「羅刹天真言1時間」。
羅刹というと恐ろしいイメージだけど、
「アーリア人が侵攻する前のインドの精霊ラクシャス」
が元です。
バラモン教からヒンズー教になってゆく過程で、土着神(精霊)が貶められていったようだ。
ラクシャスは、墓場をうろつき屍肉を喰らうという、
いかにも気色悪い悪鬼みたいに言われたりもするけど、
屍肉を喰らうって、土葬された亡骸を土に還す微生物(精霊)だったりしません？
戦勝国は、こうやって自国の信仰を優位な位置に置き、
土着信仰を下劣なモノに替えていった訳。
また、それを学校で「歴史」にしちゃって教え(洗脳し)たりするのが、
変わらない人間の業だよね。
で、この羅刹真言。
私には「不動明王火界呪」より効いた。
格下扱いされている精霊の真言がね。
つくづく偏見は持たない方が良いと思う。
自分が受け入れ難いモノを「悪」と決めつけて生きる事は、
人生に於いて、わざわざ毒を喰らって生きるようなモノだと、
格言めいた事すら思ってしまう。
さ、明日は定休日！