定額給付金は本当にダメか!?
世の中は本当に複雑、かつ密接に関わっているようです。
↑2008年の鉱工業生産指数の移り変わりのグラフ
(何ベースでの比較かが書いてない?たぶん自国通貨ベース。)
出所:http://www.economist.com/finance/displaystory.cf
鉱工業生産指数と言われても馴染みがないかも知れないけど、鉱業と製造業の活動状況を示す指数と考えてもいいらしい。日本の場合、製造業の比率が高いから経済状況の目安になるとか。
記事だけど、
金融危機で比較的、傷が浅いと言われた日本への影響が米国・英国へのそれより大きい、という内容。
ゴールドマンサックスの予想では、2009年の日本のGDP成長率は-3.8%だとか。
これが何を意味するのか。
・欧米の需要減。
・在庫調整。
・日本の外需依存体質。
ぐらいかな?たぶん
思えば、日本はつい最近まで戦後最長の景気拡大とか言われてた。
景気拡大っていうのは、常識的には賃金の上昇・物価の上昇(インフレーション)を伴うと言われているのに、それを経験することなく、景気が悪くなってきているらしい。
GDPが成長した(=好景気)のに、国民がそれほど好景気を実感しなかった理由。
国際競争力の強化を図った企業が、利益を給与ではなく、さらなる成長のための内部留保にまわしたから。
その結果、GDPばかりが膨れて、所得はそんなに上がらない、一見矛盾する状況が生じた。
そして、気がつけば、他の通貨が下落する形での円高に後押しされた安い輸入品価格に押され、物価下落(デフレーション)への階段を着実の上っている。不景気への第一歩です。
そして、景気の下支えの策として、出てきました「定額給付金」
小渕首相のときは「地域振興券」という名前だった。懐かしい。
マネーサプライの増加による内需刺激策ですね。
外需がダメなら内需で回復!という思惑があるのだろう。
ところが、これに国民は猛反対している。
ただでさえ借金まみれの政府にさらに無駄な借金をさせたくないという考えと小渕首相のときの地域振興券があんまり意味がなかった(と思われている)事の二つから、そのように皆考えてるのだろう。
ただ、個人的には、今回の定額給付金はまぁアリじゃないのかなと思う。
超マイノリティな意見なのは承知の上でだ。
給付金により政府の借金は増えるだろうけど、(貯蓄する人が大半かも知れないが)少しぐらい内需刺激は期待できる。そして、なによりの旨味がマネーサプライの増加による円安の進行。
金の出所が日銀で、施主が政府の円売り為替介入のようなもので、市場に円が溢れれば、そりゃあ需給に従い円の価値は下がるだろうから。
円が安くなるとなれば、円買いポジションの解消も見込めて、加速的に円が安くなる状況もありえる。
(ただ、最近の円高は昔の円安時代の円キャリー取引の解消という側面もあるので、そこは兼ね合いだと思われる。要は、現在円買いポジションの方が多ければ円安に傾くし、円売りのポジションの方が多ければ円高になるだろう。)
規模が大きく効いてくるのは言うまでもないですが、輸出依存の国にとっては効果的ではないのか、と思ったり。
(そんなに単純な話ではない気がかなりします。汗)
世の大人たちは、どういった根拠で反対しているのかが知りたい今日この頃です。
↑2008年の鉱工業生産指数の移り変わりのグラフ
(何ベースでの比較かが書いてない?たぶん自国通貨ベース。)
出所:http://www.economist.com/finance/displaystory.cf
鉱工業生産指数と言われても馴染みがないかも知れないけど、鉱業と製造業の活動状況を示す指数と考えてもいいらしい。日本の場合、製造業の比率が高いから経済状況の目安になるとか。
記事だけど、
金融危機で比較的、傷が浅いと言われた日本への影響が米国・英国へのそれより大きい、という内容。
ゴールドマンサックスの予想では、2009年の日本のGDP成長率は-3.8%だとか。
これが何を意味するのか。
・欧米の需要減。
・在庫調整。
・日本の外需依存体質。
ぐらいかな?たぶん
思えば、日本はつい最近まで戦後最長の景気拡大とか言われてた。
景気拡大っていうのは、常識的には賃金の上昇・物価の上昇(インフレーション)を伴うと言われているのに、それを経験することなく、景気が悪くなってきているらしい。
GDPが成長した(=好景気)のに、国民がそれほど好景気を実感しなかった理由。
国際競争力の強化を図った企業が、利益を給与ではなく、さらなる成長のための内部留保にまわしたから。
その結果、GDPばかりが膨れて、所得はそんなに上がらない、一見矛盾する状況が生じた。
そして、気がつけば、他の通貨が下落する形での円高に後押しされた安い輸入品価格に押され、物価下落(デフレーション)への階段を着実の上っている。不景気への第一歩です。
そして、景気の下支えの策として、出てきました「定額給付金」
小渕首相のときは「地域振興券」という名前だった。懐かしい。
マネーサプライの増加による内需刺激策ですね。
外需がダメなら内需で回復!という思惑があるのだろう。
ところが、これに国民は猛反対している。
ただでさえ借金まみれの政府にさらに無駄な借金をさせたくないという考えと小渕首相のときの地域振興券があんまり意味がなかった(と思われている)事の二つから、そのように皆考えてるのだろう。
ただ、個人的には、今回の定額給付金はまぁアリじゃないのかなと思う。
超マイノリティな意見なのは承知の上でだ。
給付金により政府の借金は増えるだろうけど、(貯蓄する人が大半かも知れないが)少しぐらい内需刺激は期待できる。そして、なによりの旨味がマネーサプライの増加による円安の進行。
金の出所が日銀で、施主が政府の円売り為替介入のようなもので、市場に円が溢れれば、そりゃあ需給に従い円の価値は下がるだろうから。
円が安くなるとなれば、円買いポジションの解消も見込めて、加速的に円が安くなる状況もありえる。
(ただ、最近の円高は昔の円安時代の円キャリー取引の解消という側面もあるので、そこは兼ね合いだと思われる。要は、現在円買いポジションの方が多ければ円安に傾くし、円売りのポジションの方が多ければ円高になるだろう。)
規模が大きく効いてくるのは言うまでもないですが、輸出依存の国にとっては効果的ではないのか、と思ったり。
(そんなに単純な話ではない気がかなりします。汗)
世の大人たちは、どういった根拠で反対しているのかが知りたい今日この頃です。