく分けて①リテール営業(個人営業)②法人営業の2パターンに分かれます。
因みに、私はどちらも5年以上は経験してますので、どちらのキツさも理解しているつもりです。
まず、リテールに関しては基本的に女性が中心になります。若い男性も、営業にシフトする際の登竜門的にリテール営業を経験する事も
多いのですが、リテールを長期的に担当する事はあまりなく、やはり冒頭の通り女性営業人員の王道なのかなと感じます。
但し、これは銀行によってまちまちで、例えばメガバンクなどは女性でも「バリバリ法人営業してます」みたいな方もいるので一概には
言えませんが、私のいる銀行ではそうですという話になります。
業務内容に関しては、ほぼ金融商品の販売に特化していると言えます。
具体的には「保険」「投資信託」「仕組預金」の販売や「証券会社への仲介業務」を行い、手数料をいただくビジネスモデルになります。
最近では、遺言信託などのサービスも行っており、ひと昔前と比べて提案出来る幅は広がったイメージです。
但し、これを言ってしまうと元も子も無いのですが、私は、銀行のリテール営業に対しては懐疑的です。
何故かというと、所詮は「銀行の職員」であって「保険のプロ」でもなければ「マーケットのプロ」でもないわけです。
金融機関取引が銀行のみというお客様は、所謂「金融リテラシー」が低い方とも言えます。
そういった方々へ、「準プロ(?)」の営業職員が金融商品を販売しているわけですから、それは苦情も来ますよねという話です。
また、長年リテールを担当していると、「私(俺)って銀行員じゃなくてもいいんじゃないか…?」といった疑問が沸いていきます。
特に稼いでいる人材は、このような思考になる方も多く、フルコミの営業(外資系保険会社など)に転職するケースが多いと感じます。
実際、私も一時期このような思考になった時期があり、たまたまその時に某外資系保険会社からお声掛けいただき、話を聞くために
採用担当の方(営業所長)と面談をしました。
結果的には、自分はフルコミの営業は向かないと感じ辞退しましたが…。
以上の理由から、私はリテールが嫌になり、法人営業へ担当替えを希望して、今は法人営業として仕事をしています。
次に、現在私も担当している法人営業についてお話します。
結論から言えば、リテールと比べて「業務量が圧倒的に多い」が、「やりがいはある」仕事だと言えます。
地方銀行は、その特定地域において、地域経済を牽引する企業を相手にするわけですので、法人営業となれば必然的に企業の
オーナーであったり、役員連中と交渉したり、その方々へ提案活動を行ったりします。
例えば、自分が担当している企業が大きな投資をして、それが新聞に載るような大規模投資であれば、ダイレクトに金融を通じて地域経済
に貢献した事が感じられます。
リテール分野と比べると、よく言われるところの「経済への貢献」が、よりダイレクトに感じられるのかなと。
メガバンクや上位地銀であれば、企業規模や投資額もスケールアップするので、また一味違った感じ方になるとは思います。
そんな事を書いておきながら、「じゃあ何で転職を考えているのか」とツッコミが入りそうですが。
その理由は…
また次回にします。