みなさんこんにちは。

水落住建の水落雅士です。

 

 

台風が近づいてきていますね…。

水落住建では

休み前にある程度外部を片付けたので

ひとまずは安心ですが

 

皆さんも十分注意してくださいね。

 

 

さて今日の建築専門用語は

 

犬走り

 

というものについてです。

 

 

夕立が多くなってくるこの時期に

重要なものになりますので

ぜひ読んでみてください。

 

 

  犬走りってなに?

では早速

犬走りについてご説明していきます。

 

【犬走り(いぬばしり)とは】

 

家の周りを取り囲むように

数十センチ~1mほどの

細長い通路のことを言います。

 

文章だとイマイチわかりにくいので

コチラの写真をご覧ください。

 

 

このように

幅が狭く

犬しか歩けないくらいの幅

という意味で

犬走りと言われています。

 

 

犬走りの多くは

周りの地面よりも1段程度高くつくられており

コンクリートで仕上げることが

ほとんどですが

 

 

土地の状況等で

モルタルや砕石・アスファルトなど

様々なもので仕上げられていることもあります。

 

 

 

  犬走りはなぜ必要?

犬走りを作るようになった理由は

 

屋根から落ちる雨水の跳ね返りで

家の外壁が汚れないようにするためです。

 

 

家の周りが土だと

雨水が跳ね返ってきて

外壁が泥だらけに

なってしまいますよね。

 

 

それだと

外壁も汚れてしまうし

劣化も早くなってしまいます。

 

 

それらを防ぐために

雨水が跳ね返ってきても

汚れにくくなるように

犬走りを作るようになったのです。

 

 

もう1つの理由として

エアコンの室外機やエコキュート等を

土の上に直接置かないようにするため

 

設置場所だけ

犬走りを作ることもあります。

 

 

  犬走りがあると除雪しやすい

雪国の場合は

除雪がしやすくなるという

メリットもあります。

 

 

地面が土のままだと

投雪機の除雪もしにくいし

スノーダンプでもきれいに

除雪できないですよね。

 

 

しかし

地面がコンクリートであれば

機械除雪もスノーダンプの除雪も

圧倒的にしやすくなります。

 

 

頻繁に除雪しなければ

ならないような場所は

犬走りを作ってもいいかもしれませんね。

 

 

  まとめ

幅が狭いため

人が使う用途としては

正直あまりないのですが

 

犬走りがあるだけで

外壁が汚れにくくなったり

除雪がしやすくなったりしますので

 

必要だと思う場所には

ぜひ作ってみては

いかがでしょうか。

 

建築業界の用語や道具って

動物の名前がついているものが

割と多いんです。

 

ネコや馬なんかもありますよ(笑)

 

機会があればまとめてみたいと思います。

 

 

家づくりのことで

気になることや

聞いてみたいことがありましたら

お気軽にご相談ください!

 

 

それでは、また明日!