吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」のスタッフブログ

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パスタイムのスタッフが週替わりで日々の作業や、趣味などを綴っていきます。


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皆さんこんにちは!

真下(マシモ)です!
 
段々涼しくなってきて過ごしやすくなってきましたねー。
秋は1年で1番好きかもしれません。食欲の秋だし、春と違って花粉も無いし。
 
 
 
さて、お待たせしました!
時計師の工具紹介シリーズ 第2弾!です。
まあ、待ってくれてなくてもやります(笑)
 
今回は2つほど紹介しますね。
まずはドライバーです。
 
 
なんといっても、時計を分解するためにはこれが無いと始まらないです。
時計師の必需品ですね。
 
ネジの頭のサイズによって最適なサイズのドライバーを選択することと、先端部分をネジ溝に合わせて常に砥いでおくことが、ネジ溝のバリを防いだり滑らせて時計のパーツを傷付けるリスクを減らします。
ちょっとしたネジの傷程度ならまだ仕上げ直すことも出来ますが、万一ネジ溝から飛び出したドライバーが受け板や歯車、ヒゲゼンマイなどに突っ込んだりしたら、さあ大変!
もしうちでそれをやったらどうなるか、、、生命の危険すら感じるので、毎日せっせとドライバーを仕上げます。
 
ちなみに、上の木箱に入ってるドライバーはHOROTECというスイスの時計工具会社のものです。
値段としては結構お高めです。安いドライバーとの違いは素材と作りですかね。
あ、確か色がついてるヘッドの部分にベアリングが入っているそうです。
 
 
続いて、オイルカップオイラーです。
 
 
上の半円の物がオイルカップで、4種類の油をそれぞれ必要な量だけ入れておけるようになっています。
それぞれの蓋を開けるとそこにはメノウの石で出来た油溜まりが入っていて、その凹の大きさ・深さは少しずつ違っています。
これは、それぞれの油の使用頻度、使用量が異なるため。
 
ちなみにこのオイルカップは油溜まりがメノウで出来ている高級品で、、値段が高いのが玉にキズ。
でもこれがガラスやプラスティックの廉価版だとオイラーの先端が油溜まりの表面に触れる度に傷がつき、ガリガリと引っ掛かるようになって使い物にならないとのこと(←先輩談です)
 
油に関しては、それぞれ粘性が違うため場所によって必要となる油を使い分けていきます。
昔は牛や鯨の動物油が多かったらしいですが、今は鉱物性の合成油が一般的です。
 
先述しましたが、油をさす時に使うのが写真下側にあるオイラーです。
これも先端のサイズが何種類かあるので、油をさす場所や量によって使い分けていきます。
今使っているのオイラーの取っ手はプラスティック。
アルミ製や木のものもあってそそられますが、、、オイラーは先端が簡単にポキポキ折れて消耗が激しい道具なので、あまり拘っても仕方ないかもしれません。
 
学校で始めて油をさした時は、キズミで拡大しないと解らない程小さいところにさすので、手が震えてしょうがなかった憶えがあります(笑)
いまだに多少は震えますが、さす一瞬だけは止められるので、少しは成長したのでしょうか。
 
皆さんの興味があれば、そして他にネタがなければ(笑)、、また工具のことについて書きます。
それでは、失礼します。
 
P.S
先々週、HPにて「手巻き時計の正しい巻き方」について説明と動画をUPしましたので、良ろしかったらこちらもチェックしてみて下さい。
 
 

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