こんにちわ!山田将司です。

 

先日、母校である日本工学院専門学校蒲田校にて

 

【English Cafe】と題して英語の特別授業を行なってきました!

 

 

日本工学院といえばTV CMとかもでも耳にしたことある方も沢山いると思います。

 

 

 

 

僕はこの学校のコンサート・イベント科出身で、いわゆる業界のスタッフ側に就職するための勉強をしてました。

 

とても学科問わず就職率を誇る日本工学院において僕は就職をせず卒業後海外留学に。

 

3年間の海外生活を終え、帰国した時に担任であり当時の学年主任で合った先生からお声がけが。

 

「国際化に向けて英語の授業でもネイティヴの先生に担当してもらうことにしてオールイングリッシュの授業にしたんだけど、

 

いまいち食いつきが良くないんだよね〜」と。

 

確かにそうだろうなぁと思った。

 

僕も生徒としてそこの学校に通い、英語の授業を受けた身としていうならば、

 

英語の授業が苦痛以外の何者でもなかったから...笑

 

校内にはとても壮大でお金のかかっている施設が沢山合って、実際にライブなどにも使われるアリーナやライブハウス、劇場、

 

最新のPCがズラーと並んでる部屋などなど、学習意欲がそっちに向くのは仕方がないこと。座学なんてしたくないんです。

(勉強嫌いだから専門学校を選んだという僕の個人的な思いです。笑)

 

話は戻りますが、

 

そこで先生が白羽の矢を立ててくださり、

 

「卒業生として、海外で楽しい思いをしてきた人として学生が興味持ってもらえるように英語の授業で通訳でもいいから携わってみないか?」

 

とお声がけをしてくださりもちろん即答でYes。「教育現場に関わる」いうプチドリームがトゥルーした瞬間でもありました。

 

あとは海外から帰国した瞬間に日本にコロナ禍が。就職云々の前に繋ぎのアルバイトですら探すのが困難な状態であったのも理由の一つでもあります。笑

 

 

その後なんやかんや2年ほど携わらせていただき、その間に見つけた「役者」の夢を追いたいということも合ってお仕事としては卒業。

 

その後はこれから紹介するような【English Cafe】と名前をつけて課外授業?特別授業?のゲストとしてお招きいただきながら

 

英語教育に携わっています。

 

話が長くなってしまいましたが、ではその【English Cafe】では何をするのか??

 


 

 

  『英語のハードルを下げる』

 


これが目的です。

英語学習や海外留学っていうと皆さんとても壮大なイメージになりませんか?
それもそのはず。日本ではそんなに英語と触れ合わなくても生きていける。身近なものじゃないからです。



英語を学習するにはスクールに通って、、、お金をかけて、、、、留学にかかる費用や時間、学校選びに国選び、、

 

まず学習に辿り着く前に「やらねばならない準備」にばかり意識がいき、結局始められない。

 

というケースがとても多いんです。

 

実は必要のないものなのに。

 

 

 

ちなみ僕はそのような学習の仕方を否定しているのではありません!

 

それらをやる、やれるに越したことはないのですが、それをスタートの基準にしてしまうと

 

ハードルが上がり、じゃあ色々落ち着いた時に...と言ってタイミングを逃す。なんてケースをよく目にしてきたし、

僕自身そうだったという経験を元に

 

僕はそのハードルを下げ、少しでも英語を身近に感じてもらいたいと思っています。

 

 

  海外生活に必須なものは英語力ではない

 

 

 

 

僕は海外で3年間留学をしてきました。

 

カナダではトロント、モントリオールに1年づつ、アメリカではフロリダに1年。

 

常に日本食レストランで勤務し、多くの日本人留学生とともに仕事をしてきました。

 

その上での僕の考えです。

 

もう一度誤解の無いようにいうと、英語力はあるに越したことはないんです。

 

絶対その方が便利。言いたいことはすぐに言えるし相手の言いたいこともわかるし

 

買い物する時だってエンタメを楽しむ時だって海外にいるなら言語堪能の方が楽に決まっているんです。

 

ただ必ずしもその状態じゃないと向こうで受け入れなれないとか、生活ができないとかは

 

そんなことはないぞ。と。

 

英語力をカバー出来るもの、また海外から戻ってきた後も必ず日本でも活かせるものが

 

コミュニケーション能力 です。

 

 

 

  相手を受け入れること、相手を考えること

 

 

コミュニケーションってなんだと言われたら僕はこう答えます。相手を思いやること。

 

ネットの辞書では

 

意思疎通、情報の共有をすること(ざっくり)

 

と出ます。

 

これって、

 

嫌だなぁって思う人としたくないですよね。

 

 

どこの人間もそうだと思ってます。

 

ちなみに英語が堪能な「だけ」な人が英語圏の国に行ったとしても、

 

それだけでチヤホヤされることはないし、

凄い!なんてことにはならない。

英語の国で英語を話すのは珍しくもなんともないから。

 

ただ忘れてはいけないのが、

英語圏の国にいる人が全員英語を喋れるわけじゃない。

ということ。

 

日本でも日本語が通じない人が暮らし働いているように。



 

そんな時に必要な能力が

 

コミュニケーション能力、洞察力なんです。

 

モントリオールに住んでいた頃、

そこはフランス語圏の街だったので英語が話せない人も当然いたし、

 

フロリダのディズニーで鉄板焼きのシェフをしていた時には当然世界中の英語圏以外の国からゲストが旅行しに来る。

 

そんな中英語すらできない僕が仕事をしないと行けないし、楽しませないと行けないし

 

時には仕事として業者とやり取りしないと行けないし。

 

という暮らしだったので

 

相手が気を遣って英語で話してくれる。なんてシーンが沢山ありました。

 

当然相手も普段使う言語じゃないので、会話に詰まることなんて当たり前のようにある。

 

なのでその時必死になって意識していたことが

 

好かれる人になろう

 

でした。

 

だってそうじゃないと

 

相手がわざわざ英語を使って話してくれる理由がなくなってしまうから!

となると結果自分の生活に不利益になるから。

 

だから聞くときは

 

「相手は今何を伝えようとしてくれているんだろう」と考えたり

 

興味を持って相手の話を聞くよ!

俺、あなたを受け入れてるよ!という顔、表現。

自分の心のドア全開。

 

好いてもらえればその人だってリラックスできて満足してもらえるし、その分僕だって緊張感なくコミュニケーションが続けられる。

 

 

話すときだって考えるのは相手のこと。

 

聞こえやすいトーン、大きさ、目線、表情。まずはそこに気を遣う。

 

「今あなたに伝えたいんだ!」

 

って気持ちをダラダラ湧き出す。源泉。温泉。そこに浸かってもらう(?)

 

そうすれば相手がアシストしてくれる時がある。理解してくれる。

 

これでいい。

 

実際に僕はこれを海外でやり続け、結果が出たことがある。

 

勤務していたフロリダディズニーの鉄板焼きのレストランにおいて

 

1年間におけるゲストからのコンプリメント(賛辞)のコメント数が歴代で1位になった。(当時の記録)

image

左から

シェフリクエスト(この人に料理してほしい!というリクエスト)

店舗にて行うアンケート、

ディズニーワールドの公式のSNSやホテル、HPなどに届いたメッセージ。

自分で見てもとてつもない数。

 

中には何回も通ってくださる方、はるばる違う州から家族の誕生日のたびに来店されて君とお祝いをしたいんだ!と言ってくれる方、

ディズニーワールドで一番楽しかった!とメッセージをくれる方など。

今見ても全部が僕の宝物だし、

役者をしている今でも僕を支え続けてくれている言葉たちです。

 

 

相手を想う。好かれようと思う。

この思考があるだけで行動が変わる。

 

現地には何十年も勤務されてる大ベテランで英語がネイティブレベルのシェフが9割を占めている中、

 

英語力なく、パフォーマンスだって1年目の僕があの世界最高峰のエンターテイメントの場所で認めてもらえたのです。

 

 

 

 

 

  日本人同士でもできる!     英語×コミュニケーションを伸ばすゲーム

 

そういった経験から僕は海外生活において何よりコミュニケーション能力が大事だと思っているし、

 

それがあることでより自身の英語学習のスピードをより早めることができると考えています。

 

そしてこの【English Cafe】では英語が苦手、勉強の仕方がわからない。という悩みを抱えている生徒さんもが多く参加してくださっています。

 

そこで1から、文法からしっかり!単語を頭に詰める!ということをしても面白くもないし余計に英語アレルギーが発生するだけなので、

 

まずは相手に英語を伝えられるのが楽しい!嬉しい!という体験をしてもらおう!!!

 

じゃゲームだよね!

 

ということでゲームをしています。

 

そしてゲームに移る前に約束事。

 

 

これだけ。自分で自分に宿題を出すためです。詳しくは後ほど。

 

 

 Head's UP!!!

 

これはアメリカで人気(らしい)パーティゲーム。アプリゲームもあります。

 

 

 

 

 

 

■ルールは超簡単!


1人対その他。


↑このアプリの画像のように1人がお題をおでこに掲げます。自分が見えないように。

 

その他の人達はそのお題を言葉で説明。ジェスチャー無し。

 

1人はそれらのヒントを聞いて自分が掲げているお題は何なのかを当てる。

 

そんな単純なゲームを皆で英語だけを使ってやってみよう!

 

実際に生徒さんに配ったお題を使って皆さんも考えてみてください。

 

 

 

電子レンジ、観覧車、醤油。

 

英語でその単語は知っていても英語で説明できるかなぁ???

 

というゲームです。

 

 

 

 Diary Game

これは正式名称でも何でもありません。笑

Head's UP!を元に作りました。なのでルールも簡単です!

 

■ルール

これも1対その他。

次は1人だけがお題をみて、その他の皆に伝えるゲームです。

 

これはジェスチャーありです。

 

お題を見た1人は、その会話が空港やホテルなどどんなシチュエーションなのかの説明はしていいです!

 

これも実際にお題を見た方が早いので。

 

 

伝える側は英語。

答える側は日本語で。

 

一言一句マッチしないと行けない訳じゃありません。自分の意図が相手に伝わればOK !!!!!!

 

 

 

さぁレッツトライです。

 

 

 

 

 

  自分だけ気持ち良くなるのはコミュニケーションではない

 

 

これらのゲームに共通して言えるのが、

 

相手が理解しないとクリアにならないこと。

 

いくら自分が英語得意で、正しい文法、単語で口に出せたとしても

 

相手が理解できていなければ伝わらない。

 

ましてや、相手が理解できていないことに対してムカムカしたり見下すような表情や表現をしてしまったら

 

相手との関係は崩れその後のコミュニケーションや仕事、生活に支障が出るでしょう。

 

これって英語であろうが日本語であろうが同じなんです☺︎

 

その練習なんです。

 

 

例えばこの例題。

 

 

 

 

 

Could I have a 200g sirloin steak, please? And could I get the steak sauce on the side?

 

みたいに言って伝わればなんの問題もない。言い方はいくらでもある

 

 

でも文章が出てこない!

 

となったときに

 

自分が伝えたいものの整理をする。

 

①サーロインを200g頼みたい。

②ソースはかけないで!

 

これが伝える側の最低条件。うまく言える言えないはまた次の話。

 

聞く側は少しでも相手の言ってることや仕草に注目をする。

 

相手が困っているならこちら側から質問をしたっていい。

 

正しい文章でなくても、できる人からしたら拙い単語のチョイスだとしても目的はその場で「伝える」ということ。

 

 

こちらのお題もそう

 

 

 

It’s  electrical appliance used for heating, cooking, or defrosting food and beverages.

 

みたいなもので伝わらないかもしれない。

では文章じゃなくて違った角度から情報を伝えてみる。

 

 

マシーン!!!ボックス!ドア!!

コールド トゥ ホット!

みたいに伝えている生徒さんがいました。

 

いい。すごく良い。

なぜなら目線が相手だから。

 

相手はお題が物なのか、人物なのかさえわからない。

 

まずは絞ってあげる→機械だ!

 

次に視覚情報→箱みたい!ドアもある!!

 

とどめの→冷たいから暖かい!

 

このキーワード、電子レンジを想像するには充分すぎるほどの選び。

その子が相手を思って自分のできる表現で伝える、相手はそれを感じ汲み取る。

 

これこそコミュニケーション!!!!!

 

 

 

 

 

  自分を知ること            悔しい経験が宿題になる

 

 

このゲームをして、

 

あぁ言えなかった。なんて思う必要は全くないんです。

 

それを言えなかった。ということを知れた。

 

これが一番の収穫。

だからこの経験を沢山する。先ほどのこれを思い出す。

 

これが一番楽しい勉強法だと個人的に僕は思う。

僕も形から入るタイプなのでまず本を買ったり、問題集を買ったりして留学前の準備期間を過ごした。

 

結局何も身に付かなかった。

 

けど現地で言葉の通じない不便な生活から少しづつ脱却できた時にしていた勉強法。

 

 

普段日本語でも使う表現や言葉選びなどはそんなに幅広く使わない。

言語が変わってもそう。まずは自分が使いそうな身の回りの英語をフレーズで沢山学ぶ。

 

フレーズを学んでいくうちに違うフレーズとの共通点がわかるようになったり、違う言い方は?何でこの順番?

 

と学んでいくと自分が「今必要としていること」を学べる。そうなると飲み込みが早い。

 

そして応用がどんどん効いてくる。


使えるようになってくる。


するととっても達成感も生まれるし楽しい

 

英語学習の入り口で文法がどうのこうのの分厚い参考書を買って読んでも全く頭に入っていかないのは

 

「何で今これをやっているのか」「何のために」がしっくりきていないから。

 

なのでメモ書きにして悔しいうちに調べる。

 

現代のインターネットはとっても親切なので色んな解説で見れる。

 

 

ちなみに僕がハイパー重宝したし、今でもしているのがこのReal英会話というアプリ

 

※有料アプリなので宣伝みたいになってるんですけどこれ僕がダウンロードした当時は無料だったんです。。笑

 

 

まさにフレーズで学ぶアプリです。

 

フレーズだけでなく、そのフレーズの前後の会話まで見せてくれてしかもネイティブの人のボイス付き。

 

んでもって解説が超優秀。

そのフレーズのこの言い回しはここを変えるとこういう意味になるよ!!

見たいな応用を詰め込んでくれる。オフラインでも使えるので現地でも使ってました。

 

 

 

  最後に

ここまで見てくださってありがとうございました。

 

改めて伝えたいのは僕は英語力をあげるエキスパートではなく本人も未だに英会話が苦手な人だ。

ということ。

 

僕がしたいのは

英語に対して苦手意識をもっている方のハードルを下げること、


 

そして表現のプロとして

コミュニケーション力を上げて人生を豊かにすることを掲げて教育に携わらせてもらっています。

 

(普段は役者としてお芝居を学び表現をしています。)

 

言語っていうのはただの暗号であって、

使えたら便利に越したことないのは百も承知。


けど目的は相手に『伝えること』

 

どこの国にいようが人のコミュニケーションの根本は好き嫌い。


好かれた方が自分の目的を達成しやすい。


それが人生が豊かにしてくれるよ。

 

また、他言語学習をすることによって日本語でのコミュニケーションも上手になるんだよ

 

っていう考えです。


(留学から帰ってきたら性格が明るくなった!とかよく聞きませんか?)


 

もし、教育現場で生徒さんの意欲上げにお悩みをもっている方の目にもし届いて少しでもお力になれれば嬉しいです。

そしてお手伝いできることがありましたら各種SNSで是非お声がけしてください。

こちらからXやInstagramにも飛べます。

 

 

素敵な時間を一緒に過ごしてくれた日本工学院の生徒の皆さん、先生方。

ありがとうございました!!!!!!


See ya real soon!

 

 

山田将司