それでもアフリカには金がこない | 遊び心をもて!そして、エンジンをかけろ

それでもアフリカには金がこない


アフリカ

やはり日本の方が金融危機という点ではアメリカより先進国だったようだ。笑

リーマン・ブラザーズつぶれてしまいましたね。

メリルリンチも吸収されてしまったし、「証券会社ってあっという間に経営が傾く=投資で儲け続けるのは難しい」ってことですかね。

ここにきて、今まで機会をうかがっていた(何もしていなかった?)日の丸商業銀行・証券会社のプレゼンスが高まっているという噂。

リーマン・ブラザーズは超高レバレッジ経営で有名でしたが、なんでも野村はサブプライム問題が発覚する前に保有債権を処分してレバレッジを落としていたらしい。だから、比較的に損失が少なく済んだので、今回のリーマンの欧州・中東・アジア部門の買収が可能になったとのこと。

野村の運用が鮮やかなことは置いといて、アメリカではついにトリプル安(ドル安・債権安・株安)が来たそうだ。

タイムラグはあったが、予想的中と言っておこう。前にも書いたし。

こういうエマージェンシーに関するお偉いさんの話やメディアの発信する情報はほんまにアテにならない。大丈夫、まだいける!って言っておいて、「はい、潰れました!」だからね。

しかし、ちょっとヤバイときに「やばいかも」って発信力のある人・組織が言ってしまったら即死なので、仕方ない気はするなぁ。昔、日本でも銀行が少し危ないときに政府の人(誰だったか忘れました)が失言してしまって預金を引き出しに来る人達が殺到して大変なことになった、という話もあるし。(じりじり潰れても大変なことになる。笑)

要は自分で考えましょうという事をこのケースは教えてくれた訳だ。


話は戻って、

株や債権から逃避したマネーは、需給調整のため下落していた原油に再び向かって、原油急反発!

ちなみに、原油先物はドル建てなのです。指標がWTI(テキサス産の硫黄分が少ない良質の原油価格)だしね。

株や債権から投資資金が逃げても、大半が原油に向かっていればドル離れは起きない。

しかし、原油が上がれば、エネルギーをたくさん必要としている新興国の成長が鈍る。

成長が鈍れば、そんなに原油(エネルギー)がいらなくなるから需要と供給の関係で原油価格が下がる。

つまり、原油価格(≒エネルギー価格)と世界経済の成長(≒新興国の成長)はジレンマの関係にある

原油(ドル)相場の平衡点から溢れ出した投資資金はどこにいくのだろうか。

それが世界の国々への再分配に繋がれば結構なことだと思うんだけどね。

個人的には、太陽光発電システムのような、完成すれば社会的に価値があって儲かるような未来志向プロジェクトにお金が集まりそうな気がする。食料問題に貢献するような植物の開発・改良、iPS細胞からの臓器作成、レトロウイルスを使った癌治療などなど。