青山真治監督が
Boidマガジンで月一で更新していた
weblog
「宝ヶ池の沈まぬ亀」
その内容を纏めた書籍の
第2弾が本日12月25日より発売です。
宝ヶ池の沈まぬ亀Ⅱ
ある映画作家の日記
2020-2022
-または、いかにして私は酒をやめ、
まっとうな余生を貫きつつあるか
一冊目の時は書籍化の為に
青山さん自身が過失修正を加えていたんですが
Ⅱの方は過失修正なしの剝き出しのままで。
2020年~2022年2月までと
web上にはアップされることがなかった
本当に最後の最後
自身でパソコンを触れる
限界直前まで書いた回が
パソコンのハードディスクから見つかって
それも収録されています。
僕はご病気で倒れ闘病に入るまで
伊豆の別荘に同行する事が多々ありまして
いつも伊豆についたら
映画を観ながら酒を呑んで
近くの温泉にいってご飯を食べては
また映画や音楽に浸る
僕のブログで書いてる所謂合宿のような
日々を過ごす日々の中で
夜中~朝
決まって前日からそのそれまでの一日の
出来事や想いを
カタカタと音を鳴らしながら
書き留めていて
僕がタイプを打つ音で目が覚めて起きたら
そしたら作業を止めて
「じゃぁ何観ようか?」
って光景を今でも昨日のことのように
憶えていまして。
少し早くに書籍を頂いたのだけど
コロナ禍が深刻になり
僕自身も身内の事で大阪に滞在が多くなり
青山さんと会えなかった時の事
それからなんとも青山さんらしいと言いますか
自身に起こる様々な事象を
青山さん本当に最後の限界まで
自分の手で打ち込んでて
闘病の辛い中
青山さん
こんな気持ちで過ごしていたんやなってのが
もうねぇ
なんか言葉になりませんし
読みながら涙が止まりませんでした。
日本が世界に誇る
映画監督である
青山真治の頭と心の中を
是非皆さんにも読んで触れて頂きたい。
長くなりましたが
まだ読んでなければ
前作も一緒にどうぞ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221224/18/masarumatsumoto/98/64/j/o0663102415220434705.jpg?caw=800)
宝ヶ池のイズまぬ亀
ある映画作家の日記
2016-2020
青山さんと訪れた
河津桜