宝ヶ池の沈まぬ亀
ある映画作家の日記
2016-2020
青山真治
青山真治監督が
boidマガジンにて
２０１６年～月一更新で
現在も更新している
「宝ヶ池の沈まぬ亀」
本日手元に届き
ざっと読んでブログにアップし
それからゆっくり読もうと思っていたが
しっかり読みふけってしまい
いつの間にやらこの時間。
毎月更新されていたブログが
加筆修正され
２０１６年４月～
２０２０年８月の
断酒するある出来事までの
濃厚濃密な一冊。
途中僕や龍ちゃん（テイ龍進）も登場します。
青山さんの作品
「空に住む」や「金魚姫」
伊豆での映画１００本ノックの事から
たむらさん、松本さんの事も
読みながら思い出してしんみり。
文中出てくる僕のブログ参照記事も
本を読んで気になったら是非。
因みに青山さんが大笑いしてくれた
僕のブログのタイトルは
「イノシシがやってくるヤァヤァヤァ」
「カトタケがロベカルじゃいうてこん外道が・・・」
コロナ旋風が巻き起こり
それまでの日常が音を立てて崩れていき
もう３年目に突入しましたが
一日も早く終息しこのトンネルを抜けた先に
また前に見てた景色を楽しめる日が
やってくるのを西の空より願いつつ
青山さんがこれからもずっと
宝ヶ池の沈まぬ亀を更新し
２冊目が出るのを心より待ちたいなと。
ほんま青山さん病より復活して
嬉しかった。
本の最後の謝辞で感涙。
是非ともここをご覧の皆さんにも
読んでいただきたい。
商品詳細
映画を観る、映画を作る、音楽を聴く、音楽を作る、本を読む、文を書く
食べる、酒を飲む、旅をする、病に冒される、つまり生きる
『Helpless』『ユリイカ』『共喰い』『空に住む』などで知られる映画監督青山真治がコロナの時代を前に記した日付のない日記
翌朝も雨は降り続き、そんななかただ「ショットとは何か」で語られるグリフィスのことばかり脳裏に漂う。しかもあの『スージーの真心』の、男が村を出て行く別れの際に微笑みながら見送るリリアン・ギッシュが背を向けて庭の奥に歩いて行き少し離れた倒木の傍でバタリと泣き崩れる、いやもしくは気を失ったのかもしれないが、あのフィックスの１ショットについてばかりだ。あれを映画史上最も哀しくも美しいショットとして決して忘れることはないが、ここから何かを見つけなければならないと毎度考える。（本文より）
2016年4月から2020年8月まで、WEBマガジン「boidマガジン」に連載された日記を、加筆修正。日記は現在もboidマガジンにて永遠の「続く」を目指して続行中。
boidマガジン
https://magazine.boid-s.com/
■青山真治
1964年7月13日、福岡県北九州市門司に生まれる。立教大学文学部卒。
1996年『Helpless』で映画監督デビュー。2000年『ＥＵＲＥＫＡ』がカンヌ映画祭で二つの賞を受賞。同作の小説版が三島由紀夫賞を受賞。11年『東京公園』でロカルノ映画祭金豹賞。その他の代表作に『月の砂漠』『エリエリレマサバクタニ』『サッドヴァケイション』『共喰い』など。2015年度まで四年間、多摩美術大学映像演劇学科教授。同学の卒業生、甫木元空監督『はるねこ』をプロデュース。制作会社「MINER LEAGUE」設立。2016年京都造形芸術大学（現・京都芸術大学）映画学科の学科長を一年のみ務める。最新作は『空に住む』（2020年）。
＜boid予約特典＞
本書を2022年3月末までにご購入いただいた方は、『FUGAKU』シリーズ3作を無料でご視聴いただけます（視聴開始期限：2022年4月末日まで／視聴開始から１ヶ月間有効）。ご視聴の際はboidからのメールおよび領収書に記載の視聴リンクとコードをご使用ください。エラーなどで視聴ができない場合は、order@boid-s.comまでメールにてお問い合わせください。
＊発送は2月9日以降順次を予定しています。『FUGAKU』視聴リンクは発送の通知メールなどにてお知らせいたします。
青山真治の中編作品集『FUGAKU』
Ghost Streamにて2月10日（木）より配信開始！
青山監督が多摩美術大学映像演劇科の教授在任中（2012〜2015年）に同科の学生や教員らとともに制作した、過去数回しか上映されていない貴重な中編映画シリーズ。『FUGAKU 1／犬小屋のゾンビ』『FUGAKU 2／かもめ The Shots』『FuGAK 3／さらば愛しのeien』の全３作を配信（3作品セット価格：1,200円）。
https://ghoststreamweb.com/
仕様: 四六判変形 512ページ
ISBN: 978-4-9912391-0-6
発行: boid
著者: 青山真治