らくごの葬儀が無事に終わり

東京に戻りました。
 
同期もそうやけど先輩たちも
後輩たちも
亡くなってからお通夜~葬式の間
ほんまいっぱい集まりました。
 
もう出会ってから30年近く経ってるのに
ラグビー部の絆がいつまでも
深く強いのは恩師近田直人先生が
真っ向からやんちゃな僕らと
ぶつかって受け止めてくれて
一緒に汗流してくれたからやと
改めて世代関係なく付き合っていける
関係を作ってくれたんやなと。
 
それから僕らの誰もが知らなかった
らくごの呑み屋の世界での姿。
酒が好きなラクゴは
呑み屋仲間からはキャサリンと呼ばれ
愛されてました。
ラグビーのOBの方たちも
らくごの事をキャサリンと呼んで
僕らとは別で呑みで交流を深めてたのも
知らんかった(笑)
 
22時を過ぎてから朝の六時まで
呑み屋仲間の方たちが
キャサリンにお別れを言いに訪れてましたが
皆の泣いてる姿を見て
どれだけ慕われてたのか初めて知りました。
 
祭壇の献花も気が付けば
らくご組よりキャサリン組が多くなってて
働いてた会社のその前の会社からも。
 
義理人情
仕事と酒と博打に生き
みんなから愛されたラクゴ。
 
笑って見送ると決めていたのに
喪主の落語の妹の
挨拶で涙が止まらんかった。
 
そやな俺らも知らんかった
お兄ちゃんの人徳。
僕らの前では最後まで
先輩からも同期からも後輩からも
弄られる愛されキャラで
けどキャサリン面は皆が
慕ってた。
 
映画になりそうなキャラやな。
 
前川嘉之
ラグビー仲間からは
らくごとして愛され
呑み仲間から
キャサリンとして慕われた
 
戒名は
「釋嘉法」
 
なんで「法」という字を当てたのか
お坊さん教えてくれへんかったけど
偶然なら吃驚するぐらい
らくごを表す文字をつけてくれたなと。
 
自ら課したルールに
真っ直ぐ地道にコツコツと。
例えそれが自分にとって不利な事柄でも
臆せず逃げずその法を守るために
立ち向かったらくご。
 
最後式場から棺を出すときに
ラグビー部が揃ってたから
近田先生が
「あの時らくご胴上げしたの思いだすなぁ」と
らくご
最後にまた皆に胴上げしてもうて良かったな。
 
今はゆっくり寝たらええで。
 
 
 
僕らが3年の時の夏の合宿の写真。
 
 
東京に戻ったら
まだ家の前の桜が残ってくれてました。