台湾に行ってきた | 遊び心をもて!そして、エンジンをかけろ

台湾に行ってきた

文字通りですが、24~26日に台北に遊びに行ってきました。

トラブルが多いともっぱらの噂のチャイナエアラインで。。。

台湾マップ

※台北とは台湾の一番開発が進んでいる街です。


「台湾基本データ」

人口 : 2200万人ほど

言語 : 中国語

文字 : 漢字の繁体字

通貨 : ニュータイワンドル(NT$)

民族 : ほぼ漢民族(98%)

台湾は正式に国家とは認められておらず、微妙な関係を今も保っている。

国民の大多数は「独立宣言はしないが、中国に吸収されることもない」という状態を望んでいるようだ。

この話は総統府(後で説明)のガイドのおじさんに聞きました。


それでは、まず台湾の街並みから紹介していきます。

台湾通り

・一枚目は大きな通り。

真ん中に写ってる黄色の車はタクシーです。台湾のタクシーは全て黄色。

タクシーには何回かお世話になりましたが、料金は安いですね。日本と比較して

ドライバーも良心的だったように感じます。

台湾市街地

・二枚目は狭い通り。

見にくいかもしれませんが、左の方にセブンイレブンの看板が見えます。

台湾には、コンビニが存在していて、いたるところでセブイレとファミリーマートを見ました。


セブイレは日本と全く同じような内装と中身です。

ただ一つ大きな違いだと感じたのは、日本では中でおでんが売られていますが、

台湾のセブイレでは、おかしな黒ゆで卵がうずたかく茹でられていることです。

真っ黒な茹で汁のせいで、シナモンのような甘ったるい臭いが店中に充満していました。

南京街でもこんな臭いがするけど、あまり好きになれない臭いだなぁ。

と思っていたら、帰るころには順応してしまったようで、全く異臭だと感じなくなった。笑


ちなみに、ファミマは日本ではFamily Martですが、台湾では「全家」という表記でした。

なんか理解できますよね?表意文字である漢字文化の恩恵です。


法務省

・三枚目は法務省の建物。

立派な建物でした。



さて、今回の目的は観光ということなので、

日本人がよく行くような観光地を2,3見てまいりました。

まず、総統府。

総統府ウィキ


総統府

総統府は日本で言うところの総理官邸のようなものであり、重要な施設なので警備がものものしかった。

総統府2

↑銃を所持しています@総統府入り口

総統府に入る際は、パスポートといった身分証明できるものが必要です。

荷物を入り口で預けた後に、日本語を話せるガイドのおじさんが内部を案内してくれました。

(荷物を入り口で預ける必要があったので、総統府内部の写真はありません)


いろいろと話を聞いていると、台湾を民主化した李登輝は人々からすごく尊敬されているのだと感じた。

李登輝像

↑台北車帖(駅名)の前にあった李登輝像

京都大学に留学していた事もある李登輝については、詳しくはウィキを参照してください。

参考URL : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E7%99%BB%E8%BC%9D

この総統府は大日本帝国時代の日本が作ったものらしくて、

建物を上から見ると、建物が漢字の「日」の文字になっているなど、日本統治時代のなごりを感じる。


そして、次に故宮博物館。

故宮

この故宮博物館は世界四大博物館のひとつらしい。

故宮3

↑外部にあったレプリカ。

内部は写真撮影禁止だったので、中の写真はとっていないが、上のレプリカのような珍品たちが展示してあった。

中でも、ヒスイで出来た白菜がすごく高名な品らしい。

他にも書道や宝石類など様々な物が展示してあったが、説明がほぼ中国語と英語のみだったので、

英語を大量に読み続ける気力がなかった僕にとっては、少々面白みがなかったように思う。


というのも、博物館の面白みというものは、そのもの自身を見る事というよりも、

そのものに関する当時の背景・出来事・いわくなどを知ることにある、と思われるからである。

少しお金を出せば、日本語の機械音声ガイドのレンタルが出来るので、レンタルすることを勧めたい。


最後に、士林夜市。

夜市とは、簡単に言うと屋台市場って感じです。

士林の夜市以外にも、台北には多くの夜市が存在しています。

士林夜市

まず、なぜ夜市なるものが成立するのか、について。

日本と台湾の違いとして、外食文化の違いがある。

どうやら台湾人は、家で自炊することが少ないみたいで、外で食べることが多いようだ。

こういう生活形態のもとで外食産業が発展しており、安価でそれなりに美味しい食事を楽しめる。

屋台では、200元もあれば十分に腹一杯になる。

※1000円=260NT$(元)ほどです(2/25日時点)

ここで、元という単位を使いました。

上で台湾の通貨はニュータイワンドルだって言ってたのに、元ってなんやねん。という疑問はもっともですが、

実際には通貨単位は、NT$と表記されていたり、元だったり、マチマチで統一されていなかった。

ただ、駅や銀行といったわりと公的な場所では、NT$表示だったように記憶しています。


それで、屋台でどんなものが食べられるのかというと、

ビーフン、フランクフルト、お好み焼き的なものなど多種多様ですが、

極めつけは臭豆腐!

屋台

不一様の臭豆腐、という謎な店名の臭豆腐専門店で、臭豆腐を頂きました。

臭豆腐とは、そのまんまですが、発酵させてある臭い豆腐です。

ちなみに、台湾で日本語の「の」はよく使われているみたい。

臭豆腐

↑臭豆腐

いや、ほんまに臭いんです!鼻腔のシナプスが異常をかなーり感じ取っていました。

アンモニア臭のような アミン系の臭さです。とどのつまりは、便所のような臭いってことです。

でも、臭さを我慢しつつ食べてみると以外に美味しい!

普通の豆腐と比較すると、旨みが段違い!!

なぜ発酵させると、旨みが増すのだろうか。

“臭い”ということはアミン系物質がその物体から放出されているということであり、

その物体内のN原子数は確実に減っているのにも関わらず、なぜアミノ酸(旨み)が増えるのか。

と考えつつ、完食。笑


店内はひどく臭いのに、客は女子校生が多かった。

たしかにヘルシーかも知れんが、めっちゃ臭いのにね。これぞ文化の違いっていう印象でした。


士林夜市の帰りに、マッサージ店でフットマッサージをしてもらった。

45分で、600NT$だったかな。料金は日本より安い、そしてベトナムより高い。

おそらく人件費が日本より安いのだろう。タクシーが安かったこととも矛盾しない。


肝心のマッサージはというと、それなりに痛かった。

台湾式マッサージは力が強めみたいですね。

すっきりした足と共に、MRTで帰路につきました。

MRT

↑MRT。いわゆる電車です。


ここまでが観光した場所の話です。

最後に、肌身で感じたカルチャーの話をしようと思う。

わたみ

↑ワタミがありました。なぜかメニューは全て日本語のまま。


台湾に行って本当にびっくりしたのが、親日度の高さです。

親日であることは知っていたけど、自分の想像以上でした。

今回の旅行では、日本人に対して好意的 or フラットな人にしか出会わなかったと思う。

あと、街を歩いていると、よく「日式」「日本」「沖縄」といったキーワードを見かけた。

それらのキーワードは、先進的・かっこいい・高付加価値のような、いずれも良い意味で使われている。

つまり、日本という存在がブランド化していた。


台湾と同じく日本に植民地にされた韓国は、日本に対してなにかと攻撃的なのに、

台湾は、なぜそこまで日本に対して好意的なんでしょうか。

でも、それを言い出せば、日本は原爆まで落とされたのに親米です。。。

おかしくないですか??

シェイク

↑なぜか店員が大盛りにしてくれたシェイク。


おかしくないんです!それが国民性なんです。


国家により異なる国民性があるということを実感した旅行となりました。